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紀の国いきいきトーク

「紀の国いきいきトーク」は、私が県内各地に出向いて、県民の方々と気軽に話し合い、県政に対する理解を深めていただくとともに、各分野で活躍されている県民の方々の生の声を県政に反映させていくために開催するものです。ここでは、様々な分野でいきいきと活動されている皆さんとのざっくばらんな懇談の様子をご紹介します。

第6回 紀の国いきいきトーク対談内容

平成19年5月23日 和歌山市

<仁坂知事>
 今日は、クールビズなので、インドネシアのソロのバティックを着てきました。ブルネイ大使時代のものです。

 ~この後、しばらく服装談議に花が咲きました~

<知事>
 そろそろ本題に入らないといけないんですが、今日はね、私に司会させて下さい。

<西平さん>
 どうぞ、お願いします。

<知事>
 まずですね、皆さんのご活動に関しましては、かねがね敬意を表してます。これを「いきいきトーク」で紹介をさせてもらおうと思ってます。私は、(以前に)説明を受けたので分かっているんですが、(ホームページで初めて見る人などは)皆さんの活動を知らない人もいると思いますので、皆さんの活動を自己紹介風にお話しいただければと思います。

<上森さん>
 「和歌山の街を元気にしたい」という思いで、4年前に皆が集まりました。職業も年齢もバラバラの人が集まっています。市民の力で祭りを作って、祭りを通して街を元気にしようと毎年「おどるんや~紀州よさこい祭り~」を進めています。和歌山の街は若い人が出て行くとか色々なことが言われてますが、みんなが繋がって活動し始めたら「きっと街は元気になる」と考えてます。合言葉は、「5年後の和歌山は必ず変わる」ということで、来年が5年目に当たります。今年の夏が丁度4回目ということで、今準備をしているところです。

<知事>
 規模とか、趣向とか、どういう方が、ということも触れてみてください。

<上森さん>
 去年で言いますと、参加チームが約50チーム、踊り子さんが約2,500人位の参加がありました。県外からも参加がありまして、また、参加される年齢層も非常に幅広いという点がおもしろいところかなと思います。
 祭りを作り上げているのは市民の力なんですが、各企業さんも広告・協賛という形で約400社から協力頂いています。みんなの力で作っている祭りです。お客さんも2日間で延べ20万人になってます。

<知事>
 聞くところによると全国で6位くらいらしいですが。

<上森さん>
 高知がルーツなんですが。また北海道は非常に大きな祭りをやってます。関西ではおそらくNO1だと思います。

<知事>
 阿波踊りなんかと比べてどうですか。

<上森さん>
 阿波踊りはもっと大きいですね。よさこい系の祭では、名古屋や長崎の佐世保なんかも大きい祭りになっています。

<知事>
 6位くらいというのは、「よさこい系」でということですね。よさこい祭りというのは、そんなにたくさんあるんですか。

<上森さん>
 あります。全国で200カ所位に拡がっています。大小様々ですが。

<知事>
 ああ、そうですか。全国で200カ所位に拡がった中で6位ということですね。全国にたくさんある伝統的な「ねぶた祭り」や「なまはげ」なんかも入れてかなと思ったんですが、そういうのは、また別ということですね。

<西平さん>
 はい、そうです。でも10年後にはそれ位になるかな。

<知事>
 このままいけばそうですね。こういう立派な催しをどういう経緯でやろうということになったんですか。これは、会長さんから。

<西平さん>
 不思議な縁だったんですが、私自身は当時JC(和歌山青年会議所)に入っていて、今の若い人たちが色々な所で遊んでいるけど、本当に夢中になれるものがあるのかなと、青少年の育成の視点から考えたんです。その時に「何かないだろうか」と考えた時に、「この祭りしかない」と思ったんです。
 それと子ども達が大学へ行き、その地で就職する中で、他府県へ行って帰って来ない、帰って来るのはお正月だけというのがすごく嫌で、自分達が生まれ育った和歌山に「この日だけは帰りたい」という日を作りたいというのがあったんです。
 和歌山を元気にしようと動いていく中で、こちらの2人のメンバーと出会ったんです。彼らは、踊りをずーっとやってて、「和歌山MOVE」というチームを作ってたんです。彼らも和歌山を元気にするにはこれしかないと思っていたようで、3人で「祭りしたいよな」って話しているうちに「なんとかなるで、やろうか」ということになったんです。
 それから、色々な人が関わってくれたりして、「これだけ和歌山のことを思うたくさんの人がいる、和歌山って捨てたもんじゃない」と思いましたね。最初は、本当に少人数だったんです。これだけ大きなお祭りになるとは思いませんでした。

