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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

「都道府県展望」6月号 ~「未来に羽ばたく元気な和歌山」の実現に向けて~

 本県では、長期総合計画で定めた「めざす将来像」の実現に向けた施策を推進するために、「新政策」プロセスを導入しています。
 「新政策」とは、県が抱える課題の把握やそれを克服するために講ずる対策の検討を四月から始め、政府への要望や予算措置など必要な対策を一番効果的なタイミングで講じながら、最終的に次年度の予算編成に繋げる一年を通した取組で、二巡目となる平成二十一年度の「新政策」は、百年に一度ともいわれる世界的な経済危機に直面し、『急激な社会経済情勢に対応する緊急対策』を最優先に、『成長への底力を蓄える施策』、『生活の不安感を払拭する安全安心施策』の三つの重点で「元気な和歌山づくり」を進めることとしました。


『急激な社会経済情勢に対応する緊急対策』

 『急激な社会経済情勢に対応する緊急対策』は、企業の厳しい資金繰りや派遣労働者の解雇・新卒者の内定取消といった不安定な雇用情勢を踏まえた県民生活と本県経済を守るための取組です。
 ①「県内企業の資金繰り対策」
   (資金繰り安定資金・経営支援資金の融資枠の確保)
 ②「景気対策や地域活性化に資する施策」
   (県民生活に密着した社会資本整備の推進や公共事業の早期発注など)
 ③「緊急的な雇用対策」
   (「和歌山で働きませんか!」・「和歌山で農業しませんか!」
   ・「和歌山で福祉医療の仕事をしませんか!」プロジェクトなど)


『成長への底力を蓄える施策』

『成長への底力を蓄える施策』は、我が国の経済が現在の不況期を脱し、次の好況期に向かう時、その流れに乗って和歌山を成長へと導くための施策です。
 ①「活力あふれる地域づくり」
   (地域固有の資源を活かした産業づくりに取組む市町村を支援する
   「わがまち元気プロジェクト」など)
 ②「攻めの農林水産業づくり」
   (地域や品目毎の課題に対応した生産・加工・流通・販売の総合的な取組を支援する
   「新農林水産業戦略プロジェクト」など)
 ③「環境先進県 和歌山」
   (本県の立地環境を活かした太陽光や木質バイオマスエネルギーの利用拡大の取組など)


『生活の不安感を払拭する施策』

 『生活の不安感を払拭する施策』は、不安定な雇用情勢など厳しい社会環境の下で、県民の先行きに対する不安を払拭するための施策です。
 ①「安心医療県 和歌山」
   (地域の拠点病院等の診療体制を堅持する取組や救急・周産期医療の体制整備など)
 ②「安心して地域で暮らせる和歌山」
   (高齢者が地域で安心して暮らせる新たな支え合いのシステム構築の取組など)
 ③「防災対策が充実した安全な生活」
   (災害時に孤立する集落の通信手段の確保や緊急輸送道路の橋梁耐震化など)


緊急的な財政出動と財政健全化の両立

 このようにして編成した予算は、総額で五千二百二十九億円(対前年度比二・三%増)と六年ぶりの「積極型」となりましたが、定数削減や給与カットの継続等による人件費の削減、県有施設・外郭団体・補助金等の事務事業の見直しなどの行財政改革についても手を緩めず取組んだ結果、収支差をプランの目標額を下回る六十二億円に抑制し、「景気下支えのための財政出動」と「持続可能性を高める財政の健全化」という二つの目標を両立させることができました。


平成二十二年度に向け、「新政策」を始動

 「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されて五周年の節目の年となる平成二十一年度を迎え、一年がかりで磨き上げた数々の「新政策」が実施の段階に入っていますが、一方で、和歌山を発展へと導くために、過去の取組の評価や今後の施策展開などの平成二十二年度に向けた次なる「新政策」の全庁を挙げた検討がスタートしています。

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