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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

第67回和歌山県職員労働組合定期大会

平成20年5月16日 勤労福祉会館/和歌山市

 皆さんおはようございます。本日は大会おめでとうございます。代表の方々がこうして集まって、いろいろな勉強をしたり、運動方針を確立したりするのは、なかなか日もありませんから、しっかり議論していただきたいと思います。
 私は今、県庁で知事をしておりますから、皆さん方の上司に当たるわけです。だけど、どちらかというと上司部下という気持ちではなく、みんな心合わせて、力を合わせて県民のために頑張ろうという気持ちをたっぷりもっている一人であります。私は、自治労の大会に呼んでいただいて、自治労という組織は一番難しいですねと申し上げたことがあります。というのは、普通の労働組合というのは組合員の皆さんの利益を主張して会社側と渡り合って、あるところでなにがしかの妥協して、それで予定調和というか、世の中うまくいくということだと思います。そういう要素は、県の職員労働組合や自治労ももちろんあるのだけれど、しかしながら我々は、予定調和がない世界の中で議論しながら考えていかなければならない。なぜならば放漫な経営をしていたら、企業はつぶれる。そうなったらどうしようもないから、労働者も自制をして経営者と渡り合う。経営者の方も労働組合の人にたくさん働いてもらわないと会社がつぶれる。そういう意味では経営者の方も自制を効かせている。だけど我が和歌山県では、なりかけていたのだがつぶれるということはありません。そういう意味ではマーケットメカニズムが働かない世界で、共通に県民のためにどうしたらいいか考えていかなければなりません。そういう意味では、普通の労働組合と経営者の関係よりもより一層、県民のためにはどうなるか、腹が減っては県民のために働けないじゃないかとか、よく話し合う必要がある関係であると思っています。
 実は和歌山県では、昨年皆さんに一生懸命働いてもらって、いろんな制度的な枠組みを整えてまいりました。長期総合計画がそうだし、新政策のスタイルもできたし、いろんな政策を発信しました。それから我々にとって大変大事なことは、行財政改革の道筋をつけたことです。その中で私は絶対にやりたくないことが二つあります。一つは生首を飛ばすこと、二つめは、これ以上の給与カットを行うことはしたくない。なぜならば県庁の職員は、和歌山県にとっては尊敬されるべき人であります。安月給でこき使われて、あんなとこへ息子を行かせたくないと思われたらいかん。それと同時に職員の人たちの人生がかかっている。したがってこの二つは守りたい。だけど行財政改革を進めていくためには、人員を切りつめて、それによって借金をしながら食いつないでいかないといけないということも事実であります。そうなると退職者に比べて採用者の数がどうしても減っていく。減ってまいりますと、新しい行政ニーズがどんどん出てくる中で、疲弊をしてまともな仕事もできないということになってはいけない。
 だから、大いに議論して、そのうちのいくつかのものについては立派な仕事かもしれないが、やめていくということも考えていかないといけない。それは当局や上司だけが考えるのではなく、みんなが、これよりもこっちの方がいいのではないか、この事業は一生懸命やろうといった議論を大いにやっていただかなければならない。そうしないと県民に血の通った行政ができない。
 一応、行財政改革推進プランができて和歌山県が破綻しなくてもよい構図はできました。  しかし、それは万々歳の構図ではなく、自分とこは立ち直ったから花見酒を飲んでいればいいんだということではなく、苦難の道を今後とも歩んでいかなければならない。苦難の道を歩む道筋はできた。問題はどうやって歩んだらいいのか、知事だけが考えるのではなく、上司だけが考えるのではなく、皆さんが一緒に考えていかなければならない。それでみんなで考えて、県庁の職員がよくやってくれると100万県民の人たちに思われて、尊敬されるように、またその子どもの世代が県庁に入って働きたいと思われるように、そんな県庁でありたい。それをみんなと一緒に造っていきたいと考えています。
 今日はご来賓の方々がたくさんお見えです。また執行部の方々もいつもご苦労さんです。執行部の方々、ご来賓の方々とともに、私どもも歩んでまいりたいと考えています。
 本日は、呼んでいただきまして、どうもありがとうございました。

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