<知事>
 そういうことが始まりということですが、どうしてあんなにうまく成功したんですかね。

<西平さん>
 私にもよく分からないんですが、それだけ不思議と「このお祭りを一緒にやりたい」という人がたくさんいて、それぞれ役割分担がぴったりとあって、企業さんとかもすごく助けていただいたし、まさしく和歌山にこのお祭りありきというような縁に恵まれましたね。

<知事>
 例えばどんな縁に。

<西平さん>
 「よっしゃ、一緒にやろう」という企業さんがすごく多かったんですね。「お金預けるから好きにやれよじゃなくて、一緒にやろう」という企業さんがすごく多かったです。
 最初8人の実行委員会で始まったんですが、その8人は、「一人50万円位の負担になるかもしれない、それでもほんまにやりたい」って聞いたら、みんなが「やる」ということだったんですね。それが本当のスタート地点でした。それまでは、「できるかな、どうかな」というところだったんですが。

<知事>
 やっぱりどこかでリスクをはらないと、人間というのは何もできませんね。

<西平さん>
 有り難いことに、自腹は切らずに済んだんですが。そういうことをしていくうちに、色んなコミュニティができてきて、輪が広がっていったというのが一番の要因かなと思います。

<知事>
 いいセンスのものだったら輪が広がっていくんですかね。

<西平さん>
 そうなんですかね。ここにいるメンバーは、仕事も違えば、人間性も違うんですけど、でも、みんながそれぞれの輪を広げていってくれて、大きな輪になっているのかなと思います。

<知事>
 元から踊りをされていた方もいらっしゃいますが。

<内田さん>
 学生の時に、そういうチームにたまたま入って、高知や北海道に踊りに行ったことがあったんですよ。その時、学生ながらに「こういうお祭りってすごいパワーがあるな」と思っていたんです。僕は、大阪生まれで和歌山に来たことなかったんですけど、8~9年前に和歌山に来て、仕事を始めてみたら、「すごく元気がない街なんだな」と感じました。丸正やビブレのことなど、自虐的というか、「和歌山あかんわな」みたいなことを和歌山の人が言っている。「なんか嫌やな、俺せっかくここに来たのに、何かできへんかな」と思った時に、北海道や高知で見たあのすごいエネルギーのあるものが出来れば、変わっていくの違うかなみたいな感じで、即、踊ったことがあったんです。とりあえずチームを作って、年間50回くらい色んなところへ土日に踊りに行ったんです。

<知事>
 それは、今みたいに年に1回どーんとやるんじゃなくて、巡業していたんですね。

<内田さん>
 そうです。まずは知ってもらおう、そして共感を得てもらおうとただただ踊って、そして、「こんな祭りをやりたいんです」と言い続けてたんです。みんなは、この祭りのイメージって特に持ってないですから、でも、「なんか元気になることやからいいん違うの」みたいな応援はしてもらってたんです。

<知事>
 じゃ、一番初めに踊っている時は、二人で踊ってたんですね。

<内田さん>
 スタートはそうでした。

<知事>
 色んな所へ行って、2人で踊って、他の人は「なんじゃこいつら」というところから始めたんですね。

<内田さん>
 でも、たまたまそういうものを求めていたんでしょうか、「やってみよう」といっぱい人が来てくれるようになって、まず、「自分たちで小さい祭りをやってみよう」と6年前くらいに公園で小さな祭りをやったんですよ。それがすごくその地域で受けたんですよ。「これはいける」と。
 その気持ちを確信するために、「高知にみんなで踊りに行ってみよう」ということで、踊りに行ったんです。それで、またまた感動した。「あれはいい、あんなのが作れたらすごい」という気持ちで帰ってきたんです。ストーリーとしてはそんな感じです。

