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知事からのメッセージ

知事からのメッセージを紹介します。

平成28年2月のメッセージ

平成28年2月

日本ダムアワード

 世の中には愛好家、いわゆるマニアやファンの方がたくさんいます。その世界の中に“ダムファン”ダムを愛する方々がおられ、そうした人達が集まり、ダムのアカデミー賞と称して、“日本ダムアワード”というイベントを開催しています。

 昨年末、この“日本ダムアワード2015”において、県が管理する七川ダムが6部門の1つである「洪水調節賞」を受賞しました。国が管理する大規模なダムや雄大な自然と調和したダムなど、全国に数あるダムの中で、古座川上流にある慎ましい七川ダムがノミネートされ、受賞したことに感慨ひとしおでした。

  昨年7月、全国各地に観測史上最大を更新する豪雨をもたらし、多大な被害を及ぼした台風11号は県内にも爪痕を残しました。この時、七川ダムでは、ダムの能力を上回る洪水が流れ込むという危機的な状況にあり、ダムがあふれる一歩手前まで水位が上昇する中で、下流の状況、降雨の状況などを見極めながら、七川ダムの能力を最大限発揮させる操作を行い、下流の被害を防ぎました。今回の「洪水調節賞」受賞の背景には、こうした大活躍があり、そのことに“ダムファン”が気付き、称えてくれたのです。

 しかしながらこのことは、ダム操作がたまたま上手く出来たというような単純なものではありません。紀伊半島大水害では、県内各地のダムで、ダムの能力を上回る洪水が流れ込む状況が発生しました。そこで、その教訓をもとに、計画を上回る大規模な洪水が予測される場合には、共同事業者である関西電力の協力のもと、発電用に確保されている容量についても事前に放流したうえで、洪水を目一杯貯め込み、防災面での機能を最大限発揮できるよう、運用を見直していたのです。

 今回もこの運用の見直しが功を奏し、ギリギリのところまでダムに洪水を貯め込むことで、被害の発生を防ぐことが出来ました。こうした地道な取り組みは、上手くいって当たり前と思われることも多く、なかなか注目されないものですが、こういった形で光をあててくれた“ダムファン”の皆様、運用にご協力頂いている関西電力に感謝するとともに、これからも県民の皆様の生命、財産をしっかりと守っていきたいと思います。今春は、七川ダムの雄姿とさくら名所百選に選ばれている湖畔の桜を見に行きませんか。

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