- 現在表示しているページ
- ホーム > ようこそ知事室へ > 紀の国いきいきトーク > 第2回 紀の国いきいきトーク対談内容
紀の国いきいきトーク
「紀の国いきいきトーク」は、私が県内各地に出向いて、県民の方々と気軽に話し合い、県政に対する理解を深めていただくとともに、各分野で活躍されている県民の方々の生の声を県政に反映させていくために開催するものです。ここでは、様々な分野でいきいきと活動されている皆さんとのざっくばらんな懇談の様子をご紹介します。
第2回 紀の国いきいきトーク対談内容
平成19年3月13日 白浜町
<立谷町長挨拶>
名簿を見せていただくと、遠方出身の人が多いですね。動物が好きでこちらに来られたと思いますが、当地は田舎の町なので、自分たちの考えだけでものごとを判断しがちです。大勢の参加の中で、トークに出席させていただき、私も勉強していきたいと思います。
知事には、お忙しい中、ご参加いただきありがとうございます。
<仁坂知事挨拶>
皆さん、仕事が終わって(お疲れのところ)お集まりいただきありがとうございます。私の方からご無理を言って、私も動物が好きで、そうした動物たちを育てておられる皆さんのいろんな話を聞ければうれしいなと思っています。
今日は、私の方から色々お聞きしますので、よろしくお願いします。
~以下トークに移行、皆さんの自己紹介から始まりました。~
<スタッフ>
京都市出身です。昨年まではイルカのトレーナーをやっていましたが、今はサポートセンターで接客の仕事をしています。
大阪の羽曳野市出身です。土、日、祝日はパレードの係ですが、平日は映像の仕事なんかをやっています。
出身は、兵庫県の明石です。今の仕事は、物販のショップ担当です。
串本町出身で、今は、アドベンチャーレストランで働いています。
愛媛県松山市出身です。今年で5年目です。よろしくお願いします。
出身は、大阪の枚方市で、現在はパンダの飼育をしています。
出身は、愛知県の豊田市でこちらにきて14年になりますが、ずっと飼育担当です。現在は、ゾウやチンパンジーの飼育をやっています。
鳥取県出身で、今年で19年になりますが、最初は動物病院で、現在はパンダなど動物の飼育を担当しています。また、今は馬に乗ることに頑張っています。
埼玉県川越市出身で、入社以来ずっとマリン課で働いています。現在は、イルカの飼育を担当しています。
滋賀県の東近江市出身です。1年間だけ遊園地にいましたが、それからはずっとマリン課です。
滋賀県彦根市出身です。チーターの飼育をしています。7年目ですが、チーター担当は新人です。
大阪府富田林市出身で、17年ほどイルカのトレーナーをやっていました。現在は広報活動などをやっています。
東京都町田市出身です。昨年までは、パンダなどの動物の飼育を担当していましたが、今は、総合案内所でお客様のサポートをしています。
出身は、大阪の高槻市で、「アワーズ動物学園」1期生です。現在は、「ワンワンガーデン」で犬のトレーナーとして頑張ってます。
<知事>
ありがとうございます。実は、今日、ここに来たかった理由というのはいくつかあるんですが、皆さんとお会いしたかったというのも勿論ですが、個人的に当園、特にパンダに思い入れがあったんです。といいますのは、以前、通産省の輸入課長をやってました。大きな仕事は輸入の促進ということですが、輸入の規制もやっていました。当時は、武器や原子力の外、野生の動植物も規制の対象でした。その時にパンダを輸入したいという話がありました。パンダは、ワシントン条約1種の動物ですので、商業目的のためにはダメでした。学術目的以外はダメという世界でした。ただし、動物園は学術目的とみなすというのが国際慣行でした。
また、パンダについては色々な議論がありました。野生のままでないとダメだという人や、種の保存のために動物園に協力すべきという人などです。両方とも熱心でけんかになってしまう程です。これは、十分な議論が必要だと考えて、色々な人の意見を聞きました。ワシントン条約の事務局の意見も聞いて、最終的に許可しました。動物園では、見せ物になるという恐れもありますが、それは、園のスタッフによるんだと思いました。
(こちらにいる)林さん、こういう人が手がけるなら大丈夫だと思いました。しばらく子どもが産まれないので、ずっと心配していましたが、知事になった瞬間にパンダが2頭産まれたというニュースを聞いたんですね。感慨ひとしおでした。パンダの話になったので、パンダのことについてお聞きします。しばらくの間、産まれなかった理由って何かあるのですか。
<スタッフ>
はじめに当園に来たのは2歳でした。雌ですと4~6歳で、雄ですと5~8歳で大人になります。残念ながら、97年に雌が死亡してしまいました。次の雌を待ちわびていたんですが、単性ではできませんでした。その間も、精液を採取して、中国の研究機関に送るなどの活動はしていましたが、2000年に雌が来るまではお預けという形になってしまいました。
<知事>
「梅梅」が来て、どんどん産んでますが個体差っていうのはあるんですか。
<スタッフ>
動物の種類によって差はあります。草食動物の場合、出産して子どもは立ち上がれますし、肉食動物の場合、親の保護のもとで無事に育つことができます。どうしても人間の手によって、愛玩動物として改良されたものは難産になりやすいです。