<知事>
 そうこうしているうちに、さっきの話になるんですね。皆さんがお会いになって。そういう中で、色々と大変なことがあったと思うんですが、例えば、「道をどうやって借りるんだとか」、「どうやって整理をする人を動員するんだ」とか「チームもいっぱい出てこないといけない」とか、「費用はどうするんだ」とか、困難なことが洪水のように押し寄せると思うんです。
 そういうのは、どうやってクリアしていったんですか。

<西平さん>
 最初は手探り状態で、「こんな問題がある」、「それはクリアした」、「次はこんな問題がある」、「クリアした」という感じでした。彼らは踊りをやっていたんで、チームや運営の担当、私はお金を集めてくるような感じで、最初はスタートしました。

<知事>
 初期の段階から、ここにいるメンバーが集まったんですか。

<西さん>
 私は、7~8名の中にはぎりぎり入ってますが、半分恐喝まがいで誘われました(笑い)。でも、僕は「50万円いいですよ」とは言ってないです。半分押しつけられた感じです(笑い)。

<知事>
 色んなプロジェクトをする時に、善意の人ばっかりだとうまくいかないことがありますね。色んな困難があるんだから、謀略戦をする人とかね。色んな人が役に立つ場合もあるのかな。

<西さん>
 うまくいった秘訣の中に、この辺の心優しい人たちと商売をしている人との考えが合わないことがあります。「参加費は無料で、たくさん来てもらいましょう」というのと「広告主さんからお金頂いているのにそれはないでしょう」と。その間に入ってまとめていたのが僕なんです。

<知事>
 そういう調整役をうまくとられたんですね。それから道路の占有許可も取られたんでしょう。これなんかもとっても難しくありませんか。

<西平さん>
 これは、話すと3日くらいかかるんです。最初は、警察の窓口で「祭りもいっぱいあるので他でやってくれ」と言われたんです。でも、新しい署長さんになって「おー、やろう、どんどんいけ」という感じになったんです。

<知事>
 それは、ラッキーでしたね。こういう話って、1回できてしまうとちゃんと運営していることが分かっているからスムーズなんだけど、初めってものすごくハードルが高いと思うんです。
 昔から、私は「和歌祭」の中で育っているんです。仮装行列が来て、花電車が来て、それを見るわけです。「花電車乗りたいな」とか思いながら。でも、それはずーっと前からやっているわけです。警察も協力すると思うけど。でも、皆さんの熱意は分かるけど、急に「よっしゃ」というところは偉かったですね。

<西平さん>
 たまたま、北海道の祭りを見ておられて、「これは、ええぞ」と思っておられたようで、それと「これは、青少年育成に絶対いいぞ」ととらえてられたようです。

<知事>
 その他の苦労話なんかありますか。

<片桐さん>
 私は、昨年からの参加なんですが、それまで青年会議所におりまして、卒業して「何かやりたいな」と思ってたところ、たまたま、「おどるんや」と出会いました。
 最初はこんなにすごいと思わなかったんです。ちょっと夜店が出て、何チームかが踊ってる程度だと思ってたんですが、実際に見て「これすごいな」。しかも、メンバーを見ると、色々な業種の、色んな年代の人がおって。
 私は、事業部に所属していて、物品の販売を担当しているんですが、今年度から、事業部門を別の法人にしようということになりました。これによって、長期的にもより早く資金調達等ができるようにという考えからです。

<知事>
 (物品は)お祭りの時に売るだけではないんですか。

<片桐さん>
 普段から(事務所内の展示コーナーを示しながら)こういう形で売っています。

<知事>
 普段の売上げの方はどうですか。

<上森さん>
 それほどでもないです。

<知事>
 やっぱりお祭りの時ですか。

<片桐さん>
 そうですね。ブースを出します。その辺も今度別会社にしますので、積極的に売り出していきたいなと思ってます。

<知事>
 この間来られた時に、県外からもお客さんが来るということで、それなら皆さんに「和歌山県の産品を売るのに協力してよ」といって場所をいただいたりしたんだけれど、その節はありがとうございました。
  それと、お金の問題も大変だと思うんですけど。財政局長さん、その点、どうですか。

