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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

和歌山県とマイクロソフト(株)による人材育成に向けた連携事業に関する覚書締結式

平成20年5月29日 アバローム紀の国/和歌山市

 (マイクロソフト社の)樋口社長、大井川常務ありがとうございます。マイクロソフト社と和歌山県がこうやって協定を取り結ぶことができまして大変感謝しております。

 協定といってもこの協定はどうも極めて片務的で一方的に和歌山県が助けてもらうというような感じがするなあと思っています。
 広い意味ではビジネスを拡大するというところに会社のご意志があるのかもしれませんが、私たちは自分たちのコストとして安い価格でマイクロソフト社のご尽力を得られるということで本当に感謝をしております。

 実は和歌山県はこれから「ターゲッテイング・インダストリー・ポリシー(特定戦略産業育成政策)」をやろうと思っています。
 すべての産業は大事なんですけれども、特にこれから狙うべき産業というのは一つはIT産業、もう一つはITを利用する産業であろうというふうに思っています。
 そのために我が県では二つのことをやろうと思っています。
 一つはそのための共通の基盤を整備しようということで、ブロードバンドの高速通信網をできるだけ県内至る所に張り巡らせようということ、それからちょっと直接的にそれが効いてくるかどうかわかりませんが、携帯(電話)はどこでもつながるようにしようということ、それから地上デジタル放送は全部の家庭で見られるようにしようと、そういうことを一つはやっています。
 もう一つは、その上でもっとITの利用を進めて県民の皆さんがそれぞれの立場で色んな利用の仕方をして、それによって例えば経営力を強化する、あるいは生活を豊かにする、あるいはこれから自分の人生を切り開いていくときの武器を身につける、そういうことをできれば良いなあというふうに思っている次第であります。

 今日の協定書を見るとぼやっとしか書いていませんけど、そのうち二つのことをマイクロソフトさんが協力してやっていこうと約束してくれたわけです。
 一つは中小企業です。これは経営力を強化するということで申し上げたのですが、中小企業のこれから色々経営革新をしていくときに、IT技術というのは絶対に役に立つわけですから、まずは中小企業を担っている人たちにマイクロソフトの提供するIT研修を受けてもらうことによって、その方々がそれぞれ色んな形で(ITを)うまく利用して経営を革新していこうと、こういうふうに考えてもらえれば良いなというのが一つです。
 もう一つは子どもです。これは人生を切り開いていくときに和歌山県の子どもたちがITをちゃんと身につけて育っていってくれることによって、どの地域で何をしてもその子どもたちが立派な仕事ができる、こういうふうになっていくと思うんです。そのために子どもですから大事なことは指導者です。「(ITの利活用ということを)急に言われてもね」というような指導者がいらっしゃるかもしれない。あるいはある程度(ITのことが)頭に入っていて立派な知識を持っておられる人であっても、もっと高度な知識を持っていればもっと(高度なことを)子どもに教えられるかもしれない。したがってマイクロソフトの持っている研修システムを使って、先生方に一層高度な「ITマスター」になってもらおうと考えたのが今回の二つのプロジェクトです。

 和歌山県ではもう一つあります。これは生活を豊かにするというところですけど、特に和歌山市のような都会の人たちと、それから山間に住んでおられる人たち、海沿いに住んでおられる人たち、それぞれ事情が違うと思うんです。その時に例えばIT機器をうまく操作できるという方がたくさんいらっしゃれば、その地域の生活はもっと豊かになるし、それからもっと安全になるということが言えると思います。そのためにはお年寄りも含めて多くの方々がITを使えるようにならないといけないと思います。そのための政策を県庁としてはこれは自前で用意していこうというふうに思っているんですけども、また機会があってそういうのにも使えますよというものがあれば、またマイクロソフトさんあるいは他の会社にお願いをしていっても良いというふうに思っております。

 ともあれ本日は中小企業のIT力向上、それから子どものIT力向上のための先生のIT力向上、そのためにマイクロソフトが大変な協力をしてくださるということに至りましたので、社長と一緒にこうやって報告をさせていただいたということでございます。

 本当にありがとうございました。

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