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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

道路特定財源関係諸税の暫定税率に対する県決起大会

平成19年12月27日 アバローム紀の国/和歌山市

 皆さんこんにちは。この広い会場が満員でございまして、後には立ち見の方もいらっしゃるということで、本県の方々の道路特定財源の確保に関する熱意を私も大変ひしひしと感じる次第でございます。
 本日はお集まりいただきましてどうもありがとうございました。主催者を代表いたしまして一言ご挨拶とご説明を申し上げたいと思います。
 我々はたくさんの道路需要を抱えていると考えております。その時に、この道路需要を賄えないような財源不足が生じるかもしれません。それはひとえに国の意思決定にかかっています。
 国といっても、政府与党はやってあげようということになっているんですけれども、野党はやめたらどうかというふうに言っておられる。
 これを和歌山県の立場から、何とかお願いして和歌山県の悲願を達成したい。これが本日の趣旨でございます。
 実は、今年は道路に関しては大変な年でございました。昨年12月頃でございましたでしょうか、政府与党で決定がありました。必要な道路は造るけれども、道路特定財源のうち、必要な道路を造った残りは一般財源に入れる、という意思決定がなされました。
 和歌山県はこれからという時であります。例えば、近畿自動車道紀勢線の紀伊半島一周、京奈和自動車道の早期完成、X軸ネットワークや府県間道路、生活道路などたくさんの需要がそこにあるわけですから、ぜひ必要な道路の中に和歌山が望んでいるような道路が入っていかなければ、我々は永久に生きる道が無くなるかもしれない。こう思いまして、春以来、道路懇談会をつくって理論武装をして、国に働きかけをして、今日お集まりの先生方にお願いして一生懸命努力をしてまいりました。
 その結果、道路中期計画の素案が出ました。紀伊半島一周の道路を造ってやろう、それから京奈和も早く造ってやろう、道路には一定程度のお金を回そうというふうに決めていただいた。
 あとはこれを実行するのみ、というところで暫定税率の話、それから道路特会の今後をどうするか、というような話が出てきた訳であります。
 私は、道路の問題は、建設の問題ではないと思っております。道路は、県民が生きていくためのチャンスを保証するものだと思っております。
 例えば、私に県知事になれとおっしゃった県民の方々は、企業を連れてこい、企業誘致だ、とおっしゃいました。だけども早く運べる道路がないところで、なかなかそれは難しいということは明らかであります。
 それから今、観光を盛んにしたいと思っております。農産物を売りたい。水産物を早く運んで高く売りたい。そんなふうに思っております。その時に、道路がきちんと整備されていない。特に高速道路網がちゃんと整備されていないところは、ものすごくハンディキャップを負って不利であります。
 他のところができているわけですから、そうでないところはとっても不利になって、ビジネスのチャンスがどんどん失われます。その結果、我々の子孫がどんどん和歌山から出て行く可能性がある。こういうことだと思っております。
 またその他に、道路は命の道路でもあります。病人が倒れたときに早く運べないで、助かる命でも助からないとどうなるのか、というようなこともございます。和歌山は、特に東南海・南海地震の脅威にさらされています。国道42号しかない道路が、いったん波をかぶれば動けなくなる可能性があるということであろうかと思います。そういうときに我々の命を助けてくれるのは、ちゃんとした道路のネットワークであろうと思います。
 我々和歌山県民の悲願がようやくかなえられようとしています。政府自民党、公明党の意思決定によって中期計画の素案がオーソライズ(公認)されました。
 これを、あとはできるだけ毎年毎年努力して造っていただくというところまで来たなとようやく思ったのですけれど、今、大問題が発生しております。
 暫定税率がなくなるとどうなるか。国全体で特定財源が2.7兆円なくなります。和歌山県全体でいうと、170億円なくなる勘定になります。その他、国の分もありますから、国の分で、例えば高速道路の整備が本当にできるだろうか、多分できないと思います。こうなると大変じゃないかというふうに私は思っています。
 ところが、そうでないという考え(暫定税率を下げる、または廃止する方が良い)の方もいらっしゃるようであります。それは、例えばガソリン代が値下がりして、それで日々の暮らしが助かるからいいじゃないか。それに対しては税金を払いたくないわけでありますから、多少共鳴する人もいると思います。全国で暫定税率を下げていいですかと言うと、下げてよろしいという人が過半数を占めているように感じます。
 しかしその人たちに、暫定税率を下げた結果、あなたの地方のネットワークは完成しませんがいいですかと聞いているかというと、決して聞いていないというふうに私は思います。そういう意味では、つかの間の幸せに酔いしれているときに、明日の発展の道が閉ざされて、我々の子孫が和歌山で暮らせなくなっていいのかということを申し上げたいというふうに思います。
 それから、道路は造ればいいじゃないか、暫定税率がなくなっても他にも道路を造る道があるよとこういうふうにおっしゃるむきもあります。
 しかしこの時代に2.7兆円の財源をどうやって保証していただけるのでありましょうか。ひょっとして消費税でも上げるというようなご提案でもあれば話は別ですが、何を切り詰めて捻出するんだ。到底信じられるものではないと思います。
 地方を大事にするというのは与野党ともに、今、皆さん約束していただいているところであろうと思います。だけど本当に地方を大事にしてくれるんだったら、和歌山の悲願をぜひ達成されるような形で地方を大事にしてほしい。でなければ、それは騙しじゃないかというふうに私は思います。
 皆さん、ぜひ、県民の皆さんでこういうような考え方をアピールして、与野党問わず国の皆さんにお願いをしたい。今日は和歌山県を代表する国会議員の先生方もいらっしゃいます。与党の先生方はもちろんのこと、野党の先生方も。大江先生(大江康広参議院議員/「道路特定財源に関する小委員会」座長)はそのために一生懸命、主張して下さっています。
 ぜひ、先生方に勇気を持って戦っていただくために、私たちは全員で力を合わせて訴えていこうではありませんか。
 どうもありがとうございました。

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