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知事からのメッセージ

知事からのメッセージを紹介します。

平成26年1月のメッセージ

平成26年1月

外国の日本人

 皆さんは1985年3月のテヘランにおけるトルコ航空機による在イラン日本人救出劇を覚えておられるでしょうか。
 何故にトルコ航空機が飛んできてくれたか。もちろんエルトゥールル号事件以来のトルコの親日感情もあったでしょうが、伊藤忠商事社員としてずっとトルコにいた森永堯さんが前々から親友のように付き合っていたオザル首相に頼んでくれたおかげなのです。
 森永さんに限らず、海外で長く暮らし、大変な苦労を重ねて現地で尊敬されるようになっている日本人がたくさんいます。私も少しばかり海外で暮らしましたし、海外の人達との付き合いのある仕事をしてきましたから、日本でマスコミなどでともすれば流される自虐的日本像よりも、はるかに世界中で日本が好かれ、日本企業が信頼され、日本人が尊敬されているかをよく知っています。
 私は、このことは、戦後60数年にわたって、日本企業や日本人が誠実に海外の人と接し、懸命に努力し、日本が平和に徹して外国と付き合ってきたからだと思っています。そのような日本人は、企業戦士の方々ばかりとは限りません。移民をしたり、結婚その他の事情でずっと長く海外で暮らしたりする多くの日本人が立派に人生を送り、その人に対する尊敬の念ゆえに、日本人全体が愛され、尊敬されている、そんな人々を私は知っています。私が大使をしていたブルネイには、ブルネイ人の奥さんになっておられる日本人女性が何人もおられました。多くはロンドンなどで留学中に御主人と巡り合った方ですが、ブルネイ人の社会に溶け込み、しかも皆さん大変尊敬されていました。ブルネイ人の人々は日本が大好きですが、その理由の一つは、このような立派な日本人の奥様方によると私は思いました。
 それぞれの日本人は今日の名声を得るまでにおそらく大変な御苦労をされたことと思います。私達日本に残る日本人に出来る事は、この事実を常に正しく認識し、敬意と感謝を送ることだと思います。今年はブラジル和歌山県人会60周年です。4月にそれを讃えるために、県民の皆さんと一緒にブラジルを訪問しようと思います。
 さらに、こうして先人の努力で高まった「日本への評価」を生かして、今の我々は、もう一度世界に打って出ていこうではありませんか。和歌山の素晴らしい産品は、「日本製」という良きイメージを武器に世界で愛されるはずです。和歌山のこの美しい風景や文化は、「あこがれの日本」の一部ということで世界中の旅行者の訪問対象となるでしょう。
 頑張りましょう。外国で尊敬されてきた先人達の志を胸に。

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