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知事からのメッセージ

知事からのメッセージを紹介します。

平成28年1月のメッセージ

平成28年1月

津波情報の緊急速報メール、エリアメールによる誤配信について

 1月1日、午後2時8分頃、津波の発生がないにもかかわらず、和歌山県から県内全域に、津波からの避難を呼びかける緊急速報メール、エリアメールを誤って配信しました。併せて、原因究明や問い合わせへの対応にかかりきりになり、システムを直ちにシャットダウンする事を怠ったために、午後3時1分頃もう一度誤報を出してしまいました。また、この混乱の中でこの緊急速報メール及びエリアメールが誤報であることをお知らせするメールも随分遅れ、初報から1時間以上経った午後3時15分頃及び午後3時21分頃となりました。
 新年早々大変ご迷惑をお掛けしました。深くお詫びを申し上げます。

 和歌山県は、南海トラフの震源域に近く、津波の到達が非常に早いと想定されていることから、津波の到達を正確に予測し、これを県内にいる皆様に瞬時に伝えて1分でも1秒でも早く避難をしていただく必要があります。
 このため、国立研究開発法人海洋研究開発機構が紀伊半島沖合の海底に設置している地震計と水圧計による実際の観測情報をもとに、世界で初めて「和歌山県津波予測システム」を開発しました。今までの津波予測は、これまでの経験知等から熟練の予報官が頭で考えて出していましたが、和歌山県のシステムは南海トラフでの岩盤の沈み込みに伴う水圧の変化等の実測データをもとに、これに海底や海岸の地形データを入れてコンピューターで津波の大きさを計算するというもので、世界中のどこにもないものであります。これが可能になったのは、ここ数年国が海洋研究開発機構に委託して南海トラフの海底にセンサーを張り巡らしてくれたことと、それをもとに職員が頑張って同機構と和歌山県の間でコンピューター・システムを作り上げてくれたからなのです。このシステムは、津波が発生すると沿岸部に到達する津波の規模や影響を予測するとともに、即時に緊急速報メール等で県内全域にお知らせするものであり、昨年11月から運用しています。そういうわけで、私は、県の名誉のためと思い、このシステムを県内外に大いに宣伝をしていたのですが、その自慢のシステムが、このような誤配信を起こしてしまいました。

 今回の誤配信の原因は、この和歌山県津波予測システムは海面の異常浮上を感知した時に津波を感知するのですが、海面変動の基準となる今年の理論潮汐データを県において入力していなかったため、通常の潮汐変動をすべて津波と判断したことによるものであったと判明しています。
 このようなことは、決してあってはならないことです。我々県の不注意、あるいは気の緩みがあったかなと大いに反省しています。と同時に、県内にいた皆様のお正月のくつろぎをふっ飛ばしてしまったことを心からお詫び申し上げます。
 防災を担当する関係機関の皆様にも大変なご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。
 これを教訓にして再度システム全体を検証し、徹底的な対策を行い、このようなことが二度と起こらないように対応してまいります。
 したがって、県民の皆様におかれては、津波の発生を知らせる緊急速報等があった場合は、また誤報かと思われることなく高台等への避難をしていただきますようよろしくお願い申し上げます。
 重ねて、深くお詫びを申し上げます。

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