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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

中和会懇親会

平成20年6月26日 ルミエール華月殿/和歌山市

 皆さんこんばんは。
 中和会にお呼びいただきまして本当にありがとうございます。
 こうやって見ますと、商工中金を中心にして商工中金の融資先、お取引のある方々が一堂に集まっていらっしゃる。なかなか壮観であるなと思います。商工中金のほうもいいお客さんを大事にされていて、非常にいいと思いますし、皆さんも商工中金との間で、あの時に救ってもらったな、あの時にいい具合に商工中金から借りられてよかったなと、そういう話がたくさんあるんじゃないかなと思っています。そういう意味では商工中金と和歌山の中小企業の方々との非常にいいハーモニーが、これまで和歌山をなんとか支えてきてくれたのかなと思っています。
 私が就任してからちょうど1年半ぐらいですけれども、その間、この中和会の会合に何度か呼んでいただきました。江崎理事長が2回来られて、これも結構、異例かなと思いますが、その都度皆さんの前で民営化の話をいろいろしておられたのを記憶しております。なるほどなるほどと思って聞いていたのですけれども、実は、官と民、公と民とこういうふうに分けますと、大体今の世の中は、官が悪い、民が偉い。そういうふうに、きれいに図式化されている、こういう時代じゃないかと思います。ほとんど99点正しいと私は思っています。ただし、1点だけ歴史的に見ると違うところがあった。それは政府系金融機関の働きではなかったかと私は思っています。
 私は経済官僚をずっとやっておりましたけれども、実は皆さんがそうであるように、民間の銀行というのは審査能力がものすごくあって、泣く子も黙るような、そういう能力が中に備わっている。これは民間の製造業やサービス業の企業はみんなそうですから、そういうふうなものだと思っていて、政府系の金融機関は身近にお付き合いがあって、「まあ、大したことないんだろうな」と思って、銀行の若い人たちとどんどん話をしていたら、実は、銀行というのは政府系金融機関の審査能力に乗っかっているとこがあって、「これに乗っかって共有するというのが一番安全な仕事なんですよ」と言っている。そのうちに金融危機になって、それで金融界は大変なことになりました。
 その時に救ってくれた、あるいは支えてくれたというのは商工中金をはじめ政府系金融機関かもしれないなと、今、なんとなく思っています。一般的に官と民の中で官はみんなしぼめとか、無くなってしまえとか、民間に移行しろとか、あるいは整理してしまえと、こういう話がずっとある中で、商工中金は民間機関に徐々になっていきますけれども、しかし、その機能を別に否定されたわけではなくて存続されたと思います。
 それもすべてあの時に商工中金とのお付き合いがあったからよかったなというような、現実の思い出をもった皆様方が商工中金の存続を後押ししたんだというふうに私は思っています。そういう意味で、この商工中金と民間の方々の中和会というのが、まさに良きモデルであって、これからも良きモデルとして和歌山をぜひ引っ張っていってもらいたい。こんなふうに思っている次第であります。
 民間になっても以前のあの気持ちを忘れることなく、ぜひ有意な中小企業の方には、積極的にどんどん貸していただくというような商工中金で未来永劫あっていただきたい。また、皆さんもそれに応えるような立派な企業であってほしい。そうしたら和歌山も次の時代はものすごく栄えるぞというふうに思っている次第でございます。
 皆様ご健勝をお祈りいたしまして、私のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

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