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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

公立幼稚園PTA連合会総会

平成20年9月12日 和歌山県民文化会館/和歌山市

 皆さん、おはようございます。日ごろはPTA活動を通じて、和歌山県のこれからを担う若い世代である子どもさんのご指導にご尽力いただき、本当にありがとうございます。
 皆さんのお子様は幼稚園児でありますが、小学校、中学校、高校と、子どもはあっと言う間に大きくなるものです。和歌山県として、どういう子どもを育てていくかというビジョンがないといけないと思います。そこで「和歌山県長期総合計画」を作りました。ご興味がある方は、ホームページをご覧ください。その中で、特に教育の問題を重要だと考え、20ぐらいある対策の中のトップにかかげています。
 目標が6つあります。1つは市民性の教育です。それは道徳教育や心の教育に近いと思いますが、例えば学校で成績のよいことを鼻にかけていばる子よりも、仲間のことを思いやれる子のほうが、ずっといいんじゃないかと思うのです。市民性の教育をすることで、和歌山県の人はみんなそういうことがきちんとできている、ということになります。
 次に、よき職業人になるための意識を高めようということです。学校を出たら、次は仕事です。仕事についてのイマジネーションを高めることを産官学みんなで力を合わせてやっていこう、また適切な職業別のコースをつくろうということを、2番目の目標としています。
 3番目の目標はふるさと学習です。ふるさとについて、和歌山県がきちんと教えていないのでは郷土に誇りを持てません。驚くべき立派なところがたくさんあるので、そういうことをきちんと教えていきたいと思っています。
 4番目にことばの力の向上、読書活動の推進です。特に学力向上にかかわるところですが、先般の全国統一テストでも、ことばの力あるいは考える力というものが少し不足している、点数がとれていない、ということが如実にわかってきています。私はテストに一喜一憂する必要はないと思います。なぜならばテストの点を上げるだけなら、例えば、直前に模擬試験をやればよいのです。しかし、そんな努力は意味のないことです。子どもの本当の力を高めるために必要なことは、やはりことばの力、あるいはものを考える力、言葉を通じてものを考える力、それを表現する力、そういうものをきちんと高めることであり、そうすることで、結果として点数も上がったということになるのではないかと思います。そういうことを本格的にやろうと思っています。
 5番目は外部人材の積極的活用です。「きらめき夢トーク」では、テーマ別に有名人に来ていただいて、保護者の方もいっしょに参加していただき、高校生諸君と語ってもらっています。それから学校別にも、様々な人に子どもの頃の苦労話とか、社会に出たときの話とかをしてもらっています。
 最後に、みなさんの組織は和歌山県公立幼稚園PTA連合会ですが、私立幼稚園もあります。両者が張り合うのではなく、それぞれ高め合い、協力し合いながら、連携をしていけばよいと思っています。私は初等中等教育の中に幼稚園は入ると思っています。幼稚園の頃から心の教育等を念頭において、考える力等をつけていってほしいと思います。これは先生方、教育者の方も考えなければいけないのですが、やはり子どもさんの主要な部分は家庭にあります。家庭でやっていることと学校・幼稚園でやっていることが逆の方向であると困るのです。ですから、みんなで協力して、考えていかなければならないと思っています。みなさんのようなPTA活動に熱心に参加していただいているような方を中心にして保護者、指導者の方々のお働きが本当に大事なことだと思っています。
 和歌山県の教育改革について私は考えていますが、世の中でも教育改革について議論が激しく進んでいます。その中で1つ、感覚的に納得できない話があります。それはPTAを改革しなければいけない、あるいはPTAはつまらないというような意見があることです。しかし、私はどこがつまらないのかと思います。PTAというのは保護者の方々がみんなで相談をし、学校の人たちとも相談をしながら子どもさんを育てていこうという立派な集まりであると思うので、そんな意見には納得できないのです。ただし、PTA活動であれば何でもよいのかというと、それは別の話です。PTA活動が子どもさんのためによい活動になるよう、研修を深められ、運動を高めていただきたいと期待しております。
 少し長くなりましたが、最近の教育についての県の考え方を申し上げました。ありがとうございました。

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