現在表示しているページ
ホーム > ようこそ知事室へ > 知事からのメッセージ > 平成27年12月 海難1890

メニューをとばす

知事からのメッセージ

知事からのメッセージを紹介します。

平成27年12月のメッセージ

平成27年12月

海難1890

 エルトゥールル号事件を描いた「海難1890」が12月5日についに封切られます。田嶋串本町長と学友で世界的に有名な田中光敏監督の発意から生まれたこの映画がついに実現したのです。5年前にこの話を聞いた私も早速協力して、資金集めなどに皆で悪戦苦闘しました。その間はリーマン・ショックなどがあり、企業の財務が急速に悪くなって、大変難行でしたが、安倍総理とトルコのエルドアン首相(現大統領)が意気投合し、この映画を応援しようと決めてくださってから、急に話が進み始めました。私は資金集めに走り回りましたし、東映が配給先として責任を持ってくれるようになり、和歌山を中心にNPOができて、皆が応援して、ようやく感動的な大作ができました。
 1890年オスマン・トルコ帝国の希望の星であったエルトゥールル号が、日本との友好親善で大変な功績を上げた後、串本大島の樫野崎沖で荒天の中、座礁沈没するのですが、その時、樫野をはじめ近くの漁村の人々が、寝食を忘れ、生存者の救出と介抱を行い、貧しい暮らしの中でもありったけの食糧などを提供して、トルコの人々を救いました。一方トルコは、これを多として、このことを125年間教科書に書き続けて、忘れないでいてくれたのです。その記憶の中で、今度はその95年後の1985年、テヘラン空港で取り残された日本人のために航空機を飛ばしてくれ、自国民よりも優先して救出してくれたのはトルコでした。この時空を越えた友情と思いやりがこの映画のテーマです。私は125年前のわが和歌山県民がかくも立派な心意気を身をもって示してくれたことを心から誇りに思いますが、同時に30年前にトルコから示されたあの英雄的な友情を決して忘れてはならないと思います。
 県民の皆さん、是非この映画を見ましょう。見て、感動して、泣いて、そして明日への勇気と希望を心に湧かせましょう。

このページのトップに戻る