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知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

平成28年12月9日

IR(統合型リゾート施設)推進についての知事への取材

Q&A

NHK:今日答弁でも述べられていましたが、IRについてお伺いするんですけれども、国会でも審議が進み、県内では和歌山市でもいわゆる誘致に向けた検討が進んでいる状況の中で改めて知事の考えは。

知事:私はずっと、IRというよりも、カジノは観光の一つの手段としてあってもいいのではないかとずっと言い続けてきましたね。そういう意味では、それを可能とするような一種の入口を開ける法律というのが今だいぶ進みつつあって、これは非常に喜ばしいことだと私は思っています。もちろん、これから、プログラム法だけでなくて、手続法というか、実際やるときには、どういった手続きで、どういうことを守ってもらわないと困るとか、場所の選定ですね、国家としてどういうふうに決めていくとか、たくさんのことを法律ないしは実施で決めていかないといけませんね。従って、まだ第一歩で、一つの入口が開いたというだけだと思います。

NHK:まだまだ先というお話されたかと思うんですけれども、県としてこれまで政府要望をされてきていますが。

知事:なぜか和歌山県だけ無視されるんですね。各紙に、特にカジノについて積極的な地域が載るんですけど、「これ、消極的になって辞めたというところもあるよな」と。全然変わってなくて、ずっと一貫してやっている和歌山県を、なぜ全国のマスコミは無視するんでしょうね。何か意図的なものを感じますけど。ずっと一貫して我々はやったらいいという要望を出しています。

NHK:そのように一貫してやってられる和歌山県としては、県内では和歌山市などの名前も挙がってきているが、今後引き続き、自治体や経済界の協働についてはどういうふうにお考えか。

知事:投資の大きさとかいろいろ考えますと、経済界と言っても、「誰がやるんですか」というと、やるリスクがあるので、能力がある人でないとできないですよね。そういう方々を迎え入れて、県内であってもいいんだけど、ちょっと考えられないと思うので、そういう方々と、県内の人をどういうふうに組み合わせていくかということになってくる思いますね。そういう方々から打診はきてますけれども、本当に和歌山でやりたいと思ってくれなければ仕方がないので、そこが一番大事なところじゃないかなと私は思います。

NHK:自治体(和歌山市等)との連携についてはどういうふうに考えていらっしゃいますか。

知事:実務的には、いろいろ権限が分かれていますから、力を合わせないとできません。片方が反対と言ったらダメですよね。あんまり大きな話ではないと思います。

NHK:一方で、社会的リスクを気にされる部分について、知事は今日、入場制限について重ねて強調されていましたけれども、そのあたりについてはどういうふうなイメージか。

知事:和歌山は、非常におおらかな県民性だし、それからちょっと楽観的なところもあるので、何事もネガティブに考えて、用心して近寄らないという感じではないでしょう。逆に言うと、ひょっとしたらギャンブル依存症になりやすいかもしれない、と懸念しているわけです。パチンコなんかもそういうところがありますよね。従って、実は入場制限のレギュレーションをきっちりやらないといけないんだけれど、その第一歩としては、「いろいろな懸念があるから、和歌山県民は入らないでおいてもらおうかな」というふうに思っている、というところですね。私は和歌山県知事なので、県民のギャンブル依存症を防止することについては、絶対的な責任がありますから、そういうふうに思ってますが、よその県はどうでもいいのかというと、そういうつもりで言っているわけではありません。和歌山県民だけ入ってはいけないというやり方が大変難しいということであれば、私の責任外かもしれないけど、日本人全部とりあえず入らないでおいたらいいのではないかというふうに思います。ただ、ずっとそうしないといけないと思っているわけではないですよ。実は私も「こうやったらいいかな」という腹案みたいなものはあるんですけれど、「入っていくときにはこういうやり方で入っていただこう」とかね。そういうことはすごく難しいし、私の考えたとおりにやった副作用がどうかとか、いろいろな議論があると思うので、それなら、地元の人が安心するから、和歌山県民はやめてもらう。しばらくね。ゆっくりまた、ギャンブル依存症にならない方策を考える、ということにしたら。「これは日本というところで考えよう」とすれば、それもそうしたらいいと、そういう風に私は思っています。

