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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

建設業協会新春懇談会

平成20年1月15日 ホテルグランヴィア和歌山/和歌山市

 新年明けましておめでとうございます。
 昨年は、この新年懇談会を欠席いたしましたが、今年このようにお呼びいただいて、皆様にお話できるのは大変幸せであると思います。
 今年6月から、いよいよ新しい公共調達制度が始まります。これについては、皆さん不安も感じておられると思うし、だいたいわかったわいということかもしれないし、なんかしけてるなぁというふうに思われるかもしれないし、いろんな思いを持っておられることかと思います。
 ただ、私どもとしては今の時点において、皆さんのような建設業界にとっても、また全ての県民の人たちにとっても、バランスを取って一番いい制度ができたかなぁと、そういうふうに思っています。
 ここまでは、四つの目標というものを掲げながら進めてきたんですが、うち一つは私自身が捕まらないということでしたので、それを除きますと三つ目標がありました。
 一つ目は、公共調達の合理性を向上して、県民の財産が無駄遣いされないようにしましょう。
 二つ目は、公共工事の質が大事なんで、これがないがしろにされないようにしましょう。
 そして三つ目は、和歌山の建設企業の発展ということが大事なので、これが阻害されないようにしましょう。
 この三つの目標のもとで、一番いいのは何かというのを、公共調達検討委員会で考えてくださいとお願いし、また自分たちも考えて作ったつもりであります。
 この三つの目標を達成する今回の制度以前のモデルは何であったかというと、ずっと和歌山県でも、それから全国でもやっていた、不公平を避ける「みんな仲良くモデル」だったと思います。不公平を避けるというのは、みんなを平等に扱うという制度だったと思います。当時は、法律はあったけれども不可抗力であるというふうな扱いを受けていたわけですが、これが駄目になった。これではいかんという時に、前の知事が登場していろいろやったので、捕まっちゃったと、こういうことだと思っています。
 新しい制度は、私たちの考え方としては、真面目に一生懸命頑張っている人が損をすることのないようにしなければいけない。不公平であってはいけないというのは当然なのですが、でももう昔のモデルには戻れない。昔のモデルに戻れない時に、どうやって公平な新しい制度を作るかというのが、去年の今頃から数ヶ月かけて、私たちが一生懸命やってきた努力なのでございます。昔に戻れないという前提のもとに、どうしたら皆さん方もまずまずやっていけるかなと、あるいはこれでなければやっていけないのか、ということを考えてきました。そして、セカンドベストの一番いいところをとったというような制度ができたと思っています。
 6月からその制度が施行されるわけで、今、皆さん方はそれに向けた格付けの申請をしていただいて、一生懸命やっているところでいらっしゃると、そういうことかと思います。
 総合評価制度の話が、先ほど矢部会長さんからございました。実は、総合評価の委員会が東京で昨秋ありました。これは自由民主党の特別委員会で、佐藤先生とか、あるいは脇先生とか、そういう国土交通省のOB、それから特に建設業界を応援してくださる方々の集まりなのです。そこへ他の自治体と一緒に私も呼ばれて、話をしてきました。他の自治体は、どちらかというと、予定価格と実際の成約率が何パーセントでございましたというようなことばっかり言ってるのですね。私は、何か変なことを言うとるなぁと思いながら、総合評価方式を採用する際に、和歌山の新しい制度がどういうふうに使われるかという話を一生懸命やりました。それは、今度の制度というのは、総合評価がものすごくやりやすいようになっているからです。
 私たちは一般競争入札を導入しますけれども、一般競争入札を導入するということは、怪しげな企業を排除できないという問題があります。怪しげな企業を排除するためには、入り口要件と、それから格付け要件で、立派な企業を正当に評価するということが必要であります。今回の制度では、そのような客観的な評価基準がすでに作られています。実は総合評価の前半の部分の評価というのは、いわば入学試験として皆さんの企業を評価する時に使ったものを、そのまま当てはめるわけなのです。そうすれば、実はあっという間に総合評価の計算ができるということになっているのであります。
 そういうことを、総合評価の委員会でいろいろご説明いたしますと、「え~」と言って、これぞモデルだと言って絶賛を受けて、脇先生のホームページで、わざわざ和歌山モデルもよろしいといって書いてくださいました。
 しかし、そういうところばかり強調すると、今度は世の中には、間違った考えと思いますけれども、建設企業を甘やかせてどうするかなどという人がまだまだいます。私たちはそういうつもりで全くやっていませんけれども、認めてくれる人は認めてくれるなぁと思って、ちょっと嬉しい気持ちもありました。
 ただ、新しい制度は6月からの実施です。この実施の過程で、皆さんが好・不都合に感じることもあるかもしれません。それから、思ったほど建設企業が成長できないというようなこともあるかもしれない。そういう時は、また出直しをしていかないといけないというふうに思っています。
 我々はいつも耳を大きく持って、それで業界の声を聞きながらやっていかないといけない。ここに例えば爆弾でもドカンといってですね、我々全員がふっとんでしまったら、和歌山の公共インフラの建設なんて全部ストップするわけであります。したがって、皆さんの話を聞きながら、皆さんと一緒に和歌山の公共インフラを作り、皆さんに和歌山の発展のために尽くしてもらうというのが、私たちの願いであります。
 そういう思いをもう一度お伝えいたしまして、皆様のご健勝と、それから当会の発展を祈念いたしまして、私のご挨拶とさせていただきます。
 どうもありがとうございました。

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