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知事からのメッセージ

知事からのメッセージを紹介します。

平成29年10月のメッセージ

平成29年10月

投票に行きましょう。

 まもなく衆議院議員選挙の投票日です。10月22日です。既に期日前投票が始まっていまして、私はもう投票を済ませました。当日でも期日前でも、皆さん投票に行きましょう。

 最近は、どの選挙でも投票率が下がり気味です。特に、新聞テレビが事前に調査をして、予測を発表するものですから、その結果が大勢はこっちと言われると、そのこっちの支持の人はどうせもう勝つのだから、自分は行かなくてもいいやと投票に行かなくなるし、反対にあっちの支持の人は、自分が投票に行ってもどうせ負けは決まっているんだからと、これまた投票に行かなくなります。

 民主主義がいけないという人はほとんどいないと思いますが、その原点は選挙であり、投票であります。したがって、投票に行かないのは民主主義の危機であります。

 私は3年前の和歌山県知事選挙の際、テレビ和歌山が企画して下さったテレビ討論会に相手候補の方とともに生出演をしました。司会の足立教授の質問に交互に答えていったり、たまには二人で論争をしたりするという趣向でしたが、時々、様々な映像が入ります。その中で、リポーターが投票に行きますかと聞いて、回答者の方が「行きません。どうせ誰がなっても同じですから。」と答えているところをかなりのウェイトで流しました。その後足立教授が「全体としてどう思うか。」といった事を聞かれたと思うのですが、私はこの映像に噛みついて、「先程の回答は、間違っていると思います。誰がなっても同じでは絶対にありません。そもそも、投票へ行くか、行かないかと聞いて、『行きません。誰がなっても同じだから』と答える人の映像をどうして流すのですか。他にもいろいろな答え方をした人もいるでしょうが、どうしてあの人を選択したのでしょう。誰がなっても同じだという論理が真っ当な論理として、多くの人々が影響されたらどうするのですか。」と言って、物議を醸しました。それが事実だから、しょうがないではないかと批判する人もいましたが、それでも、私は抗議したいと思います。
 テレビ局はその報道が政治的に中立でなければなりません(そうとも思えないなあという番組がいっぱいあるように私には思えますが)が、民主主義を守る事に中立であっていいわけではないと思います。番組制作は制作者の創造物です。取材してきた多くの材料の中からどれを選んでどういう構成にするかは、制作者の考えによります。選挙に行きますか、行きませんかと聞き、行かない理由として誰がなっても同じと言っている人の証言を数多くの材料の中から取り上げるのは、制作者がその考えもひとつの選択肢として評価しているという事を示していると私は思います。テレビ局は民主主義を否定する自由と権利はないと思ったので私は抗議しました。これを材料として取り上げるのなら、せめてキャスターやゲストの足立教授が「それはいけませんよね。かくかくしかしかだから。」とコメントぐらいすべきでしょう。

 それにそもそも、誰がなっても同じでは絶対にありません。11年前に知事に選んでいただいて、7年前にまた選んでいただいて、3年前にまたまた選んでいただいた私ですが、仮に、相手の方(方々)が選ばれたとしたら、随分と違う県政になったと思います。方向性、手段も違えば、それによってもたらされた成果、結果もまた、違ったものになったと思います。知事ですらそうですから、まして、国政のあり方を決める総選挙は、誰が選ばれても、どの党が勝っても、同じということは、絶対にありません。したがって選挙に行きましょう。

 最近よく見られるのは、観客民主主義です。舞台の上で政党が繰り広げるバトルを楽しんでいるか、またはイライラして批判しているかといった態度が幅をきかせています。読者、視聴者に嫌われると困るマスメディアが世に阿ってこれを助長しているように私は感じます。
でも、政党のバトルの結果が、見ているだけのはずの私たち有権者の安全や生活や生業や生き方にもろに影響してきます。従って、選ばれた人の働きが悪かったら選んだ人が悪いということだ、ぐらいの気持ちを持って、しっかり投票に行きましょう。

 もう一つ最近よく聞くのは、この人も気に入らん所があるし、あの人も別の気に入らない所もあるし、この党もそうだし、あの党もそうだという意見です。だから投票に行く気がしないという訳です。それはそういう所もあるかもしれないなあと思うのですが、どちらがよりよいか、俗な言葉で言うとどちらがましかというセンスも必要ですよねという現実感に立てば、やはり、だから投票に行かないというのはいけないと思います。

 皆さん投票に行きましょう。

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