<小島さん>
 実際、お金持たしてもらってというのではなく、帳面上ですけど。

<知事>
 つじつま合ってるとか色々考えないといけないですね。

<小島さん>
 できる範囲で頑張ってます。ちょっと締めていかなとか。

<知事>
 パレード担当の副実行委員長さんもいらっしゃいますね。これは、パレードをさせるほうですか。

<片山さん>
 そうですね。よさこいの踊りというのは、基本はパレードの形なんです。会場によっては、決められたスペースのステージで踊らないといけないというのはあるんですが。
 基本的に地方車(じかたしゃ)という山車がでまして、この車にスピーカーを積んでいて、音楽を流していく、その後を踊り子さんが並んでついていくという感じです。
 これが、先ほども話が出てましたけど、道路を止めないとできないものですからなかなか難しいですが、これを出来るお祭りというのはそうないんで、「パレードのできるお祭り」というのを売りにしています。

<知事>
 「パレードができるなら、よっしゃ、参加しようか」ということで、全国から集まってくるんですか。

<片山さん>
 そうですね。一つの魅力になっています。

<知事>
 ところで、このトラックは、出る人が自分で調達してくるんですか。

<片山さん>
 ものすごく気合いの入っているチームさんは、そうなんですが、立ち上がってすぐのチームさんや人数の少ないチームさんは、費用もかなりかかるものですから。
 そういうチームさんには、プロジェクトで準備した6~7台を使い回しするような形で参加していただいてます。

<知事>
 外側のディスプレーとかは、チーム毎に替えないといけないんでしょう。

<片山さん>
 プロジェクトの車は、そこまではしてないです。

<知事>
 なるほど。でも使い回しって難しくないですか。どうやってやるんですか。

<片山さん>
 踊り終わったチームの車が、会場からスタート地点まで「急げ」という感じで戻ってくるんです。

<知事>
 「次の曲はこれだぞ。いけ」という感じでやってるんですね。

<西さん>
 ちなみに、1台100万円近くかかるんですね。外回りは、基本的には100万円分の広告が載ってる外装になってます。音響とか照明とかも入れて。合計で1週間位借りてますから。 そのため、外装は結構広告だらけになってます。

<知事>
  そうですね。その方がまた景気づいていいでしょうね。暗くて、地味ならおもしろくないもんね。
  実行委員長さんもいらっしゃいますが、こちらはどんな役割でしょうか。

<杉谷さん>
 実行委員が40名位いますので、会議の招集やその調整役みたいな役割です。

<知事>
 みんな好きでやってるわけだから、自分の意見は持ってますよね。みんな「俺が」と思ってやっているんだろうから、もめごととかも出てきませんか。

<杉谷さん>
 もめごとは特に無いですけど、(強硬な)意見なんかは出てきます。

<知事>
 例えば、どんな意見が出るの。

<有井さん>
 例えばですね、和歌山城内に西の丸広場があるんですけど、あそこにも是非ステージを作ろうやないかという意見を出したりします。ただ、お金がないとステージはできないし、でも、祭りとしては毎回大きくしていきたい、新たな魅力も作っていきたいということで、どんどん企画を出して通そうとするわけです。

<知事>
 そういう時に、実行委員長が「まあまあ」という感じでうまく裁くわけですね。

<杉谷さん>
 そうですね。役割としては、みんなからの意見をできるだけ吸い上げて、ある程度まとめた上で、実行委員会に提案をぶつけて「さあ、どうしますか」ということで調整したりします。 それと、祭りに関する渉外活動ですね、警察行ったり、県庁や市役所行ったりしています。

