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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

地域紹介・観光ボランティアガイド全国大会開会式

平成20年11月21日 紀南文化会館/田辺市

 皆さん、おはようございます。
 全国からこのように大勢の方々が和歌山県田辺市にお越しくださいまして、本当にうれしく思っております。
 今回の副タイトルは“癒し、満たし、ようおこし”ですが、私たちの今の気持ちを申し上げますと、まさに“ようおこし”でございます。
 この観光ボランティアガイド全国大会はずいぶん長い間続けてこられてますので、皆さんは全国あちらこちらに行くことができましたし、また、いろいろな研鑽を積まれて、地元での観光ガイドに活かされておられますので、本当にいい大会だと思っております。
 昨日、日本観光協会の中村会長とお話をする機会がありまして、その際、中村会長は、この大会は、ご自身が関係しているいろいろな大会の中でも、大変楽しくかつ意義深いものであるとおっしゃっていましたが、私も「さもありなん」と思います。
 和歌山県では、観光ボランティアガイドのことを「語り部」ということがあります。単にガイドをするだけじゃなくて、その方のこれまでの人生とか、知識や見識、考えや人柄が伝わってきますので、観光ボランティア制度は本当にすばらしい制度だと思います。
 私自身も、険しい山は駄目ですが、山歩きは好きで、暇があると、語り部さんに案内していただき、熊野古道を歩き回っております。また自然も好きですから、その際に花の名前なんかを聞いてしまうのですが、たまたまご案内いただいた語り部さんが県庁の林業の仕事をされていた方であったりすると、植物の名前をすごく知っておられる場合があります。また、地元で商工行政に関わっておられた方であったりすると、地元の産業の衰退の状況など、単に観光地としての故事来歴だけではなくて、いろいろなことを教えてくださるわけです。
 私は、このように観光ガイドの方と歩くのが大変楽しみでありますし、このような気持ちは、日本人1億2千万人の共通の気持ちではないかと思います。
 和歌山県では、観光ガイドを全国に紹介するため、少し前に紀州語り部の登録制度を作りました。この制度では、プロの方だけではなくアマチュアの方も和歌山県観光連盟に登録していただき、それを宣伝していくことになっておりまして、だんだんと登録者数も増え、今では17団体、約300人といったレベルになっております。聞くところによりますと、これらの方々が接したお客様の数は、平成19年度で約7万人にも達しているとのことでございまして、多く方々を楽しませてくださっていると思っております。
 私たちは、熊野古道をご紹介するパンフレットを作っておりますが、その中には、「このコースは何分かかる」だけではなく、バスの時刻表や宿泊施設の案内等の情報をコンパクトにまとめておりますが、その中に、たくさんおられる語り部の連絡先を全部入れるようにしています。これにより、誰かが「熊野古道に行ってみよう」と思われたときに、すぐに連絡が取れるようにしているわけであります。
 ただ私は、語り部あるいは観光ボランティアガイドの方々がボランティアであるがゆえの問題点があることも理解しています。どういうことかといいますと、プロあるいはビジネスであれば、お互いの利益にならないことは手を引くのですが、プロではない方々は、人生を賭けるほど意見が衝突してしまう場合があるわけです。皆さんがそうだとは決して申しあげているわけではなく、そのようなことにならないようにするためにも、このような全国大会に集まられ、お互いの悩みを聴きながら研鑽を積まれ、お互いを尊敬する機会をもたれることは、大変意義深いことだと思います。
 今後、この大会に参加することにより全国を回られ、ご自身を高められ、また、それぞれの地元でお客様を喜ばせていただきますようお願い申し上げるとともに、重ねて、ご健康にご留意をされますことをお願い申し上げまして、私のあいさつといたします。
 本当にありがとうございました。ようおこし。

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