知事記者会見 令和6年1月30日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

令和6年1月30日 知事記者会見

令和6年1月30日 記者会見室

和歌山県、株式会社IHI、株式会社長大及び南海電気鉄道株式会社が「空飛ぶクルマ」の県内での実用化に向けた連携協 定を締結します

PDF形式を開きます資料1(PDF形式 192キロバイト)
 それでは、定例記者会見を行います。発表事項がたくさんありますが、一つ目は、空飛ぶクルマに関して、和歌山県と株式会社IHI、株式会社長大及び南海電気鉄道株式会社とで、連携協定を結びます。これまで長大さんと連携協定を結んでいましたが、より具体的なものをやっていきたいということで、実証的な実験もそうですが、むしろ、「空飛ぶクルマ」を活用して地方創生に繋げるようなことも具体的にできないだろうかということで、来週月曜日に(協定を)結ばせていただきます。ご取材よろしくお願いいたします。これが一点目です。

県民みんなで「脱炭素」に取り組みましょう!

PDF形式を開きます資料2(PDF形式 564キロバイト)
 二点目ですが、脱炭素先進県を目指している私どもの具体的な活動として、一つは、小学生の皆さんへの出前授業を、2月19日に和歌山市立中之島小学校で行います。
 それから、2050年カーボンニュートラルわかやまを目指して、啓蒙・啓発活動を行うために、新しいロゴマークを作りました。

 それから、いわゆるサーキュラーエコノミーの一環として、プラごみ・食品ロス削減協力事業者制度を作り、資料のようなステッカーを貼らせていただいて、啓蒙活動を行っていきたいということです。

和歌山県とイオン株式会社が包括連携協定を締結します

PDF形式を開きます資料3(PDF形式 221キロバイト)
 次に、イオン株式会社様と包括連携協定を結びます。中身はかなり具体的なことになっていますが、電子決済、県産品の販売促進、健康増進、子育て支援等になっています。大変影響力のある小売のイオンリテール株式会社さんと一緒に提携して、具体化をしていきたいと思っています。

田村薬品工業株式会社が橋本市に工場を増設

PDF形式を開きます資料4(PDF形式 324キロバイト)
 それから、田村薬品工業株式会社さんが、橋本市に工場を増設させるということで、2月5日に進出協定を結ばせていただきます。

令和6年能登半島地震への支援について

PDF形式を開きます資料5(PDF形式 87キロバイト)
 これは結構重要ですが、現在も、和歌山県職員、関係者も含めて毎日40人ぐらい能登町の方に出しています。これまでのこともあるし、年度末までに、1億4465万円の能登半島地震への支援の費用が発生します。これについては、緊急の話なので、予備費を使わせていただきたいと思っています。1月29日に、予備費による執行を決定いたしましたので、お知らせをいたします。
 内容的には、職員等の派遣による人的支援が1億3000万円程度、支援物資の提供等で1500万円程度です。主なものはDMAT、DHEAT、DPAT、保健師等の派遣や、避難所運営支援要員としては、県の一般職員が10人1組で行っていますが、そのような費用です。今後も、被災地に寄り添った支援ができるように、状況を注視していきたいと思っています。

TGC和歌山2024の開催について

PDF形式を開きます資料6(PDF形式 7,586キロバイト)
 話題事項ですが、TGC和歌山2024の期日が近づいているので、再度、話題提供をさせていただきたいと思います。2月3日の土曜日ですが、今回、県の予算措置をして、いわゆるユニバーサルなステージを作ることを用意させていただいていますが、これが、新しく決まりましたHarmony Marchというステージになります。101名の応募があった中でオーディションをして、障害のある方、ない方、あるいは、性別、自己の性自認も含めて、多様な方々に参加していただくステージです。ぜひ、ご注目をいただきたいと思います。
 それから、これも県で予算化した無料のパブリックビューイングに、プラスでTGCに参加されるタレントさんやモデルさんもその会場に行っていただくということで、当日、かつらぎ町、有田市、御坊市で行います。詳細は、この前資料提供させていただいたとおりです。なお、新宮市は、翌日にアフターイベントとしてさせていただきますが、ゆうちゃみさん、ゆいちゃみさんという、大変有名なTGCに出演されたモデルさんが、新宮市会場に出演をいただけるということです。
 それから、県と直接関係ありませんが、昨年と同様に、熊野白浜リゾート空港会場で、2月4日の日曜日、アフターイベントが行われます。これも、タレントのりんごちゃんを初め、有名な方がご出演されます。
 こういう形で、和歌山県全体で盛り上げていきたいと思っているので、ご取材の方をよろしくお願いしたいと思います。