<知事>
 やっておられると沢山の「感動」があったと思うんですけど、例えばどんなものがありましたか。

<有井さん>
 紀の川市の仙渓学園(児童自立支援施設)の子どもさんの所に、うちのメンバーが何度か(踊りを)教えに行ったんです。第2回目のの祭りの時に、彼らが初めて祭りを見に来てくれたんです。
 最初は、恥ずかしがって、「踊りなんかいやや」と言ってた子ども達が、だんだんと熱心に参加するようになってきました。祭りの当日、総踊り(色んなチームが統一の曲で踊る踊り)に参加しました。ただ、彼らは夜は外出できないので、本番の一番大きいのは見られなくて帰っちゃうんです。終わった後、お礼の手紙をいただいて、それをうちの最年長の実行委員の人が涙ながらに読んでくれました。
 そういうのを見てると、祭りがなかったら、絶対無かったであろうコミュニケーションや出会いが生まれてくるのは、すごいなと思いました。

<知事>
 もうおひと方、この祭りをやってみて、使用前、使用後みたいな感想はどうですか。

<小島さん>
 今、広告を一生懸命集めているんですが、終わった頃には「よう、こんなに集めてくるな」 とつくづく感じます。

<知事>
 広告を集めて来るのも大変やろうね。全部で事業費はいくら位なんですか。

<小島さん>
 事務所の経費とかも入れて、3,400万円位です。

<知事>
 参加する人は、負担金か何か出すんですか。

<上森さん>
 参加費が必要です。今年は大人が3,000円、中・高校生が2,500円、子どもは500円。

<知事>
 一人ひとり?すると、結構負担がありますね。個人としてね。

<上森さん>
 そうですね。

<知事>
 それに自分で衣装代とかいろいろいるわけでしょ。別に高額とは思わないけれど、そっちも考えるとただじゃない。でも、彼らもやっぱり楽しいんでしょうね。前に来てくれた時に、「とってもお行儀いいですよ」と言っておられたですね。それは、すばらしいことだと思いますね。あのスタイルを見ていると、沖縄の成人式で大暴れした人々というのがありましたよね、外形からは一脈通じるところがありますよね。いや格好だけですよ。でも全然違うわけですよね、物事の本質は。こっちは、みんな参加して、ちゃんときちっとして楽しんでいる。向こうはなんとなく、むしゃくしゃするからきてれつな恰好して暴れてる。全く正反対です。
 だけど若者って放っておくとそうなる可能性もありますね。それは、ちゃんとお行儀よくしつけるというか、大変なご苦労があるというか大変立派なことだなと思います。その辺はどういうふうにしてうまくいってるんですか。

<内田さん>
 いい子やから一緒に踊ろうよ、そういう声かけをしている訳ではないんです。
 チームからガイドブックで紹介する原稿をもらうんですけど、ほとんどのチームさんが和歌山を元気にしたい、地域を盛り上げたい、そういうことを自分らの誇りとして書いているわけなんです。

<知事>
 誇りとして、自分からコミット(誓約)したら恥ずかしいことはできないんでしょうね。

<内田さん>
 そういうことだと思います。お祭り当日がすごいということだけじゃなくて、「和歌山を元 気にしよう、年間通して元気にしようという活動をやっているんだよ」ということをよくチー ムさんと話をするんですが、そういう中でお互いがわかり合っていくのかなと、そんな感じがします。

<知事>
 だから、そういう意味では、理想的な青少年教育かもしれないですね 。みんなで参加をし て、自分でコミットしてきちっと守ろうということですね。
  ちょっと視点を変えて、皆さんお仕事していますよね。世話役と両方兼ねているでしょう。 委員長なんかはさっきのお話を聞いていると、駆けずり回っているような感じですね、お仕事は大丈夫ですか。

<杉谷さん>
 イベントの企画会社を自分でやっているので、お祭りのメンバーの中では一番商売に近いと思います。でも、なかなか時間配分が、仕事と渉外活動と会議とかありますので、全員そうだと思いますが、バランスを考えないと商売が転けると自分自身も活動ができなくなりますので、そういうことを重々いつも胸の底において活動をしています。

