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県民の友WEB

まちづくり特集 新しいふるさとは私たちがつくる
「大好きなこの地域をもっと良くしたい」「私たちのまちの魅力を人に伝えたい」そんな熱い思いが原動力となって、楽しみながらまちづくりをしているグループがあります。こうした皆さんの活動を紹介します。住んでいるまちが好きだから
特集1 平成の大合併により、30市町村勢揃い 特集2 住んでいるまちが好きだから 特集3 和歌山の魅力が満載

映像で地元の良さを全国に発信
南紀田辺世界遺産フィルムコミッション 田辺市
映画などのロケーション(映画の野外撮影)誘致を通してまちづくりをしようと田辺市周辺の若者が集まって、フィルムコミッション(ロケの支援)を立ち上げました。昨年9月に地元出身の映画監督が青春映画「ストロベリーフィールズ」を撮影することになり、メンバーが住民に呼びかけ、エキストラとして約100人が参加しました。
「参加者への連絡調整や道具の調達など目に見えないさまざまな苦労があり、たいへんですが、やりがいや達成感もあります。映像で見ると、いつもの見慣れた場所が美しく感じられます。そして、ふるさとの良さをアピールすることも大切ですが、合併で広くなった田辺市に一体感を持てるようになればと考えています」と話してくれました。現在も、県と田辺市が製作支援する劇場用映画「幸福のスイッチ」の撮影を行っています。
また、県全体の経済効果や観光客の誘致などを目的として先月、県フィルムコミッションが設立されました。


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みんなが集える現代版井戸端会議
くちくまの まちのほっとステーション 上富田町
JR朝来駅構内に、世代を越えて憩える場があります。ここには町や学校などの協力によって設置された※総合型地域スポーツクラブの事務局があります。常駐するクラブのスタッフが声をかけることで、小さな駅が明るくなり、クラブ利用者だけでなく、さまざまな人が駅の待合いや交流の場として利用しています。
※多種目、多世代、多志向に対応できるこれからのスポーツクラブ


体験型観光でまちおこし
大好き日置川の会 白浜町
日置川地域では、1999年の南紀熊野体験博を機にはじまった、カヌーや釣り、藍染めや陶芸、農業、漁業、備長炭炭焼き体験などたくさんの体験メニューを地域に根付かせ、新しい産業に育てようと、町と民間団体が一体となってこの会が発足しました。定着した体験メニューをさらに磨きあげ、地域の活性化につながればと、都市との交流も積極的に進めています。
「若者が、いつでも帰ってこられるようなふるさとに。また、残された文化や自然を守りながら新しいことも取り入れていきたいです」と話してくれました。

この日は、散策に訪れた人のためにと手作りの案内板を3カ所に設置しました。集まった人たちは、それぞれ得意の作業を活かし手際よく取り付けました。

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遍路道と88札所を復興し、次世代に残す
百合山の自然と遺跡を生かす会 紀の川市
江戸時代、四国や伊勢への巡礼にかわって手軽に参拝のできる霊場が各地に作られました。その一つの百合山は明治時代にさびれましたが、昭和62年に地元の有志がこの会を発足させ、約3.5kmの遍路道や札所などを復興しました。植樹や道標設置等の沿道整備や清掃を行うとともに、今では多くの人に地元の歴史を親しんでもらおうと、自然観察会やウォークラリーを行っています。「会員は1,000人を越え、万灯会や花まつりなど世代間交流も進み、来年は20周年なので、記念になるものを残そうと計画中です」と話してくれました。


熊野古道沿いの休耕田に
四季の花を咲かせよう
古道の里に花と愛 田辺市
中辺路町近野地区で、過疎化や高齢化によってできた休耕田を活用し、昨年8月からスイレンを咲かせる地域おこしに取り組んでいます。
「国道311号を走る途中で、美しい田園風景が広がり、立ち寄ってもらえるようにしていきたいです。同級生を中心としたメンバーからは花の店や屋外喫茶店など楽しいアイデアがどんどん生まれています。でもあせらずあわてず私たちなりに、ぼちぼち、にこにこと、スマイルを絶やさずにやっていきます」と話してくれました。

「花の見頃は7、8月で、他にもレンゲや菜の花も咲かせる予定です。四季折々の花が咲き乱れるよう続けていきます。また、これまでに見たことがないトンボや水鳥も来るようになりました」


よろこびの輪
〜生ゴミのたい肥化から循環型社会へ〜
田原婦人会 串本町
この活動は、新しい焼却施設の建設を機に、町内の女性が集まって生ゴミたい肥と循環型社会について勉強したことから始まりました。
週2回専用の容器を置いておくと、みんなが喜んでそこに生ゴミを入れてくれます。それをたい肥作りの小屋へ運び、生ゴミと作ったたい肥、もみ殻、おがくずを混ぜ、毎日かき回すことにより、やがてたい肥へと変わります。
たい肥で野菜を作り、消費することは循環型社会そのものです。これを広げるため、住民と行政が一体となり、笑顔あふれる住み心地の良い地域づくりに取り組んでいます。
「生活すればゴミはでます。しかし、分別し手を加えればふわふわのたい肥になります。みんなが実感できる地球にやさしい生き方、暮らし方を串本から全国へと広げていきたい」と熱く語ってくれました。
今日も一粒「よろこびの輪の種」をまいています。
『笑う門には福来たる』笑いの祭で千客万来
丹生神社と地元住民 日高川町
笑いの宮「丹生神社」で、毎年秋に「笑い祭」(県無形文化財)を行っていますが、今年は特に1月に19日間、祭を行いました。地域の宝である笑いの祭をもっと多くの人に知ってもらうため、また日高川町が近畿のオアシスになればという思いから、日高川町観光協会のサポートで3年前から、準備しPRしてきました。
この笑い祭を通して日高川町を広く知ってもらうことと、今回、「今年の恵方が南南東」で京阪神方面から参拝してもらえるいい機会であることが相まって2万人にものぼる観光客が訪れ、地元に活気があふれました。
また町内では、道成寺をはじめ地域の魅力を新たな手法で次々と発信しています。