NHK:今国会14日までなんですけれども、法案の成立に向けた期待感は。

知事:早く通してもらったたらいいんじゃないでしょうか。ただ、これが通ったから、ありとあらゆるものが一つの方向に決まりました、ということではないと思うんですね。ですから、これからがいろいろ大変なんですが、「やっちゃいかん」と言うのもどうかなと思うので。世界的な流れからいえばね。すべて「やっちゃいかん」となぜ言わなきゃいけないのか、私はわかりませんから。「いいことにして、やり方をこれから考えよう」というのが今の法案だと思います。いいんじゃないかと思います。

ABC(朝日放送):和歌山県はこれまでもずっと要望を出してきたということでしたけれども、誘致を推進していくという意味では、今日初めてそれを明言されたということでいいか。

知事:そんなことありませんよ。10年前からずっと言ってますよね。不思議にABC放送なんかは、ちっとも取り上げてくれない。不思議。

ABC(朝日放送):改めて、誘致を推進していくというお考えを示されたと?

知事:改めてというか、ずっと。

ABC(朝日放送):今日の答弁の中でも「大阪は取り上げられるのに、和歌山は…」ということも仰っておられましたが、大阪よりも和歌山の方がこういうところが優っていると思う点はあるか。

知事:それはありません。大阪よりも、と、そういうつもりはありません。大阪は大阪でお考えがあって、それぞれやられたらいいんですね。和歌山は和歌山で「ここ、いいと思いますよ、どうですか」ということでやっているので。あっちよりこっちの方がいいからと、そんなつもりは全くありません。和歌山に関して言えば、大阪市と和歌山市と考えたら、関空との距離は和歌山市の方が近いですよね。それくらい便利なところにあるし、他の観光と組み合わせて考えていかないといけないとすれば、和歌山県というのは景色もいいし、食べ物もおいしいし、それから歴史的な産物もあるし、いろいろ他に楽しめますよね。何も、賭け事ばかりして、というじゃないと思うんです。観光の一つの要素にすぎないでしょ。ですから、「なかなかいいと思うんですけど、どうでしょうか」というふうに企業の方にアピールできるかどうかというのはこれからの問題ですね。

ABC(朝日放送):今後どうなっていくかは議論次第だと思うんですけれども、実際にIRを作るとなった時に全国一斉にというのは難しいので、優先順位をつけていかれると思うが、大阪と和歌山は競合すると思うが、その辺はどういう風にお考えか。

知事:それは投資する人の意向があるかどうかじゃないでしょうか。近いところだから「やめておいたほうがいい」なんて考える必要ないでしょう。私はそう思います。じゃあどうかというと、和歌山に打診をした企業に、「大阪も熱心なんだけど、大阪に他社が投資をしたときに、それでも和歌山に興味がありますか」と、質問をしたことが何度もあるんです。そしたら「あんまり関係ありません」と言ってましたね。隣にあっても、相乗効果がある場合もあるし、客を取られるという場合もあるけれども、そういうことを全部考えても、「隣にあるから投資はもうやめた。どちらかだけです、というつもりは全くありません。」と言っていました。お上がお決めになる、というよりも、企業の意向も踏まえて、意向のあるところにやったらいいんじゃないかと思います。地元が受け入れてね。

