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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

和歌山県立医科大学入学式

平成20年4月8日 和歌山県立医科大学/和歌山市

 皆さん、おはようございます。和歌山県立医大へのご入学、本当におめでとうございます。
 それから、後ろにいらっしゃるご家族の方々も、本日は誠におめでとうございます。
 今年は、この講堂が小さく見えます。続々と新入生諸君が入って来られるわけですが、はじめはスペースが随分たくさん空いていて、ご家族の方が座るところがちょっと少ないというような感じでありました。
 先ほどお話がありましたように、今年は和歌山県立医大はさらに発展して、より多くの有為な人材をお迎えすることができました。関係者の方々には本当に感謝しております。それは逆にお入りになった方々をどうやって従来のように立派な学生さんに、それからお医者さんに、あるいは看護師さんに育てていくかという使命を大学は負っており、また、それをバックアップすべき使命を県は負っていると思っております。
 和歌山県は自慢するところがたくさんありますが、特に医学の領域においては、自慢するところが大変たくさんあります。
 最近、よく新聞紙上を賑わせている救急病院のたらい回しのような話は、和歌山県では終ぞ聞いたことがありません。
 それから、先ほど、南條学長からお話がありましたように、国家試験の合格率においては、和歌山県立医大の諸君は大変高い合格率を示してくださいました。医師国家試験の合格率は全国で6位、それから看護師国家試験合格率は2年連続100%とのことであり、すばらしい成果だと思います。また、研修医のマッチング率(※)で和歌山県立医大は全国で9位だそうです。これは大変なことなんですけれども、それだけ和歌山県立医大の方々がここで勉強を続けてあげようと思ってくれているからだと思います。
 また、先日、読売新聞を見ておりますと、公立病院の休止とか崩壊が全国でいっぱい起こっていますが、それのない県が4つあり、和歌山県はその中に入っています。それもこれも、和歌山県立医大、あるいは日赤の病院という拠点病院、3次救急の大きな病院を中心にして、あるいはその後ろにいる和歌山県立医大の人材養成を通じて有為の方々が社会で活躍してくださっていて、その方々が拠点病院を支え、そして、拠点病院がまた診療所を支えるという立派な構造ができているからだと思います。ただ、それは生易しいことではないと私も思っております。病院に勤務しておられるお医者さんが大変なご苦労を重ねられて、身も心もすり減らしながら頑張ってくれているおかげだと思っております。
 我々はこのような状況に感謝をしなければいけないと思いますが、それと同時に、このような状況を少しでも緩和して、みんなで支えあうような「医療県、和歌山」を目指さないといけないと思っております。その努力の結果が入学定員の増加などになっているわけですが、単に増加しただけでは、先ほど申し上げました立派な業績は続かないと思います。そういう意味で皆さんもしっかり研修、研鑽を積んでいただき、また、先生方も一生懸命教えていただき、和歌山県立医大を出た人は素晴らしいんだという、そういう学問的レベルの高さを常に保っていただきたいと考えております。
 南條学長が「限りのない多くの夢の海原を諸君の若さを舟としてこぎ続け、次々と夢を実現していただきたい」という思いを込めて、中国の古語「学海無涯苦作舟」、「学問の海に涯なしといえども、苦を舟とす」を転じ、「夢海無涯若作舟」、「夢の海に涯なしといえども、若さを舟とす」という大変教養に溢れた立派なことをおっしゃいました。素晴らしい言葉であろうかと思いますので、是非皆さん、何年も、あるいは一生この言葉を忘れないで、しっかり研鑽を積んでいただきたいと思います。
 本日は重ねて申し上げます。おめでとうございます。それから今後よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

※研修医が希望したとおりの病院に配属される率(「日本医師臨床研修マッチングプログラム(2004年度開始)」による)

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