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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

和歌山県石油協同組合・商業組合懇親会

平成20年5月23日 グランヴィア和歌山/和歌山市

 皆さんこんばんは。和歌山県石油協同組合、和歌山県石油商業組合の年次総代会懇親会にお呼びいただきまして、本当にありがとうございます。
 私は、今年はお呼びいただけないんじゃないかなと思っておりました。
 なぜならば、力及ばずで皆さんに大変な損をかけたということがわかっているからであります。
 こうなることを多分いち早く予測した一人ではないかというふうに思っておりますが、振り返ってみますと、去年の9月か10月頃、ちょっと危ない、民主党がどうも本気らしいということがわかって、知事会の中で、「これは早めに対処しないと大変なことになるぞ」と言ったのですが、まさかそんな無茶苦茶なことはしないだろうというのが当時の知事さんたちの考え方でした。
 それで一緒に回り始めたんですけれども、「やっぱり君の言うとおりだ、これは危ない」と言い始めて、対策本部ができて、全国の首長の4人を除く全ての首長の賛成を得たにも関わらず、こういう事態になりまして、大変申し訳ないと思っております。
 例えば、「ガソリンが値下がりして消費が喚起されるから景気はよくなるぞ」と、こんなことは絶対おかしいことであります。なぜならば、同額だけ投資を減らそうというのがあるからです。減税をして同額だけ投資を減らすと必ず景気が悪くなる、これは論理的な帰結であります。しかし、論理的な帰結という難しい話を人々がわからないのにつけ込んで、「ガソリン価格が下がると景気がよくなる」、「生活が楽になるだろう」などと言って政局にしようという人がいっぱいいるんだなというふうに思いました。
 世の中こんなふうになっているんだ、大変だなと思いましたが、せめてこの和歌山県だけは、私が率いている和歌山県だけは嘘偽りのないことをやっていきたい。その結果、そんなによいことは言えない時期があるかもしれない。しかし、皆さんのご厚意或いは皆さんが誠実に仕事をしているということに対して、騙さないようにしようというふうに思っております。
 それから、知らないことがいっぱいある、そういうこともあると思います。
 業界の方々が活動できるということ、それ自体が経済活動が立派に栄えているということであります。それは翻って県民一人ひとりの雇用にもつながるし、所得の増加にもなる。これは明らかであります。その活動が、どこかでさいなまれているとすれば、それを早く発見してそれを正すということも大事ではないかと思います。
 そういう意味で、県庁は「発見隊」というようなものを去年からつくっていますが、今年はもっと強化しました。
 そこに岩橋さん(県商工振興課長)が座っていますが、実はこういう商業関係は岩橋さんの担当であります。岩橋さんの下に担当者もおります。そういう者たちが、しょっちゅう、例えば森下(県石油協同組合)理事長さんらと話をして、業界が今本当に困っていることは何だ、このままでは駄目だぞというような話をちゃんとうかがってきて、解決できることは解決していくということを地道にやっていく和歌山県庁でありたいと思います。
 これは何も石油だけじゃなくて、実は全面的に産業担当者を決めつつあります。例えば、化学工業担当とか、鉄鋼業担当とか、機械担当とか、運輸担当とか、そういう者たちがそれぞれのクライアントの業界と話をしながら何が問題か、何が困っているのか、これはどうしたらよいのかというようなことをいち早く議論して、場合によっては知事のところに上げてもらってそれを解決するよう努力するということをしていきたいと思います。
 ガソリン税の問題についても、これはいち早く自分たちでわかっていましたから、努力はしました。しかし、最後は一ヶ月の混乱の中で、皆さんに大変な損をかけた。どれくらいの損かは皆さん違いますが、全員損されたと思います。それも理不尽な損をされたというふうに考えています。
 それにもかかわらずこうしてお呼びいただきまして、お礼を申し上げますとともに、皆さんと力を合わせてこういうことが起こらないように今後頑張っていきたいと、そう思っている次第であります。
 ちょっと損はされましたけれども、いろいろ努力されて、我々とともに問題点を解決して、それでこの損を何年かかけて取り返し、皆さんがますます栄えていただきますようお願い申し上げまして挨拶とさせていただきます。
 ありがとうございました。

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