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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

和歌山県100年企業表彰「表彰式」

平成20年3月26日 アバローム紀の国/和歌山市

 皆さんおめでとうございます
 そしてこの表彰を支えて下さった中野和歌山県経営者協会会長はじめ多くの方々にお礼を申し上げたいと思います。ご多忙の中ご臨席いただきました県議会議員の先生方、本当にありがとうございます。
 今日の和歌山県100年企業表彰は、私のアイディアではございません。実はここにおられる中野会長のアイディアだと聞いております。
 私は、それを聞いて、なんと良いことを提案していただいたと思って感動致しました。経営者協会、その他の経済団体の方々のお力添えをいただいて、今日晴れの表彰を受けられる37社の企業の方をお選び申し上げたということでございます。

 この表彰をお受けになった方々の中には、私の同級生もおられますし、同級生のお兄さんもおられます。また同級生のお父さんもおられますし、私が子供の頃からいつも買い物に行ったり、前を通ったりしていたそういう企業もいらっしゃる。また紀南の方で大きな看板を見かけ「ここは何というところだろう」と思った企業の方もいらっしゃって、和歌山で綿々とビジネスを立派にやってこられた、そういう企業の方々が勢揃いされたというふうに考えております

 今日、この中で一番古い企業は「駿河屋」で創業1461年だとお聞きしております。古い順でいうと「湯崎館」さん創業1604年、それから「冨士屋」さん1650年、こういう企業がずっとつながってるわけです。企業が100年続くというのは、大変難しいと思います。一代で立派に創業されて、立派になったけれども、また風が変わって、例えば、我が郷土の先輩でいうと紀ノ国屋文左衛門さんは100年もいなくてアッというまに江戸で店が無くなってるわけでございます。そう言う意味で、事業をどうやって継続するかということについて、必ずしもご親族では無かったかもしれませんが、何代にもわたって努力をされて続けてこられたという意味で、今日いらっしゃる方々とともに、先代、先々代あるいはずっと昔の方々にも、私は本当に深い敬意を表したいと思っております。例えば、その間に事業を多角化した、あるいはブランド名、商店等々の名前を変えられた、そういう方々もいらっしゃると思っております。

 また、日本でも、和歌山というのは、「はじめは和歌山」というものがたくさんあるんです。他郷に行って、「はじめは和歌山」ということで頑張っている方々もいます。例えば、濱口さんの系統の企業とかありますけれど、和歌山でも「はじめは和歌山」ということで頑張っておられる企業の方々もある。一部だけ取り上げて大変皆さんには申し訳ないのですが、例えば「玉林園」さんは抹茶入りアイス(ソフト)クリームを日本ではじめてつくられました。私は子供の頃からよくいただいていましたが、これが当たり前だとおもっていたのです。あのおいしいソフトクリームを、あの味のソフトクリームを一番はじめに味わえたのは、この和歌山県民だったということを、最近知って感慨ひとしおなわけです。

 それから、資生堂より古い化粧品会社があるというのも「そうだったのか」と思った企業もありますし、和歌山の洋式軍隊の発生とともに発祥した「洋靴」、そういう時代に民間初の洋靴工場を設立した「オカヘイ本店」さん。何よりも存続するためには「ものづくり」に、あるいは「そのお店の流儀」にこだわらないとなかなか紛れてしまってうまくいかないということだと思います。ある意味では、「頑固一徹さ」というのも大変大事だと思っております。先日、湯浅へ行かせていただいて「角長」さんの蔵、醤油の蔵のあの「カビ」を見せていただいて、これはちょっとポット出だけでは、なかなかあのカビをはやすだけでも大変と感じました。その蔵で綿々とお醤油をつくり続けられ、それを激しい商戦の中で頑張って生き延びて来られている。そういうような企業もたくさんいらっしゃいます。

 和歌山も全体としての雇用は伸ばさないといけないということはもちろんでありますけれど、それと共にやっぱり起業家を育てないといけないということも正しいかと思います。全国ブランド、あるいは全国企業の支店だけになったら我々の雇用も本格的ではないと思います。
 また今日お集まりの企業の皆様方を代表として、この立派な和歌山企業が和歌山の立派な文化の担い手だったということも事実であると思います。現在でもそういうリーダーを務めていただいている方がたくさんいらっしゃると思っております。そう言う意味で、今日の100年にまた新しい歴史を皆様方もそれぞれ加えていただくとともに、今度は次の100年の世代が、この外側からもまた育ってきて、それでどんどん企業王国和歌山ができていくということを祈念する、今日はそういう大切な日になったと考えております。

 あらためて中野会長には立派なこの企画を提唱いただき、また支えていただいた経済界の皆様に感謝申し上げると共に、今日お集まりのご表彰を受けられた企業の皆様のご健勝、ご発展、会場にお集まりの皆様方のご健勝を祈念いたしまして私の今日の喜びの言葉とさせていただきます。
 本当にありがとうございました。

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