<西さん>
 私はイベント屋ではないのですがイベント屋さんを助けるデザインとか。デザイン関係なんで近いと言えば近いです。最初の立ち上げの時に、スタッフとして資金活動のためには何がいるのという時にチラシづくりなどで参加させてもらって。

<知事>
 仕事のノウハウをそこに投入しているわけですね。仕事とずーっと遠そうな方はいますか。

<小島さん>
 畳屋をしてます。

<知事>
 畳屋さん、畳屋さんの仕事はいろいろやっているんですけど、こんなことありませんか?つまり、「こら、畳屋まじめにやらんか!」とお母ちゃんに怒られることはないですか。職人さんに言われたりとか。

<小島さん>
 家では怒られてます(笑い)。

<知事>
 それだけ、皆さんボランティアでやっているわけだから、これだけ活動が大きくなれば大変だろうし、かといってボランティア性を失ってはまたおもしろくないし、その辺はなかなか大変だと思います。ぜひ作業の方も頑張っていただいてよろしくお願いします。
 今年は、またまた増えそうですか?どうですか。

<西平さん>
 観客ですよね、観客は絶対に増えます。

<知事>
 参加者はどうですか?

<上森さん>
 参加者は、実は悩みもありまして、さっき交通規制の話もありましたが、けやき通りの交通規制は警察の方では1日が手一杯と聞いたりしています。
<知事>
 2日間は貸してくれんかったん?

<上森さん>
 僕らの思いとしては、もちろん県内にチームがたくさんありますけど、県外からもたくさん参加してもらいたいと思います。そうすると、今の交通規制の時間が昼の2時から夜の10時頃までで、これでは入る数が決まっていて、50チーム位なんですよ。

<知事>
 これ以上増やせられない?

<上森さん>
 今、それが悩みです。50チームの枠を広げていきたいので、2日間、けやき通りを使えるような形にしたいですね。

<知事>
 知事としては、「使え使え」と言いたいところですが、市民生活ってこれだけじゃないもんな。難しいところですよね。
 例えば、高知のよさこいで何日ぐらいでやるのですか?

<上森さん>
 4日間です。

<知事>
 4日間ずっとけやき通りに相当するようなところを占拠してやるんですか?

<内田さん>
 それは2日間ですね。

<知事>
 北海道はどうですか。

<内田さん>
 北海道も2日間です。

<知事>
 けやき通りというのは和歌山の心臓部的な所ですからね。

<上森さん>
 当初、規制がだめだというのはそういう理由だったんです。ところが、西署の署長の応援があって実現したんですが、やってみると苦情は1件もなかった。(2日間の開催となると)色々と交通上、バス会社さんの協力や、一般の方の協力がいってくるのですが、もしかしたら望まれているのかもしれない。

<知事>
 今年は、既にオーバーフローしてるんですか?

<上森さん>
 今年はもういっぱい。去年もいっぱいでした。

<知事>
 今年はもう決まってますか?

<上森さん>
 はい、決まっています。

<知事>
 今年はまあいいけど、来年以降の話を考えると、もっと増やさないとこれ以上入らない。そういうことですね。

<上森さん>
 その点の見通しが立てば、もっと県内にも積極的にチームさんを作る活動もできるし、2日間使えるということが分かっていれば、もっと企画とかもできるし・・・

<西さん>
 地方車に100万円、要は7台で700万円かかる訳ですね。そうなるとフルに活用すればするほど運営が楽になってきます。

<知事>
 そういうことですね。

<上森さん>
 5年後の和歌山を変えるということで始まった活動、今年4回目をやってその次の年にどういう祭り作りをするかということを、僕らも一番考えたいところです。

<知事>
 分かりました。悩みもあるなということですね。
 ところで、皆さん方色んな活動をしておられて、活動以外で和歌山がこうなったらいいなというような話はありませんか。あったらどなたでも、よさこいに限らず。

<内田さん>
 変な話、このお祭りをやることで投票率が上がったらいいと思うんです。自分の街を変えていくお祭りを通して、一緒に考えていこうというところに気づいていったらいいなと。