<知事>
そうするとうまくメイテイングできれば大体は産まれるんですね。
<スタッフ>
一概にはいえないところもありますが。
<知事>
それでは、飼育でいうと、どういうところをよく見てあげるんですか。
<スタッフ>
1992年にパンダが来まして、中国との共同研究を始めました。当時は、パンダはもともと肉食動物だからということで、栄養価の高いものを与えました。 ところが、それが体の負担になったようです。すぐに調子をこわすことがよくありました。やっぱり、竹が主食なのでということで、良質の竹にすると健康になりました。繁殖するにも健康が基本だと思います。
<知事>
やっぱり食育ということですね。そういう知見は、北京とか成都とかにも差しあげるんですね。
<スタッフ>
パンダの国際会議が4年に1回あったりして、そういう時に発表します。(こうすると)繁殖がうまくいっていますとか、病気がなくなりましたとかいった発表会で、皆さん改善されたと思います。
<知事>
話は尽きないのですが、次はマリンについてお伺いします。先日、個人的にイルカショーを見せてもらったのですが、高く飛ぶのと速いのに驚きました。ところで、あのイルカたちは普段はどこにいるんですか。
<スタッフ>
ステージの下にトンネルがあって、裏にイルカにとって家のようなホールディングプールがあります。
<知事>
それはでっかいの。
<スタッフ>
前のメインプールをそのまま4つに分けた感じです。
<知事>
イルカの訓練で、一番はじめに教えることは。言葉もイルカ語と人間語の違いもあるし。どうしてできちゃうのか。
<スタッフ>
魚とターゲットと犬笛を使って教えます。笛がなると魚がもらえることをまず教えていきます。次ぎに(ターゲットの)ここにつけばもらえることを教えていきます。
<知事>
体で覚えるという感じですね。こうやって頂戴といった(人間の)心の思いが伝わったりしませんか。
<スタッフ>
伝わっているような感じがする時もあるし、全然ないときもあります。
<知事>
人間は、少しひねくれた部分もあるから今日は調子悪くていやという時もあるが、イルカの場合あるんですか。逆らうようなことは。
<スタッフ>
逆らうというよりは、トレーナーが見ていないときは、たまにごまかすような時があります。
<知事>
イルカは知能が高いというような話もあるけど、今のような点はイルカ特有のものですか。
<スタッフ>
他の動物でも、何か教えていくものであれば、同じような行動がでると思います。イルカは知能が高いといわれますが、飛び抜けているというまでのイメージは持っていないです。
<知事>
この間、(園内の)ケニア号に乗せてもらったのですが、感心するのはここはゆったりとしていて、せせこましい感じがしないところがいいですね。(チーターの担当ということですが)特徴とか性格はどうですか。
<スタッフ>
雄はほとんどが単独で暮らします。ライオンは群れて暮らすんですが。足が速いわけでないし、狩りもうまくないし、そういうところが違います。
<知事>
動物園で、えさをあげていると野性味はなくなっていくんですか。
<スタッフ>
えさでも一つの所に置いておくと取り合いになります。その点注意しています。
<知事>
ところで、「ふれあい広場」はいいですね。気に入りました。動物にさわれていい感じがします。あれが一つの売りですね。
<スタッフ>
人と動物と自然とのふれあいが園のテーマです。見るだけでは分からないところは触れて分かってもらうようにしています。そこから、動物に興味をもってもらうのが一番だと思ってます。
<知事>
販売課はおみやげを売ったりするところですか。動物をさわったりする訓練は受けているの。
<スタッフ>
訓練は、全く受けてません。物販と食事の提供が仕事です。
<知事>
他のおみやげ屋さんやレストランとここの客層は違うの。
<スタッフ>
ファミリーの客層が主力です。最近多いのは、30代位の方の親と子どもさん。3世代で来られます。
<知事>
おじいちゃん、おばあちゃんはちょっと甘いから孫にお金を使ってくれる、そこを狙っているんですね。ところで、営業課っていうのは何をするところですか。
<スタッフ>
改札にいて一番はじめにお客さんに接するところです。接客ですね。あとは動物とふれあうツアーのガイドをしたりします。お客様のサポートですね。
<知事>
あとは、エンジョイ課っていうのもあるけど、ここは何をしているの。自分が一人で楽しんでいる感じもするけど(笑い)。
<スタッフ>
勿論、お客様に楽しんでいただくんですが、遊園地の担当です。遊園地の中にワンワンガーデンがありまして、お子様連れやカップルに楽しんでもらってます。
<知事>
先ほど、アワーズ動物学院出身っていわれてたけど、それは何ですか。
<スタッフ>
園内にあって、飼育員の方について、実際に動物の飼育について色々学んだりするところです。
<知事>
園内に学校があって、そこで動物の「いろは」を教えてくれるんですね。卒業生は大体、当園に就職するの。
<スタッフ>
6割から7割くらいが就職します。他の人も動物関係の仕事を全国津々浦々でされてます。
