現在表示しているページ
ホーム > ようこそ知事室へ > 寄稿・提言・訓辞・挨拶集 > エルトゥールル号殉難将士追悼式典

メニューをとばす

寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

エルトゥールル号殉難将士追悼式典

平成22年6月3日
エルトゥールル号殉難将士慰霊碑前

追 悼 文

 本日、寬仁親王殿下並びに彬子女王殿下のご臨席を仰ぎ、また、トルコ共和国セリム・セルメット・アタジャンル特命全権大使のご臨席のもと、トルコ軍艦エルトゥールル号120周年追悼式典が挙行されるにあたり、この追悼文を謹んで諸霊の御前に捧げ安らかなご冥福をお祈り申し上げます。

 明治23年の初秋、この樫野埼沖でオスマン帝国の親善使節団エルトゥールル号は暴風雨に遭遇し、587名の乗組員は、不幸にも艦と運命をともにされました。私たち和歌山串本の民は懸命に乗組員を助けようとし、助かった方々を一心にお世話しました。私は、私たちの祖先がこのような人の道に照らして胸を張り得る歴史を残したことを誇りに思いますが、同時に、トルコの国民がいつまでもこのことを覚えてくださり、感謝の気持ちをお忘れにならないことを、同じく人の道という見地から深く尊敬申し上げる次第です。こうして犠牲となられた皆様の尊い命は今日の日本トルコ親善の礎となり、悲しくも忘れがたい絆となって両国民の心を堅く結び続けています。

 時を経て120年目を迎えた今、日本トルコ両国政府は本年を「2010年トルコにおける日本年」と位置づけ、両国友好の歴史を回顧するとともに、次代につながる両国民の絆をさらに強いものにすべく、友好関係を深化させております。

 本日の追悼式典を契機として、より一層、友好と親善を深めていくことを御霊前にお誓い申し上げます。

 最後になりましたが、本日ここに参席の皆様方とともに、重ねて諸霊の安らかならんことをお祈り申し上げ、追悼の言葉とさせていただきます。

平成22年(2010年)6月3日
 和歌山県知事  仁 坂 吉 伸

このページのトップに戻る