<知事>
 投票率、低いんですよね。

<内田さん>
 低いんですよね。それがすごく嫌で。

<知事>
 投票率もそうだけど、しらけている感じ、さっき「自虐的な」と言っていたけれど、ちょっと和歌山の特徴かもしれませんね。だけど、本当は自虐してないんです。言っているだけ。
 悪いのは自虐的なことを言いながらしらけていること。ひたむきさを自分で無くしている。なんでもね、皆さんのこの活動もそうじゃないですか。「やるぞ」と言って盛り上げないと絶対できない。無茶苦茶やらないとできないじゃないですか。私の長いと言っても短い役人生活もそうだし、知事の仕事もそうだし、「やるぞ」と言ってやらないとできない。勉強もそうだし、運動もそう。だからしらけてないで頑張ろう。ものすごく大事です。今、おっしゃったことはそういう点で大事なことだと思います。
 
<片桐さん>
 私も思うんですけど、祭りに参加して皆さん楽しんで帰っていくのはいいんですが、他府県の方に、もっともっと来ていただけるよう、阿波踊りもほとんど県外から見に来ていますし、「よさこい」を通して他府県から和歌山に吸引できればと。

<知事>
 素地は段々出来てますね。後、どういうことをやると基礎がしっかりできますか。

<片桐さん>
 和歌山のよさこいの差別化ですね。よさこいという祭りが全国に広がっていますが、和歌山の特徴が何なのか、そこら辺を明確に出来ていけば、この「よさこい」やったら和歌山へ見に行こかと。

<知事>
 だいたい同じ傾向ですか。「YOSAKOIソーラン」とか色々ありますね。同じ様な手法ですか。本場の「よさこい」というのはちょっと違う。何となく、高知はもうちょっとトラディショナルな感じ、北海道はもっと激しい?

<西平さん>
 イベントになっているのよね、北海道は。高知の方は街に染みこんでいる感じです。

<知事>
 和歌山も和歌山らしい様な気もするけどね、写真なんか見てましたらね。

<西さん>
 よさこいの踊り方というのは地域的にどんどん発展して、変化していってますから。それと和歌山らしさと言うと、「よっちゃげて旬店街」という企画があります。これは、地域で、普段から頑張られている飲食店などのお店に無理言ってブースを出していただいてます。
 一昨年、去年、今年と3年目なんですけど30店舗ほど、皆さん聞いたことあるようなお店が出てくれます。そういう意味では、高知も北海道も見に行きましたけど、こんなん全然見たことないです。

<知事>
 この間もね。コンビニの幹部がやって来て、「和歌山の食材はおいしい」と言ってましたよ。私もそう思います。食べ物も試してみようかということもありますし。それには外周の所でやってもいいかもしれないですね。

<西さん>
 ついでと言ってはなんですが、(今年開催予定の)「城ロック」の説明をさせていただきます。
 「よさこい」も地域性がありますので、呼び方を「おどるんや」としようじゃないか、その中でよさこい踊りだけじゃなく音楽も取り入れていこうじゃないかと。砂の丸広場によさこい踊りのステージを作るのですが、前日は、ステージが空いているので、今年は、音楽祭「城ロック」を企画しています。

<知事>
 そういうのが特徴になるかもしれない。

<西さん>
 そうですね。高校生のブラスバンドから若いロックのチームから、夕方に向けて親父ロックと呼びたい団塊でもいいですし、団塊前の人も・・・

<知事>
 これはもう参加者は決まってるんですか。

<西さん>
 これはまだです。今、交渉してるんです。

<知事>
 おもしろそうですね。

<西さん>
 これは「おどるんJOー」といいまして、頭がお城の天守閣になっていまして、祭りのキャラクターになっています。

<知事>
 私も、今年はあちこち行かしてもらって、楽しませてもらいます。

<西平さん>
 総踊りとかで踊っていただいて。総踊りは全員、踊り子さんが一緒に踊るんです。

<知事>
 実はね、僕は、踊りとか歌とか音楽系はまったくあかんのですがね。したがって困るんですがね。

<西さん>
 城ロックのステージでもお待ちしています。(笑い)

<知事>
 どうも本日はありがとうございました。皆様のご健闘をお祈りしてます。

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