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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

全国知事会「地方の社会資本整備PT」メンバーと国土交通大臣との面談時における仁坂知事発言要旨

平成22年5月6日
国土交通省 4階 大臣室

 平成22年5月6日に、全国知事会「地方の社会資本整備プロジェクトチーム」のメンバーである仁坂知事など5県知事が前原国土交通大臣と面談し、プロジェクトチームでとりまとめた提言の内容を説明しました。その際の仁坂知事の発言要旨は下記のとおりです。

日 時

  平成22年5月6日(木)午後4時30分~

場 所

  国土交通省 4階 大臣室

当日の出席者

  大分県知事 広瀬 勝貞(プロジェクトチームリーダー)
  和歌山県知事 仁坂 吉伸 (事業評価手法WGリーダー)
  徳島県知事 飯泉 嘉門 (コスト縮減WGリーダー)
  福井県知事 西川 一誠
  島根県知事 溝口 善兵衛



<概要>

【大分県知事】
− 「地方の社会資本整備PT提言」を国土交通大臣に手渡し、説明 −
(発言内容)
 ・地域主権の実現に向けた社会資本の整備の必要性
 ・効率的・効果的な社会資本整備のための仕組み
 ・重要な事業の早期供用に向けた取り組み
 ・社会資本整備に関する国と地方の協議

【仁坂知事】
− 上記の説明を補足して、「効率的・効果的な社会資本整備のための仕組み」のための「事業評価の仕組み」について説明。(「事業評価手法WG提言) −

 申し上げたいことは図にしてあります。評価手法について、第1はやはり我々の意見を聞いて頂きたいということです。どういうふうに聞いて頂きたいか結構具体的に提言しています。それと、それぞれのプロセスで、私どもの提言を申しあげております。一言で言うと参加をさせて頂きたいとか、あるいは現地をきちんと見て頂きたいとかいうようなことです。

 次に評価手法の見直しについて、その一つは、実は特に幹線道路ネットワークについて、事業化の選択の時に細かくぶつ切りにして選択をされている傾向がある。そうするとごく僅かな区間については実は伝統的なB/Cではあまり良い成績がでません。しかし、繋がってはじめて全体として意味があるというときに、わざわざ小さくしていい成績が出ないからと言ってそこだけ置いておくと、ミッシングリンクになって、国土がちゃんと使えない。だから少し長めにとって一連区間で評価すべきだということです。

 それからB/CのBのほうですけども、現在は走行時間短縮、走行経費減少、交通事故減少の3つだけでやっています。私どもも研究しましたが数値化できるものもまだ沢山あるし、数値化できないものももう少し総合的に見て欲しいというのがここの意見です。

 救急医療などは数値化できるデータじゃないかなと思います。高速道路があることによって助かったであろう命が一般道路を時間をかけて行っているうちに亡くなってしまうというのをどういうふうにして計算していくかということも数値で捉えようと思ったら出来ると思います。

 それから諸外国では、我が国のように3便益しか使わないというのはほとんどありません。もう少しBを多く見ても良いんじゃないかと思います。観光も同じです。

 最後に推計値を計算するときに現在の交通量等々を基にして考えています。数値化するときにはそれで仕方がないじゃないかという議論もあると思いますが、しかし道路というのは、できると次にそれを前提として人々の意思決定が変わっていきます。その結果、実は田舎の方では実績値が多く出ることがあるんです。 道路を造るときの意思決定の基となるBの交通量推計が少し甘すぎるんじゃないかと全国的にはそういうことがよく言われています。現に都会等でこれをとると実績の方が小さくなる傾向が出ます。しかし、田舎の方へ行くと、実は道が悪いからそもそもそういう所には行かないと言っていたのが、道が良くなると行けるようになりますので実績値が増えるというのが田舎の傾向です。

 それなら、実績が出ているんだからそれを使って近くで新しい推計をするときに補正をしたら良いんじゃないかということです。これは非常に簡単な手法なのでそういうことも提言したいと思っています。

【徳島県知事】
−大分県知事の説明を補足して「効率的・効果的な社会資本整備のための仕組み」のための「社会資本整備のコスト構造改善」について説明。(「コスト縮減WG提言」) −

【仁坂知事】
 規制緩和をして、一律の基準を押しつけないという点は現在の制度化でも、和歌山県も結構工夫をしながら頑張ってます。大部分のものについては、国交省等々にお願いをすると結構認めてくれます。一番問題になっているのは補助金ですが、補助金を貰うときに、「そんな勝手なことをするんだったら補助金はダメだ」という話を良く聞く訳です。だけど頼めば認めてくれることも多い。とは言え、和歌山県はしぶといのでチャレンジしますが、市町村を含めてはじめから諦めているところが沢山あると思います。ですから、はじめからそういうことは自由にさせるという原則論を打ち立てていただくと、ずいぶん世の中変わってくるんじゃないかというふうに思います。

【島根県知事】
−「ミッシングリンクの早期解消」「航空路線維持」「ダム建設に係る地方の意見の反映」について発言−

【国土交通大臣】
 島根県は航空路線維持のためにどんなことをしていますか。

【島根県知事】
 割引の補助等を追加で考えています。客が足りないから廃止すると言っているので客が増えるように。
 一例ですが、企業誘致の家族への特別な割引等。産業振興、観光振興を兼ねたようなやり方で。

【仁坂知事】
 和歌山県に南紀白浜空港があるんですが、JALに随分優遇策を加えました。それで何とか、一応路線は維持してもらえるようになりましたが、私も、県民も皆そうですが、もう一度、路線削減の話が出るのではないか、ものすごく心配です。

【国土交通大臣】
 南紀白浜は搭乗率が低いですからね。

【仁坂知事】
 小さい機材になったので、8割、9割になると思います。
 お金の話からいくと、さらに約5千万円を着陸料で優遇するなどしました。で、コストは下げたのですが、かつかつ、赤字かなという感じだそうです。

【国土交通大臣】
 はい、承りました。
 早速、(本日の)ご提言をいただいて、見直しをするところは見直しをさせて頂きたい。規制緩和の話は面白い。

【仁坂知事】
 全体と違うので申し上げるのは、はばかっていたのですが、4車化の話ですが。ニヤッとお笑いになりますが、大臣がおっしゃるように北の方がまだ2車線のままだという議論はあると思います。
 だた、今年、もう条件が整います。北の部分の都市計画もちゃんと出来ますので、この高速が全国で一番混んでいるところは事実ですから北側からでも結構ですから、是非、4車線化をここについてお願いします。

【大分県知事】
 全国知事会では、ワーキンググループ、プロジェクトチームをいろいろ作ったが、社会資本整備PTに集まっている知事さんの数が一番多い。地方の関心が一番高い。また、今日はこうやって話を聞いて頂いて大変我々もありがたいと思っています。これからもお時間を頂いて、話をさせて頂きたいと思います。ありがとうございました。

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