知事からのメッセージ 平成22年7月

知事からのメッセージを紹介します。

平成22年7月のメッセージ

平成22年7月

サッカーワールドカップ

 サッカーのワールドカップにおける日本チームの活躍は日本中を熱狂の渦に巻き込みました。岡田監督率いるサムライジャパンと称する日本チームは当初の予想に反してグループリーグを突破してベスト16に進出し、南米の強国パラグアイと大熱戦の末、ペナルティキック(PK)合戦で敗れました。
 日本チームの紋章は言わずと知れた熊野の八咫烏()、熊野の神々の御加護を得てよく戦いました。日本で一番初めにサッカーを導入したのが那智勝浦町出身の中村覚之助()氏といういわれをも知るにつけ、日本サッカーチームは和歌山のチームのように思えてくるのです。その中で、不動の右サイドバックは海南市出身の駒野選手で、惜しくもPKをバーに当てましたが、鉄壁の守りで日本チームのピンチを何度となく防ぎました。和歌山の誇りです。その功績をたたえて和歌山県スポーツ特別賞をお贈りしました。
 その日本チームが敗れた後、岡田監督の談話で次の2つの言葉が胸を打ちました。「私について来てくれて頑張ってくれた選手に本当に感謝したい。」「そういう選手たちを勝たせてやれなかったのは、私の責任。私の執着心と執念が足りなかったと感じている。」
 名監督の言葉を味わいながら、私は県政を思いました。第1に、私の就任以来、改革に次ぐ改革によく耐え私について来てくれた県の職員諸君に私も感謝したいということです。第2に、県の勢いを取り戻し、和歌山を元気にする戦いは、まだまだ緒についたばかり、少しぐらいの成果に安住することなく、自己満足することなく、まさに執着心と執念を持って県政に専心しなければならないということです。

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