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紀北地方

母なる紀の川がゆったりと流れ、古来よりこの川から計り知れない恵みを受けてきた和歌山県・紀北地方。山地の多い本県にあって平野の約半分を占め、穀倉地帯が広がり、人口の大部分もこの地域に集まっています。
紀の川河口に開けた県都・和歌山市は紀州五十五万五千石の城下町として栄えたところ。今も和歌山県の政治、経済、文化の中心地として発展を続けています。また、日本を代表する宗教地・高野山を初めその周辺には、古くから高野文化の華が咲き、数多くの文化遺産を現在に伝えています。
一方、大阪に近い橋本市や岩出市などはベッドタウンとして人口も急増中。さらに、平成6年に、わが国初の24時間空港「関西国際空港」が至近距離に開港して、紀北地方は世界に開かれた地域として発展しています。

 

紀中地方

山間部を激しく蛇行しながら紀伊水道に流れ込む2つの川、有田川、日高川。両流域にひろがる紀中地方は、温暖多雨の恵まれた立地条件を生かし、紀州みかん、梅の栽培が盛んに行われ、特に有田市は全国にその名を馳せる有田みかんの里として、また、みなべ町は梅の収穫高日本一を誇っています。
海岸部は典型的なリアス式海岸で風光に優れ、好釣場や海水浴場としてスポーツ、レジャーの宝庫になっていますが、かつては岩礁が多く耕地の少ないこの地から遠く海外に活路を求め、住民の半数以上が移民したというアメリカ村の歴史ももっています。

 

紀南地方

ふりそそぐ太陽、黒潮おどる海岸線……。1年を通じて温暖な和歌山県の中でも、紀南地方は特に南国の香り高い地域です。
また、この辺りには広大な森林地帯がひろがり、「木の国」和歌山の中心地帯にもなっています。
田辺市、新宮市というふたつの城下町が、政治、経済、文化の中核的役割を果たしていますが、隣接にはそれぞれ白浜、勝浦といった日本を代表する温泉郷があり、リゾート地として年中にぎわいをみせています。見どころとしては日本一の那智の滝や瀞峡、橋杭岩などがあり、大自然がつくりあげた芸術品は枚挙にいとまがないほどです。
最近は、かつて「蟻の熊野詣」といわれたほどのにぎわいを見せた歴史の道、熊の古道がブームを呼び、日本人の心のふるさと“熊野”が大きな注目を集めています。

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