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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

和歌山県肥料協会新年協議会

平成20年1月11日 ホテルグランヴィア和歌山/和歌山市

 皆さん、明けましておめでとうございます。
 新年早々から日経新聞に和歌山の潜在成長率は全国で唯一マイナスであると出ていました。潜在成長率は人口の伸びと資本蓄積の伸びを加えて、それで予測をします。
 和歌山はご存じのようにずっと昔はいい線をいっていたが、その後、でこぼこがあり、人口推計も和歌山は減ってきているので、それをまっすぐ伸ばすと係数は減るし、資本蓄積も減ってしまいます。一方、成長すると、必ずインフレになるのに、そうなっていない。実は最新の経済成長で「県民所得の伸び」が年末に公表されましたが、実質成長率は6%、名目成長率は4.1%でありますので、まだ2%はデフレということになります。
 和歌山は決して潜在性が低いわけではなく、潜在性はたくさんありますので、潜在性を十分伸ばせば、和歌山はもっと元気になるはずだと思います。

 先ほど門先生から農産物の話が出ました。和歌山ほどたくさんのおいしい果実を作っているところはあまりありません。
 秋の初め頃、私は東京に柿のプロモーションに行きました。前日に着いて、スーパーに柿を買いに行きました。幸い和歌山の柿がどーんと積んであって、それを1つ買いました。隣にあった他県の柿を県ごとに1つずつ買って、少しずつ試食しました。
 結果は、断然和歌山の勝ちでした。しかし、同じ値段で売っているのはおかしいというのが私の結論でありました。これはブランドがまだまだ浸透していない、我々の潜在性が十分生かしきれていないので、同じ値段になっていると思います。
 和歌山のミカンも同じであります。ものすごくおいしいのですが、他県のものがわーっと入ってきて、いっぺんに値崩れになりました。このとき和歌山のおいしいミカンも残念ながら相場が下がってしまいました。
 一部の業界の人はもう、相場が下がらないような売り方をしておられる。だけど、全部の和歌山の産品が、他県がどうであろうと、和歌山のものというだけで名が通るんだというふうになっていないので、これも潜在性を十分生かしきれていないということだと思います。
 特に和歌山は販売において不十分なところがあるから、大いにこれから頑張って、皆さんが肥料を売って、その肥料でおいしい果実が実って、それが十分な収益につながるという循環を、販売のところに力を入れることによってなんとか作っていこうというのが、我が県の今の作戦です。
 この作戦がうまくいけば、もっともっと売れるようになって、作付面積も増えて、それで肥料もたくさん売れるかもしれない。そういうことになればいいなあと思っております。

 一方、原油高では、取引先等のことや配送のコストを考えると、皆さんはずいぶんご苦労されていると思います。
 そこで、年末に緊急に対策を打ちました。とりわけ、和歌山県は中小企業向けの政策金融を持っています。今回の件で一番使えるのは「セーフティネット融資」です。保証も含めてきちっとした制度ができている。しかし、運転資金はこういう事態は予想していませんでした。今までは販売が低下することによってひどい目にあったので、こういうときのセーフティネットというものはあったけれども、コストが急に上がってひどい目にあったというセーフティネットは今までなかった。それをあわてて作りまして、新年早々それが動いています。

 皆さんの業界で何か困ったということがあれば、県庁のエコ農業推進室か県民生活課が相談窓口となっていますので、何か困ったら言っていただいて、政策手段につなげていただくとよいと思います。
 我々は、これからは潜在性に自信を持って、元気を出して頑張っていけば、今は雨ですけども、そのうち晴れてぽかぽかしてくるのではないでしょうか。
 本日はお招きいただいてありがとうございました。改めて、新年おめでとうございます。

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