朝日新聞:IRはカジノ以外にも、温泉やショッピングモールなどいろいろあると思いますが、どういったタイプのIRを想定されているんでしょうか。

知事:これも和歌山で何をやってくださるかというのは企業の意向だと思うんですよね。私は、例えば、ホテルや賭け事以外のいろいろなアミューズメント、グルメですね。それから、スポーツ体験、こういうものの橋頭堡としては、ものすごくいいところになるんじゃないかと実は思っているんですね。みんなそういうことを楽しみたいでしょう?例えば、和歌山市で言えば、マリーナシティーはセーリングのナショナルトレーニングセンターでもあるし、インターハイというのはずっとそこで行われているような、そういう、ウォータースポーツのメッカなようなところもありますよね。南の方に行ったらもっと綺麗な海なんかもあるでしょう。ダイビングとかクルージングとか、いろんなことも楽しめるし、山歩きなんかもいいですよね。そういうことの拠点になるような施設や案内書を備えたホテルのようなものがあったらいいんじゃないですかね。巨大な国際会議場というのは和歌山でなくてはいかん、ということはなくて、他のところでもいいですよね。たとえば、私はヨーロッパへ赴任したときにいろんなところを見てきましたけれども、学会をやるところがあったんですよね。何百人単位で全世界から人が集まってきて、例えば、医学のある領域の学会があると、家族でお越しになって、伴侶の方はゴルフしたり社交しておられたり。そういうようなことができるようなものだと、和歌山に映えるんじゃないかと思うんですよね。そんなようなことを、アピールはしますけど、最終的にお決めになって、こういう構想で行きたい、というのは企業の問題でしょうね。

朝日新聞:この件について二階さんや世耕さんと話は。

知事:もちろん、ずっと助けていただいてますから、IRについては、細田先生がずっと主導者をやってくださってましたから、これまでもいろんな打ち合わせもしてきたましたし、二階幹事長も大変熱心に推進してくださっているので、ご説明に行ったり、お話をしたり、ずっとやっています。

朝日新聞:和歌山だと、南海トラフの懸念もあるんですが、その点については。

知事:そんなこと言ったら、世界中みんなそうなので。起こった時に、最悪の事態にならないようにしておかないといけないですね。従ってまず、地震に強いというような建物の構造にしておかなければなりませんね。これは日本全国どこでもそうですよね。もし海に近いところに誘致するんだったら、津波が来た時にも、命だけでも最低限守って、少し復旧工事をしたらまた戻る、というくらいの設計にしておかなければならないと思いますね。それは十分できると思ので。これからの建物ですからね。だから、「和歌山いけません」ということにはならないと思いますね。そんなこと言ったら全国全部ダメだ、ということになりますね。

読売新聞:先ほど仰られた内容を確認したいんですが、県外の経済界からも何件か打診がきているということで、もしカジノ法案が通ったら、一緒に協力するということか。

知事:経済界というか、企業とか、グループですね。「和歌山でやってもいいと思ってるんだけど、どう?」というような話ですね。誰とは言いませんけどね。

産経新聞:和歌山市が、今、立候補を正式に意向を示しておられますけれども、仮にそうなった場合は、県として連携・支援して、一緒に積極的にPRされるということでいいのか。

知事:10年経ってようやく追いついてきたか。結構じゃないでしょうか。だけど、そうでもないんでしょう?新聞にいろいろ出てるけど、「報告書が出ました」というようなことのようじゃないですか。だから、質問がピンとこない、という感じがしますけどね。いずれにしても、みんな力を合わせてやらないといけないんでね。市町村が「絶対反対です」と言ったらできないでしょうね。それから、県が「絶対反対です」と言ったらできないです。国が「ダメ」と言ったらできないです。みんなが「いいよ」と言ったらできるんですよね。

紀伊民報:今、和歌山市が手を挙げているが、他の市町村からは。

知事:市町村はあまりないんですよ。どちらかというと、和歌山県は県がいろいろ企画する県なので。企業の方とか、政府の方とか、自民党の方に言うときは、「和歌山市以外にも、こういうところもありますよ」ということは言っていますよ。いろいろ選択肢はあっていいので。考えられないようなところはちょっと違うと思うんですけどね。それにふさわしいようなところは、和歌山市以外にもあると思うんですけどね。

日経新聞:県外の企業から問い合わせがあるというのは、和歌山市ということではなくて他の市町村ということもありうるということか。

知事:どこに、どう関心を持っているかというのはあまり言ってしまうと問題なんで、一般的には我々は、露骨に言うと、「和歌山市と白浜は候補じゃないでしょうか」という言い方をしていますけれども、どこがどう関心を持っているか、そんなことは言えませんから、それは勘弁してください。私たちの元々のいろんな資料なんかにはそういう風にして、別に秘密の資料ではないですけれども「こういうところありますよ」と言って、紹介はしている、ということですよね。全く無視されていますけど。十数年間。

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