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知事からのメッセージ

知事からのメッセージを紹介します。

平成29年10月のメッセージ

平成29年10月

よう勝てたなあ

 10月10日「第72回国民体育大会2017愛顔つなぐえひめ国体」が大変立派に、大成功裏に終了しました。今年もまた、国体の選手団長として、開会式の日、松山市に行かせていただき、県選手団の激励に加え、2年後に迫っているねんりんピックの開会式のイマジネーションを得るため、特に開会式を拝見しました。
 空港も、町も、国体で大いに盛り上がり、2年前の和歌山を思い出すほどでした。開会式の式典前演技も実に大勢の演技者がはつらつと演技をされ、見る人たちを楽しませてくれました。

 ところが大ショックの事が起こりました。開催県の愛媛県が天皇杯(男女総合成績1位)を取れなかったのです。
 天皇杯は東京都が接戦ではありましたが、愛媛を抑えて獲得しました。これで、昨年の岩手以来、2年続けて、開催県が天皇杯を取り損なった事になります。和歌山県は、よう勝てたなあと今更ながら思います。

 スポーツは勝ち負けだけがすべてではありませんので、天皇杯の獲得は目標のすべてではありません。しかし、ここ20~30年何かと調子の悪い和歌山がほとんどすべて開催県が獲得してきた天皇杯を逃す事になれば、さぞや県民が「やっぱり和歌山はあかんか」と落胆するに違いないと、私は、県民選手団を鼓舞するためにずっと「絶対優勝するんだ」と言い続けてきました。私はここでは司令官ですから、その司令官が負けても良いんだと言ったら、それは全軍が崩壊する事に繋がります。従って言い続けたのです。
 しかし、実際は、ずっと和歌山の競技力は低迷していましたから、それは容易な事ではありません。実際開催4年前43位、3年前21位、2年前18位、1年前15位でしたので、私も内心では何度もこれはあかんかと思うような時もありました。もちろん人に言ったことはありません。開催県は予選免除ですから点は上がりがちですが、それでも本選の組み合わせが悪かったり、成績が悪かったりではとても優勝はできません。それを和歌山県選手団は見事に天皇杯を獲得してくれたのです。
 大敵は東京です。もともと強いのに、和歌山の2年前が東京国体でしたので、選手強化をさらにやったらしいのです。そのため、次の長崎県がもともと強い県の一つであるにもかかわらず、薄氷の天皇杯獲得だったのです。和歌山の次の岩手県は知事が8位以内が目標ですとずっと言っていたので、東京が優勝したのですが、今回の愛媛は、もともと強い県である上、立派な中村知事ががんばろうと声をかけ、着々と選手強化をしてきたので、これは楽勝であろうというのが私の予測でした。現に、昨年の岩手国体の時は既に7位まで順位を上げてきていました。

 それが一敗地にまみれたのです。本当にびっくりしました。何でそうなったのか、もう少しゆっくり調べてみたいのですが、あの時和歌山はよう勝てたなあと改めて感慨にふけりました。あの時必死でがんばってくれた選手団にはありがたいと思いましたが、今から考えると、本当に奇跡的ながんばりを示してくれたんだなあと改めて感謝します。

 和歌山県の競技力が昔みたいに、40番台の、それもビリに近い所でいるのはいけないと思い、国体が終わっても県民がスポーツに勤しめる環境を作るため、和歌山県では、ある程度の競技力向上予算も残して、スポーツにがんばりたいという人々が報われるようにしてあります。国体について言うと、再び近畿ブロックの壁が立ち塞がっていて、大阪、京都、兵庫というスーパースターが当県の選手の国体本戦への参加を妨げていますので、中々得点ができません。それでも昨年は何とか、20位、今年も26位の成績を選手団は残してくれました。順位にばかりとらわれる必要はもはやありませんが、和歌山に住んだり、育ったりすると、スポーツにも力一杯打ち込めるぞという県であり続けたいと思っています。

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