<知事>
そういう学院は、当園だけですか。たいしたものですね。
<スタッフ>
より動物にふれながら勉強できるのがいいと思います。
<知事>
皆さん大体県外からおいでですね。この地で働くことは、風土なども含めてどういう風に思っているの。
<スタッフ>
私の出身の鳥取も田舎です。人が多いのは好きではないので、ゆったりしていていいと思います。確かにどこかに行くには不便だけど体のリズムも自分で調節できますし。風土のよさでパンダも繁殖しますし。ただ、暖かいイメージの割に意外と寒いなとは感じてます。
<知事>
いい面だけではなくて、ご苦労しているところも教えてください。
<スタッフ>
映画の上映が少ないですね。和歌山市内に行かないとやっていない映画があります。でも、海も近いし、私は好きです。
<知事>
この辺は、マリンスポーツもやり放題、温泉もあるし。お酒の方は代行頼まないとダメだからその点は問題があるね。でも、人口が多くない割に色々なものがあるよね。 皆さん、ご家族と一緒にこの辺に住んでおられるの。
<スタッフ>
私は、大阪出身で、こちらに籍を移して住んでいます。娘が二人おりますが、一人は看護師になりたいと言ってまして、下の子は最近、獣医になりたいと言い出しました。動物好きになって欲しいとは願ってましたが、獣医になると言い出すまでは想像していませんでした。
<知事>
獣医になられて、立派な跡継ぎを育ててください。
<白浜町長>
知事とこんな機会を与えていただいてうれしいし、また、私自身、サファリの皆さんの考えをお聞きする機会が初めてで、ありがたいと思ってます。オルカのショーが出来なくなったのは、残念ですが、サファリの存在自体が我々にとっては力であり、光でもあります。それを最前線で支えているスタッフの皆さんからは、これからも和歌山県が今後より光っていくように、色々な知恵を与えていただきたいと思います。
<知事>
町長さんも散歩がわりにこちらに立ち寄ってください。
<白浜町長>
先日も、久しぶりにパンダを見せてもらったんですが、パンダも赤ちゃんをだっこするんですね。
<知事>
以前、ブルネイの大使をしていた時のこと、ブルネイには(野生の)オラウータンは、多分いなくなっていると言われているんですが、実は見たかもしれない・・・これは後から言います。
ブルネイにも小さな動物園があって、オランウータンが子どもを抱えて(人間に)‘どう、いい子でしょう’と見せてくれるんです。何を言いたいかがよくわかるんです。
さっきの話ですが、私は昆虫採集が趣味で、ある時ブルネイの自然林に行くと、お猿さんが大木に手をついて立っているんです。私は網を持っていて、10秒位じっと見つめあったんです。後で博物館の方に聞くと、(現地に多い)レッドリーフモンキーだと言うので、猿の専門家に聞いたら、絶対オランウータンだと言うんです。
<スタッフ>
皆さんから何か質問はないですか。
東京から見て、アドベンチャーワールドの知名度は?
<知事>
ないですね。そんなはずはないんで・・パンダが8頭もいるのは他所にはない。南紀白浜空港はとても便利で、羽田からの直通便がある。
大阪の方は白浜を認知しているが、東京の方は沖縄より認知度が低い。沖縄に行く人は飛行機代は出すのに、現地で贅沢しない人達がたくさんいます。そういう人達にとって白浜は悪くはない。まだまだこれから大いに売り出していかねばと思います。
JALに、もう少し航空運賃を安くしてもらおうと交渉して、(4月から)特割7が導入されます。もっと白浜に来てとPRしないと。21日には東京で、ジャーナリストや観光業者の方を集めて、熊野古道系のPRをします。アドベンチャーワールド系、マリンスポーツ系と客層に合わせて別々にPRしないといけない。
<白浜町長>
(町の方でも)4月1日から役場の職員を1名東京に常駐させます。東京圏のお客さんを飛行機を使って呼び寄せたいと思ってます。
<スタッフ>
先程からの話で動物とか昆虫とかに詳しいようですが、どうして知事になられたのですか。
<知事>
趣味と仕事の世界は別。子どもの頃から好きだった昆虫採集は、自然が好きだからやっているので、それで身を立てようとは思わなかった。あくまでも趣味です。
経済に関する仕事をしようと思い、通産省に入っていたら、こちら(和歌山県)で騒ぎとなり、ここで逃げたらふるさとに恩返しできないと思い、皆さんのために一生懸命やろうということで、ありがたく知事をさせてもらってます。
<スタッフ>
アドベンチャーワールドへの道路標識が少ないように思う。
<知事>
一度調べさせましょう。次に新しく付ける時に改善してもいい。アドベンチャーワールドはスーパーメジャーですから。
<白浜町長>
役場でもいくつか看板を考えています。看板がお客さんに対するサービスだと思うので。
<スタッフ>
最後になりますが、アドベンチャーワールドは、地域社会に信頼される企業であることを主体に行動しています。おごることなく努力を続けていきます。
<知事>
よいお話ですね。今日はどうもありがとうございました。末永くご繁栄ください。これからも、時々個人的におじゃましますので、その時はどうかよろしくお願いします。







