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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

(社)発明協会和歌山支部理事会・総会

平成20年5月22日 アバローム紀の国/和歌山市

 去年もこの場で挨拶をさせていただきまして、この発明協会の会合が、今日は皆さん立派な方がお見えでございますけれども、これの100倍ぐらいになって、みんながそれに参加するようになるとよろしいですねというようなことを申し上げました。考えてみますと、和歌山県の産業、これを見ますと、最近元気な企業というのは、この皆さんのような和歌山県の生んだ立派な方が、それぞれご自身で発明をされて、それでその発明結果を企業の業績に活かされて、それで企業を伸ばし、それが産業活動を盛んにするということになっていると思っております。他の県に比べても、名前は挙げませんが、ご自身で考えていただきますと、そういう企業、発明によって最近伸びた企業によって経済が支えられている比率が、実は一番高いところじゃないかというふうに思っています。というのは逆のほうから見ますと、その残りのところ、すなわち、別に和歌山あるいはその地元で発明したわけじゃないんだけれども、県外から加工をする製造工程がドーンときたとか、あるいはこれからの研究所とかそういうのがドーンときたとかですね、そういうようなちょっと他力本願的な発展がですね、和歌山はこの数十年間ちょっと不足していたということになるのかもしれません。だけど、本当に和歌山を発展させようと思ったら、やっぱり、現在、産業活動を支えていただいているような、そういう自前の和歌山の方々がそれぞれその発明をされて、技術開発をされて、それで経営を改善されて伸びていく。それで、その数が今の10倍や100倍はあると、これはもう万々歳であるなと、こういうふうに思うわけであります。したがって、われわれは、DNAから考えると、そういうものの得意なところでありますので、この発明協会の活動をもっともっと盛んにして、みんながその気になって、それで全体としての経済の力が伸びていくということをやっていきたいと、そんなふうに思っております。
 今年、和歌山県では、まもなく原案を発表いたしますけれども、ここにおります永井(商工観光労働)部長とか岡本(企業政策)局長とか田中(産業振興)課長なんかが大いに努力をしまして、和歌山県の知的財産戦略というのをこれから発表していくということになっています。この根っこはちょっと前ですけれども、平成14年に知的財産基本法というのが成立して、国家戦略として知的財産立国を果たしていくのだと、そのためにはこうこうしかじかと、大きく分けると発明を盛んにしようということもありますが、もう一つは保護についても国家的に考えようということではなかったかと思っております。
 和歌山がこのように発明が大事であるという県なのに、今までなかったのがちょっと不思議なぐらいでありますが、これはいかんと、こういうことで、あらためてこの和歌山のもっとも強みであるところのこの発明を、100万県民みんなで、もっと身近なものに考えて頑張るということを目指してこの知的財産戦略を作っていこうじゃないかと、そんな考えで県庁はいるわけであります。私は、大きく分けて4つあると思っております。一つは普及啓発、それから創造、それから保護、それから活用ということです。普及啓発は、企業活動に直接つながるそのもう一つ手前で、発明とか、知的財産の保護とかは大事だぞということをみんなでわかろうと、特に子どもたちあるいは若者こういう方々が、そういうところに興味をもって頑張っていこうというふうな普及啓発活動が大事だというふうに思います。2つめは創造でありまして、まさに企業活動を通じて第二第三の、名前は挙げませんが、なんとかさん、なんとかさん、なんとかさんというのを、どんどん、どんどん、ここにいらっしゃる方もいらっしゃいますが、増やしていこうということではないかと思います。それから、保護についても、ちょっとわれわれは気をつけておかないと、いろんな問題が起こりつつあります。保護によって、実は次の活用という道もできる。つまり知的財産権をちゃんとした保護の対象にしておけば、それを売ってくださいということによって、自分で作らなくても知的財産権の商売というのができる。そういうことをやりはじめている企業も実は和歌山にもあります。そういうことを全部考えて皆さんで頑張ろう、こういうのが和歌山県の知財戦略であります。
 それからもう一つ、来年、平成21年は、この和歌山の偉大なる先人をたくさん生んだ発明協会の和歌山県支部の60周年記念であります。60周年というと還暦であります。皆さん還暦ぐらいの方もこの中にいらっしゃいますし、私もそれに近いんですけれども、ちょっと超えてまだ元気な方も沢山いらっしゃいますが、還暦というのは一つの節目であります。したがって、全国的に和歌山の発明ここにありということをアピールする意味で、この還暦のお祝いを全日本クラスで和歌山でやりたい、こんなふうに思っているしだいであります。
 また、登録件数、特許の登録件数なんかを見ますと、和歌山は人口でいうと1パーセント県でありますが、やっぱりまだまだそんなに多くはありません。0.14とか0.18とかちょっと増えつつあるんですけれども、せめてこれを人口規模ぐらいにして、それで、ひょっとしたら自分で作るだけじゃなくて、それを武器にしてビジネスの展開を図るということで和歌山のDNAを活かしていこうじゃないかと、そんなふうに考えておりますので、どうぞ皆さん、よろしくお願い申し上げます。
 ありがとうございました。

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