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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

リレーシンポジウム「和歌山県の将来を語る」in田辺

平成20年5月27日 ガーデンホテルハナヨ/田辺市

 皆さん、こんばんは。外はカンカンに明るいのですけども、午後6時から8時までという時間を設定いたしまして、お仕事の後も含めて来ていただいたらいいんじゃないかなということで、この時間にさせていただきました。
 今日は、リレーシンポジウム「和歌山の将来を語る」の一通りの最終回であります。各地でこういう催しをやらせていただきまして、新しくできました長期総合計画、これを皆さんにご理解いただこうと考えています。少し新長期総合計画についてご説明申し上げますと、10年ほど前に、前の計画がありました。少しご年配の方は、この長計というものをご存じだと思います。和歌山県のこれからの未来の方向性とか、政策のあり方を、だいたい10年間ぐらいの期間について、これからこういうふうにやっていこうというのを書いたものであります。
 私が就任した時に、県庁の中ですぐに、「長計の議論があるんです」、「これから策定を考えたいと思うのです」という話をされました。前の知事さんは、実はあまりこの長計というスタイルをお好きじゃなかったらしいのです。本人とは話したことがないので、県庁の人を通じてのお話ですが。なぜかというとマニフェストを作られておられて、割合、選挙の時に詳細なお約束をされたので、長計のようなものはいらないじゃないか、というようなことだったそうです。私は、選挙で約束をするというよりも、やはり県庁のトップになったら、県庁を挙げて議論をして、県民みんなに考えを問うということが一番大事だと思いました。それは、知事個人と言うよりも県庁全体で今後このようにしていったらどうだ、それを県民の皆さんの全体の議論としてまとめたらどうだ、と考えた次第です。たまたま県議会の方でも、議決条例というのができました。大事な計画は県議会にかけて、議会の議決が必要になるということで、県議会にもこれをいずれ諮るのだから、我々が責任を持って原案を作って、それでみんなに諮ってやってみたらどうだというふうに思いました。
 そこで、1年かけて作業しました。初めの原案は3年ぐらいかけてゆっくりということだったのですが、これは実行してなんぼの世界だから、計画ばかりに長々とかかっていても仕方がないじゃないか。それから、原案は自分で作ろうと。シンクタンクに丸投げとか、審議会の名前を借りて作るとかいうのはやめようと言ってみんなで頑張って作りました。ここにいらっしゃる市町村長さんたちにも我々から出向いて行って、いろんな議論をしていただいて、それで少し直したりしました。それから、県議会でも段階ごとに、骨子とか、素案とか、原案とか、その度ごとに議論をしていただいて、有益な議論をどんどん取り入れて、最終的には議決をしていただきました。
 それから有識者会議というのも作って、何人かの方にご発言いただきながら意見を取り入れて作りました、パブリックコメントももちろんやりました。こうしてでき上がった訳ですけれども、大事なことはこれを実行していくということで、実行していくためには、我々が実行する主体の一人でありますから、今後県政を具体的に運用していく時に、この長計というのは必ず座右の本にして、それを色々と見ながら、政策の基本をこれによって規定されながら議論していくということが必要だと思います。
 それより、もっと私が大事だと思いますのは、皆さんにこの長計を読んでいただいて、「最近、長計をきちんと実行していないじゃないか」というように、県民の皆さんにお尻をたたいていただくというのも大事なことかなと思うし、この長計からもたらされる未来というものに対して、皆さん方も参加していただいて、それぞれのお仕事とか、家庭のあり方とか、そういうことについて長計を指針に考えていただいて、一緒に力になっていただくということもまた、一番大事なことだと思っている訳です。
 したがって、でき上がったら終わりじゃなくて、これから皆さんに大いにPRして、理解していただいて、それから未来につなげようじゃないか、こんなふうに思いまして、各地をこのリレーシンポジウムで巡業している訳です。その他、いろんな所、例えば業界団体とか、学校とか、マスコミとか、というところでもできるだけ取り上げていただいて、私だけでなく、それぞれの人が議論を深め合っていければいいなというふうに思っています。
 今日は、簡単なご説明をお手元の資料に基づきまして、私どもの長計を執筆した責任者でありました柏原地域振興局長がお話を申し上げ、それから和歌山大学の足立基浩先生に「和歌山の都市再生の新パラダイム~田辺・西牟婁編~」という事で、長計からどういうふうに地域づくりを考えていくかという事をお話しいただきまして、その上で、パネルディスカッションをやらせていただく。和歌山県森林審議会、地元では皆さんご存じの方ですが、榎本長治委員、それから和歌山県観光連盟の副会長で、ホテルシーモアの経営をしておられる中田会長、和歌山県の民生委員をずっとやっておられて、民生委員・児童委員協議会の会長をしておられる松下さん、それから私も参加させていただきまして、足立先生のコーディネートのもとにパネルディスカッションをして、理解を一層、色々な角度から深めていくということをやっていきたいと思っています。なお、足立先生の名司会のもと、できれば会場からもいろんなご意見賜れば、パネラーの方とディスカッションをして、理解が深まっていくのではないかと考えています。皆様の積極的なご参加をお願いしたいと考えています。
 ありがとうございました。

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