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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

和歌山県中小企業家同友会総会懇親会

平成20年6月18日 グランヴィア和歌山/和歌山市

 皆さん、こんばんは。交流会にお招きいただきありがとうございます。
 まずお詫びをしないといけません。今日は皆さん背広を着ておられます。今、県議会が行われていますが、最近、県議会では服装は自由なので、私は涼しい格好をしており、そのまま参りました。こちらのドレスコードを忘れていたものですから、大変失礼いたしました。
 まずは謝罪ですが、その次はお礼であります。
 お礼は何かと申しますと、皆さんがそれぞれ尽力されて(株)サカイキャニングの『大師の水』の販売を始められたことです。
 私は(株)サカイキャニングの社長ではありませんが、このように互いに助け合って頑張っていこうという具体的な行動に移されたことは、私としては大変嬉しいことです。
 文句を言うのは簡単なことです。けれども、具体的な行動に移して積極的にやろうというのはなかなかできるものではありません。したがって、皆さんのようなそれぞれ一国一城の主が「共通の目標のために頑張ってやろう」というふうに考えてくださったのは大変ありがたいことと思います。
 ある会社において不当表示があったようですが、『大師の水』の表示は全く正しいわけでありまして、立派な品質を誇っていますから、皆さんが着目されたのは大変よろしいんじゃないかと思います。
 先ほども申し上げましたが、皆さんは一国一城の主です。
 皆さんのような会社が、和歌山県で、例えば10年後に10倍になる。そこまでいかなくても何倍かになる。それから20年後にもっと、30年後には100倍に…などということにそれぞれなれば、和歌山県の現在少し苦しんでいる景気の悪さというのがあっという間に解消されます。
 それは、皆さん全てが同じようにいかないとは思いますが、皆さんがその気持ちになって「よっしゃ頑張るぞ」と言っていただけるのが一番望ましいことではないかと思います。
 現在、あるいは選挙の時からそうですが、私に対する期待は「企業を連れて来ること」であります。昔、私が学生や子どもの頃は「そんなもの必要ない、自分たちで十分だ」という雰囲気がありました。私の家も中小企業でありましたからそんな雰囲気でした。しかし、最近では、選挙の時などもそうでしたが、あちらこちらで「企業を連れて来てほしい」と言われました。
 それは必要だと思います。絶対数が足りないわけですから。雇用の絶対数、企業の絶対数が足りないのですから、それはどんどん連れて来た方がいい。
 しかし、連れてきた企業が皆さんのような企業と一緒に取引をして、皆さんの企業が伸びるというのが一番望ましいと思います。
 また、新しい企業を連れて来なくても、皆さんの企業自身が伸びて、和歌山企業が元気になって、それで和歌山以外のところでも稼げるようになって、それでもやっぱり本社が和歌山にある、これが一番望ましい、雇用としては素晴らしいと思うわけであります。
 したがって、私の究極の望みは、皆さんのような方々がそれぞれ頑張って偉くなっていくことではないかとそんなふうに思います。
 そのために、県は何をしなければならないかということになります。
 今回は、企業立地課の伊藤課長などが提案し、皆さんが乗ってくれた。これも1つの例であります。
 このように我々は皆さんとの距離をもっと縮めなければいけません。知事一人が縮めていると身が持たないのですが、県庁は今、県内の企業との間の距離を縮めようということを一生懸命やっています。
 なぜそんなことをやるのか。何も褒められたいと思っているわけではないですし、ましてや、何かの利益をそこから得ようと思っているわけでもありません。
 皆さんは、事業活動を行うにあたり、それぞれ何らかの思いを抱いていることでしょう。「これからこうしたことに取り組みたいが、何か政策手段は?」「住民との間にもめごとが生じているがどうすれば?」「こんなことをやりたいけれど、県ではなかなか手続を進めてくれない」「国は…」「市役所は…」等。すぐに解決できないこともたくさんありますが、解決できることもたくさんあるのです。それを県庁の職員は「待ち」の姿勢でぼうっと座っているのではなく、皆さんのところへ出向いて行って、よくお話をして解決していこうということが和歌山県でできれば、皆さんの発展にはものすごく役に立つと思うのです。
 政策手段はものすごくたくさんあります。
 「何が必要か、皆さんで勝手に調べてください」というのはこれまでの時代でしたが、「こういうことがしたい」「それなら、このようなものがあります」というのをお伝えすることはそんなに難しいことではありません。
 したがって、政策手段のリコメンデーション(推薦)等もそんなに難しいことではないし、ましてや先ほどお話したような、不都合や非効率ということについても、解決はそう難しいことではありません。我々は、そういうことをやろうという気概に燃えなければいけないというのが今の県庁の姿であって、皆一生懸命取り組んでいます。
 もちろん、慣れないことですので、すぐにはできません。なぜなら、一例を挙げますと「何しに来たの?」と言われるようなことが多いからです。皆さんのところに「こんにちは」と行って「何か用ですか?」と言われても、実は用はありません。「様子を聞きに来たんです」と言う以外に用はない。用がないところに行くというのは非常に苦痛なんです。私はそれを30何年間ずっと続けてここに至りました。しかし、実際に行けば何かある、ある時が多いのです。そういうことを県庁の皆が努力してこれからやっていこうではないかと思っています。
 このようなことは全国的にも例がありませんが、我々は皆さんと一緒に成長しようと思っているわけであります。
 「来ないじゃないか」とか、あるいは「我々が訪ねて行っても今までどおりつっけんどんじゃないか」ということがあったら、私にでもあるいは部長にでも遠慮なく言っていただければと思います。また、今日は報道関係の社長さんもいらっしゃいますけれども「おかしいじゃないか」「けしからん」等と書いていただくことで、元気を出して切磋琢磨して頑張っていきたいと思います。
 本日はお招きいただきまして、本当にありがとうございました。

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