温故知新。忘れ去られたものが今よみがえる
橋本市まちの歴史資料保存会 橋本市
江戸時代から、紀の川水運など交通の要路として栄えた橋本地方では、昔の貴重な建築物が今もまだ残っています。
しかし、市街地再開発により、古い民家などから貴重な歴史資料や道具類が捨てられるようになり、それを防ぎ残していこうと、歴史資料に関心を持つ有志がこの会を結成しました。住民に呼びかけ、集めたものを整理し、会員が以前使用していた商家を利用して「橋本まちかど博物館」として展示できるようになりました。
「他県からの来館ももちろんうれしいですが、地元の人にも見てもらい、橋本のまちに誇りを持ってほしいです」

「昔の人の暮らしぶりや知恵の深さには驚きます。また、色鮮やかなままの引き札(昔の店の広告)などは心を和ませてくれます」



じゃんじゃん横丁
学生チャレンジショップ 小々路
(こころ)
和歌山大学の学生有志 和歌山市
地元の皆さんの取り組みにより、昔は盛り場であった場所が、今はレトロな建物をうまく利用し、おしゃれな店が建ち並ぶ、若者が集まるまち“じゃんじゃん横丁”として生まれ変わりました。ライブや祭りなど参加型のイベントも行われています。
ここに、昨年10月、和歌山大学の学生が店舗経営し、まちの活性化を行う学生チャレンジショップがオープンしました。
店内には、障害のある人が作ったグラスアートや陶器、ポストカードなど手作りの小物が並んでいて、今後は、県内の特産品なども置く予定です。「今また2階も改装し、この場所で不登校に悩む子どもたちや障害のある方が自由に集え、地域の憩いの場にできたらと考えています」とスタッフ。

色鮮やかな再織の鞄や敷物など


昔ながらのまちなみ保存
辻行燈&せいろミュージアム
湯浅町熊野古道研究会 湯浅町
熊野古道の宿場町として栄えた湯浅で、浜風が運ぶ醤油の香りがする中、研究会の皆さんは、古い民家の連子格子に、先人が詠んだ歌をつづった行燈(昔の明かり)やせいろ(昔の蒸し器)、小道具を飾ったもろぶた(菓子やもちを並べた木箱)を取り付けています。
「湯浅を訪れる人に、より一層趣を感じてもらえれば」という思いから昔の人が使っていた味わいのある小道具で心を和ませています。
また、この歴史的なまちなみを保存するため、湯浅町では、県内で初めての伝統的建造物群保存地区保存条例を制定し、町ぐるみで推進しています。

「このせいろはこの辺りにつけるしかええなぁ」せいろの取り付け作業中に、ちょうど大阪からの来訪者が通りかかり、研究会の皆さんの道具やまちの説明を熱心に聞き入っていました。


里山の再生からむらおこし
NPO法人
自然の回復を試みる会・ビオトープ孟子 海南市
孟子不動谷周辺を自然豊かな里山に再生することを目的に約10年前から活動しています。高齢化が進み増加する休耕田を借り上げ、隣接して池を造成、自然環境の整備に取り組みました。
「子どもたちが自然に触れあうことで、心を落ち着かせ、自然と命を大切にしてくれることを願うとともに、さまざまな世代の方に、自然を通して楽しんでもらうためにいろんな事を企画しています」例えば、無農薬稲作やそば畑の耕作、ホタルや四季の草花観賞、トンボ・野鳥の観察などがあり、大人も、にわかにタイムスリップして懐かしさを味わうことでき、多くの方が訪れてくれるようになりました。
「今後は、団塊の世代にもこの活動に加わってもらい、自然の大切さを広めることを通して生涯現役で活躍してほしいです」


この日は、田んぼやあぜ道に生えている七草を学習しながら摘みました。七草がゆや小豆がゆを炊くのですが、昔は「かゆ占い」で、その年の作柄を占いました。こうした歴史や文化についても学習します。


まちづくり団体の交流・連携をサポート
 みんなでつくる情報板
わかやまイベントボード
http://wakayama.shiminjuku.jp/eventboard
 県内で活動している種々の団体やグループ、個人、公共などが主催するイベントをインターネットで自ら入力し、PRできる、みんなで作るサイトです。このサイトはどなたでも登録でき、無料です。
NPO法人 わかやまインターネット市民塾(和歌山市)
電話・ファックス 073-428-2688
他にも
NPO法人 わかやまNPOセンター(和歌山市)
 電話・ファックス 073-424-2223 
NPO法人 市民活動フォーラム田辺 (田辺市)
 電話・ファックス 0739-26-9833
NPO法人 ネットワーキング紀北 (橋本市)
 電話 0736-20-2273 ファックス 03-6203-8142
地域づくりネットワーク和歌山県協議会(県庁地域振興課内)
 電話 073-441-2426 ファックス 073-441-2377
紀州もてなし街道(県庁道路政策課内)〜シーニック・バイウェイ〜
 電話 073-441-3096 ファックス 073-441-3107

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