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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

第2回親と子どものためのきらめき“夢”トーク

平成20年6月14日 JAビル本館/和歌山市

 皆さんこんにちは、今日はたくさん若い皆さんがお見えくださって、それから若い皆さんのお父さんお母さんか先生か、それほど若くない方もお見えくださって、皆さんありがとうございます。
 今日は、本田さん(本田悦郎/外務省欧州局審議官)のお話を聞こうということです。本田さんは、和歌山県生まれ、橋本高校出身で、もっと言いますと橋本高校出身なんだけれど、橋本にばかり居た人じゃなくて、私の記憶では、岩出にお家があって湯浅にもおられた。それから和歌山県内をぐるぐる回って育って、その後、東大の法学部に行かれて、(私より4年ぐらい後で)大蔵省に入られたんです。その後、国際関係をものすごく考えられて、もうすぐまた外国に行かれるそうです。現在は外務省審議官なんですけれども、6つぐらいのことをされている。お役人の方が6つというのは、日本の記録じゃないかなと思います。国際関係について本格的なお仕事をされているのは日本の記録だと思います。そういう意味で、これから外国のこと、国際的なことを勉強されたり、あるいは、そういう仕事に就いたりしてもいいなと思っている人にとっては、格好のお話ではないかなと思います。
 そもそも、「きらめき “夢”トーク」を始めたのは、私もずっと和歌山で過ごしましたけれど、いろいろな知識は、学校の先生の他は、主として書物、ラジオやテレビ媒体を通じて得るということが多かったわけです。目の前にいて、場合によっては質問もできる、それから怒っている顔が見えるとか、笑っている顔が見えるとか、我々の刺激によって反応してくれるような、そういう機会がなかったなあと思うのです。東京の子どもと和歌山の子どもを比べると、別に和歌山が決して損しているわけじゃないと思います。だけど、あえてひとつだけ損しているところを挙げるとすると、メディアを通じてしかいろんな人と話ができないというところだと思います。それをこの際カバーしてやろうということで、こういう催しをしました。
 今日は聴きたい人だけおいで、別に何もみんなで行かなきゃいかんということではありません。聴きたい人だけ来て、本田さんと話をしましょう。それで、自分の思っている気持ちを伝えて、そして、答えをもらって、それでまた物事を考えましょうと、こういうふうな催しです。今日は国際問題ですが、この他にも生物関係とか経済関係とか、ビジネスとか、技術とか、スポーツとかいろいろやっていきたいと思っています。
 それから一つ自分自身の反省を込めて言いますと、国際問題というのは、私の意見ですが、本田さんが生きてこられたような極めつけのものだけが国際問題ではないということだと思っています。例えば皆さん、お父さんの後を継がれて中小企業を経営されるというような場合があるかもしれない。「ぼくのとこなんか、全然国際化してへん」と思うと、それは大きな誤りであります。なぜならば、お父さんの会社は直接外国と取引していないかもしれない。だけどそのお父さんの会社が作った製品を売っている会社が、外国とちゃんと結びついているかもしれない。そういうときに国際競争力がそこで確保されてなければ、きっとお父さんの会社に発注がなくなって、世の中で生きていけない。だからお父さんの会社をちゃんと継いでやっていくときには、自分の取引先がどうなって、世界の中でどうなっているのか、世界の動きはどうなっているか、頭に入れておかないと危なくてしょうがないということじゃないかと思います。時には、直接的な取引のチャンスもあるかもしれない。和歌山でもチャンスをものにして、どんどん海外に進出している会社もあります。従業員10人ぐらいのお菓子屋さんやお酒屋さんが、どんどん外国に進出しておられる。そんな例がいっぱいあります。決して本田さんのような超一級極めつけだけが国際問題じゃないぞと申し上げたいと思います。しかし、極めつけの方が面白いから、極めつけの方と大いに語り合ってください。
 それから二つ目、本田さんは本当によくできて立派な国際人ですけれども、私は実はあまり英語ができません。できると言ってたのは、見せ掛けです。なぜ見せ掛けでやっているかと言うと、一歩前へと出たが、ここで引いたら或いは逃げたら恥だから、日本のためにならんと思って、頑張って、ごまかし、ごまかし、やっているわけです。私がなぜ英語に関してそういうふうになったかというと、皆さんのような高校生ぐらいの時にちょっと思い違いしていました。私は皆さんの時代は英語はよくできました。それでちょっと生意気になって、何も外国の言葉なんか喋れなくても、聞けなくてもいいやないかと生意気なことを思っていました。でも、今はそういう根性でいると、世界の中で孤立して穴ぼこに落っこちてしまうということがあるんじゃないかなと思います。「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」と言います。敵を知るというためには、やはりグローバルスタンダードの中で必要な知識を身につけておかなければいけない。毎日コツコツ、英語の勉強もしなければならない。フランス語も中国語も全部ということじゃないかなと思います。
 今日は皆さんと一緒に本田さんのお話をお聞きして、私も少しだけ賢くなりたいと思います。皆さんどうかよろしくお願いします。

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