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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

シンポジウム「紀南地域の活性化を目指して」

平成20年3月22日 御坊商工会議所/御坊市

 皆様、本日はご参集いただきまして本当にありがとうございます。
 和歌山は、様々な手段を通じてこれから元気になっていこうというところだと思っています。その様々な手段の一つが、海の良さというのを活かして頑張ろうということではないかと思っております。和歌山は、今、道路の話をよく申し上げておりまして、高速道路の整備率などが悪くて発展が思うようにいかないといった面がありますけれども、昔は、この紀伊半島においては廻船が高速道路であったりして、大変栄えていたと思います。例えば、川崎や横須賀に「さいか屋」さんという地元のデパートがあります。これらの「さいか」一族は江戸時代に廻船問屋をやっておられました。この御坊にも「堀河屋」さん(醤油の製造)がいらっしゃいますが、ご先祖さまは廻船問屋をやっておられました。新宮に行くと丹鶴城から下を見ると炭納屋(群跡)ってありますね。新宮は、廻船と炭を使って江戸中のエネルギーを牛耳っていました。また、紀伊国屋文左衛門さんの話や濱口梧陵さんの醤油の話とかたくさん色んなものがあって、昔は和歌山にいながら江戸だけでなく全国を牛耳る、そういうビジネスがたくさんできたと思っております。
 今、同じようなことを実施しようとしてもなかなかできないと思いますけれど、海を活かして、我々はもっと発展できるはずだということは間違いないと思っております。例えば海運ということを考えても、和歌山の港の海運業はものすごいものではありませんが、それぞれの地域の特性を活かして日高港や新宮港とかをもっと活かせるはずです。例えばクルーズ船を呼んでくるとか、バラ積み貨物の利用促進とか、そういうことがもっとできるはずではないかと思ってます。
 また、それぞれの地域で特色のある海の活かし方として、例えば最近では新宮港に「ちきゅう」という地球深部探査船を呼んできて、学術や防災面とか色んなものの拠点としていこうとしています。また、新宮の先の海の中にはメタンハイドレートが大量にあって、二階先生(衆議院議員)のお言葉によると、仁坂はそのうちアラブの富豪になるかもしれないと、決して私個人のことではなく和歌山県がという意味ですが、そういうポテンシャリティも秘めているわけでございます。
 また、和歌山は水産業がとても盛んでおいしいものがたくさんあり、皆様よくご存じだと思いますので、ここで紹介する必要もないと思いますが、ただ、最近漁獲量も減ってきて、単価もいまひとつというところの中で、水産業の方々が大変苦しんでおられる。もう一回盛り返すためには、例えば養殖であったり、水産業の再編であったり、マリンレジャーと一緒に組んで、全国の利用者を和歌山に集めて、和歌山の海の男達がその人達の世話をしようじゃないかとか、そういう議論があります。
 日高港には新エネルギーパークができまして、御坊の方にとってお国自慢がひとつできたと思いますけれども、こういう流れも大事にしていったらいいのではないかと思います。様々な可能性を秘めたこの海によって、海と共に発展する和歌山の姿というものを、今日は皆様と一緒に勉強させていただき、皆様と一緒に考え、行動し、和歌山を元気にしていきたいということを思いながら、私のご挨拶とさせていただきます。

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