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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

第4回和歌山犯罪被害者支援フォーラム

平成20年11月5日 和歌山県民文化会館/和歌山市

 こんにちは、和歌山県知事の仁坂でございます。
 本日は、紀の国被害者支援センターの主催するところの「共に生きて~社会における被害者支援~シンポジウム」にお招きいただきまして、本当にありがとうございます。
 私自身も、犯罪が起こった時の「被害者・加害者」の状況について、特に思うところがあります。その時に「加害者の人権は弁護士活動等によって、比較的よく守られているなあ」と。加害者といっても人間ですから、人権を無視したような、ひどい目に合わせるようなことはあってはならないということを、私は当然であると思います。
 しかしながら一方で、加害者の人権ばかりに脚光があたって、「本当に気の毒な被害者をどうしてくれるんだ」、或いは「被害者の家族の方はどうしてくれるんだ」と言うような、被害者の人権のことを心の中で思うことが多々あります。
 そういう意味で、被害者の方々への様々なケアや被害者の人権、それから被害者家族の方々への様々なケア、そういうものについて、我々日本人、世界の人もそうだと思いますが、みんながもっと心を配らなくてはいけないと思います。
 そういう中にあって、NPO法人である紀の国被害者支援センターは、聞くところによりますと、全国の被害者支援民間団体の中では、非常に早い時期から岩橋延直理事長以下の方々がご尽力されて、和歌山県において活動しておられますことを、私としては、大変評価すべきことだと思っています。

 私は、先ほど被害者のことを「どうしてくれるんだ」と申し上げましたけれども、そのことが、被害者が加害者を憎む気持ちだけになってしまったら、これはあんまり良いことではないと思います。そういうことよりも、被害者の方々をどのようにケアするか、そっちのほうがずっと重要ではないかと思います。
 そういう意味では、紀の国被害者支援センターの活動は、被害者の方々の気持ちに理解を示す「共感」や「教育」といった大事なことを支えてくれているんだと信じております。そういう意味では、私は、紀の国被害者支援センターの活動は、大変立派な活動ではないかと思います。
 本日は、被害者遺族の高橋シズヱさんや高松由美子さんというような、本当にある意味ではお苦しみになった方々のお話も皆さんと共にお聞きすることができますし、それから臨床心理士の上野和久先生が、専門的な見地から被害者の方々の心のケアについても色々とお話くださるということで、大変意味深い催しであると思います。

 それでは、皆さんの活躍が今後一層、益々盛んになり、被害者の方々が救われるということを祈念いたしまして、私のご挨拶とさせていただきます。
 本当にありがとうございました。

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