 以上です。

質問と回答

読売:発表項目外ですが、先日、スペースワン社から、3月9日にロケットを打ち上げられる予定だということが発表されました。その受け止めと、あと1ヶ月強ぐらいありますが、どうやって盛り上げていくのか、お考えをお聞かせください。

知事:1月26日のスペースポート紀伊周辺地域協議会で発表いただきましたが、和歌山県としては、大変ありがたいことだと思っています。過去には延期が続いていた中で、万全にも万全を期して、3月9日の打ち上げを決めていただきましたので、歓迎をしたいと思っています。県民の皆さんも大変喜んでおられて、私もその後、いろんな方からお祝いを言われたり、期待の声を聞いていますが、実際、現地のホテルが全部完売だそうです。周辺のホテルが全部埋まっているということで、大変な期待をいただいていて、おそらく、県内の方もそうかもしれませんが、全国から、この打ち上げを見に来てくださる方が大勢いらっしゃることが予測されますので、県としても受け入れ態勢には万全を期したいと思っています。
 これも1月26日の協議会で発表されましたが、見学場の入場チケット販売も、既に始まっています。大人が3000円、子供さんが1500円で、渋滞しないようにバスで移動していただくバス代を入れると、5000円、2500円になります(1月31日現在、チケットは完売しました。)。渋滞ができないよう、いろんな準備も県警と一緒に今やっていて、できるだけ大勢の方が安心して安全な状態で打ち上げを見ることができるよう、県としてはしっかりと準備をしていきたいと思います。

毎日:空飛ぶクルマについては、今、発着場などの整備を進めていたと思いますが、現状がどうなっているのか、教えていただけますか。

知事:現状、一方では、空飛ぶクルマの型式認証等のスケジュール感も睨みながらですが、おそらく年内に実証実験ができるだろうと思っています。

それから、万博が終わった後も、できれば空飛ぶクルマを使って地方創生等に活かしていきたいので、いわゆる空飛ぶクルマの離発着場をどうしていくのか。これは、いくつか候補があり、慎重に候補地を絞りながら、連携協定を結んだ皆さんとも相談しながら、決めていきたいと思っています。大変魅力のある事業なので、私自身もワクワクして、今、職員の皆さんと一緒に取り組んでいるところです。

共同通信:TGCについてお伺いします。今まで知事も説明されてきた部分もあると思いますが、今週に開催が迫ってきて、今回、初めて県としてのステージを設けており、改めて、その狙いと、和歌山県として、これを通じてどういうメッセージを発信したいのか、教えていただければと思います。

知事:まさに、2月1日からパートナーシップ宣誓制度を実施いたします。これは、性的少数者の皆さんの幸福追求の権利を守っていくための、私としては大きな一歩だと思っています。それとも連動していて、和歌山県としては、多様性がとても重要な我々の政策目的の一つだと思っていて、多様性のある県を作っていく。そういう意味で、今回、性別の有無、あるいは性自認の異同、また障害のあるなしに関係なく、100人を超える方がオーディションに出ていただき、その中から選ばせていただいて、その方々が舞台で躍動する姿を、県民の皆さん、あるいは全国にインターネットを通じて配信映像を見ていただくことによって、和歌山県が、多様性、あるいは公平性、さらに包摂というものを大事にしている県だということを、ぜひアピールしていきたいと思っています。

関連ファイル

このページの先頭へ