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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

第7回「関西3空港懇談会」の結果と仁坂知事の発言について

平成22年4月12日
大阪市内:リーガロイヤルNCB

 関西国際、大阪(伊丹)、神戸の3空港のあり方などについて、地元自治体や経済界で考える「関西3空港懇談会(座長:下妻博・(社)関西経済連合会会長)」が4月12日(月)大阪市内で開催され、関西空港を国際ハブ空港として強化していくことなどについて一致し、そのために、必要な措置を地元の総意として国に求めていくこととしました。

開催日時・場所

  平成22年4月12日(月)9:30~11:30
  大阪市内:リーガロイヤルNCB

当日の出席者

  国土交通省航空局長 前田隆平
  国土交通省航空局空港部長 渡邊一洋
  国土交通省大阪国空局長 片平和夫
  京都府副知事 小石原範和
  大阪府知事 橋下 徹
  兵庫県知事 井戸敏三
  和歌山県知事 仁坂吉伸
  大阪市長 平松邦夫
  神戸市長 矢田立郎
  堺市長 竹山修身
  大阪商工会議所会頭 佐藤茂雄
  神戸商工会議所会頭 水越浩士
  関西国際空港株式会社社長 福島伸一
  関西経済連合会会長 下妻 博
     


下妻会長取りまとめ発言要旨

  1.  関西国際空港を日本における2大ハブの一つとして、全員でこれからも盛り立てていく。そのためにも国の責任である財務構造の抜本的解決について国に対して要望していく。
  2.  現在の需要予測を踏まえ、10年の間については3空港が併存せざるを得ない。最適な空港管理をする一元管理を進めていき、関空のハブ機能を伊丹あるいは神戸が補完するとし、全体の機能強化を図っていく。
  3.  長期的な3空港のあり方について、空港の存廃問題を含めて将来の課題があるという認識が共有された。
     ただ、橋下知事は空港の存廃問題について、個別空港名を明記すべきで抽象的な3項については大阪府としては同意できないという意見であり、橋下知事の伊丹・神戸を明記すべきという意見を含めて合意とした。


この懇談会における仁坂知事の発言は次のとおりです。

<政府予算で関空の補給金が削減されたことについて>
 1点目は、前田航空局長が気の毒であるなということ。前政権も現政権も抜本対策ができない中で、従来の補給金に70億円を加え160億円で実質的に関空の債務を解消してやろうとした努力は評価している。残念ながらそれが政府の中で実現せず、今その前田さんが集中砲火を浴びた形になっているのは大変気の毒である。

<事務局が用意したとりまとめ案について>
 2点目は本題だが、橋下知事が伊丹廃港について悲痛な叫びを訴えられましたが、私は全く共感を覚える。
 しかし、別の観点から言うとこの取りまとめについては良い所と少し悪いところがある。良いところは、関西全体として関空をハブ空港として育てていこうということがきちんと書いてある点である。ハブ空港というのは条件が3つあって、一つ目はその国および地方に人口や経済力があるということ、二つ目は財務体質などになるが、供給側として航空会社が利用しやすい条件が出せるかということ、三つ目はスポークス(国内便)がどれだけちゃんと備わっているかということ。そういう意味では、少し不満なところがある。ほかの空港は関空を補完するものだと書いてあるが、その意味が犠牲を払ってでも関空を盛り立ててやろうということまで言っていないことが不満な点である。
 関空を本当に盛りたてていこうとすればそれぞれの地域の空港が、こちらが生き残りたいことを少し抑えてでも関空の全体のために力を合わせるといったところがないといけない。会長が伊丹だ神戸だといった個別論議はしないと仰って、全くそのとおりだが、この取りまとめ案はそのあたりが少し書き過ぎている気がする。そうすると、伊丹を廃港すべきかどうかといった所へどんどん議論が進んでいく。
 井戸知事が関空の強化との関連でその機能を補完すると言われたのは大変評価するところですが、それが、少し不便を忍んでも伊丹を優先することをしない、というところまで踏み込んでいただければ、問題の解決がどんどんできていく。
 私は、関西全体がハブ空港を盛り立てていかなければ、ハブ空港を持たない関西地域は単なる世界の田舎ということになるので、犠牲を払ってでも関空を盛り立てていく必要があると考えている。

<下妻会長の取りまとめ発言について>
 存廃の対象として考え得るのは、取りまとめ全体の構成から見て、そもそも関空をハブ空港として盛り立てていこうと書いてあるのだから、橋下知事の言うように、伊丹と神戸だということは明らかであるが、橋下知事が固執するように、文言としてあえて伊丹と神戸の存廃と明文化しなくても良いのではないかという下妻会長の「惻隠(そくいん)の情」論を支持する。

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