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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

連合和歌山定期大会

平成19年11月6日 ダイワロイネットホテル和歌山

 ただ今ご紹介にあずかりました和歌山県知事の仁坂でございます。
 私は和歌山県行政の責任者として、ありとあらゆる行政をやっていかなければならないんですが、経済政策についての究極の目標は、和歌山県内の雇用を増やすことと、皆様方働く人たちの所得を増やすことであると思います。それ以外の政策は今申し上げた目標に対する手段です。その目標に向かい、企業を誘致しなければいけないし、労働者の方々の働く環境も良くしていかないといけない。そういうことを施策として努力しています。
 和歌山県には最近ちょっと明るいニュースもあります。
 例えば、住友金属工業が第2回目の大型投資を行い、和歌山に高炉をもう一つ増やすということが発表されました。
 その他、技能のオリンピックなどで良い成績を上げる和歌山県の企業や学生が続々と現れています。
 それから、働く場という観点からも去年を上回る企業が和歌山に進出しています。まだ十分というところまでいっていませんが。
 先々月の毎勤統計を見て私はちょっと喜びました。なぜなら、9年ぶりに賃金がちょっと上がったからです。ところが2ヶ月経って新しい統計が出ましたら、また下がりました。
 有効求人倍率は随分と上がり近畿で3番目になりましたが、まだ1.00倍以下です。3番目ではありますが、他が悪いからであって喜ぶ話ではないと思っています。また、いろいろな解説があって、正規の雇用者が少なくて、パートの雇用が多いという議論もあるようです。ただ私はこのような議論はあまり生産的ではないと思っています。まず、働く場を増やすことによって需要を増やす、その需要が供給を上回れば、必ず賃金は上がってくるし、労働条件も良くなってきますので、引き続き必死に頑張っていかなければいけない。そのためには、連合のようなしっかりとした組織と一致団結してやっていく必要がありますので、我々と一緒に努力していただきたいと思っております。
 和歌山県はいろんな問題を抱えています。村上(連合和歌山)会長以下、できるだけたくさんの幹部の方とお話しをして、一緒に取り組んでいきたいと思っています。和歌山県が抱えている問題は和歌山県だけで全部処理できるというものではありません。例えば、県庁のことは県庁の予算で、市町村のことであれば市町村の予算で対処することができます。しかし、国の制度では、国を動かしていかなければ対処できないものがたくさんあります。そういうときには、もちろん和歌山県を代表して私たちは要求を出したり、時には反対をしながら、和歌山県のための政策を実現していかなければなりません。その場合は皆様方のご支援がどうしても必要になると思います。
 政策は、いろんな理由で、一人ひとりの受益者にとって、特に和歌山県のような地方に住んでいる受益者にとって辛いものもあります。これが、明らかにおかしいというところは直してもらわないといけません。
 これは成功した例だと私は思っていますが、和歌山県の医療、特に拠点病院の医療の崩壊を止めるために医者を増やそうとしたとき、平成9年と18年の閣議決定が立ちはだかりました。政府が医学部の入学定員を増やさないよう決めていたんですが、突っ張って認めてもらい、和歌山県立医科大学の入学定員を25人増やすことができました。
 今、問題になっているのは地上デジタル放送です。和歌山県では全国で一番多くの人がテレビを見られなくなる。国の政策変更によってテレビを見られなくなる恐れがある。これを許していては知事として恥ずかしいので、国の政策でなったことは国が責任を取ってほしいと言い始めましたところ、増田総務(内閣府特命担当)大臣にも考え方において相違はないと言っていただいております。
 それから大問題は道路です。私が知事選を迎えていたとき、政府与党の決定があり、必要な道路は中期計画に定めて造ることにして、残りの予算は一般財源に回すという決定でした。和歌山県はこれから紀伊半島一周の道路とか京奈和道路、山間部の道路、ネットワーク道路、府県間道路を造っていかなくてはいけない。まさにこれからというときに根っこを絶たれたら大変なので、ものすごい勢いで運動しています。それは皆様がこれから生きていく上で絶対に必要なことだと思います。皆様方のご支援をいただきたいと思っております。
 今度はまた、民主党の方から暫定税率を廃止しようというような意見が出てきました。これはユーザーにとっては良いんですが、我々のように、これからというような道路を抱えている県民にとっては、一大事です。全国の公共団体が暫定税率からいただいている収入は1.7兆円あり、これが消えてしまいます。和歌山県では約120億円、市町村を入れると全部で約170億円消えてしまいます。和歌山県の道路予算は500億円程度ですから約4分の1が消えてしまいます。地方重視と言っていたにもかかわらず、これが強行されれば和歌山県はたまったものではありません。
 その中でも本当に大変なのは、実は皆さんのような働く人たち、和歌山県で働く人たちではないかと思っています。
 和歌山県のために一致団結して、国の政策について一緒に意見を言っていきたいと私は思っています。そのためにも皆さんともっともっとお話をしなければいけないし、皆さんの声を聞いて、皆さんの本当の心を代表した政策をやっているかどうか、常に反省、自省しながら政策を続けていかなければいけないと思っております。
 今後とも、連合和歌山のご活躍とご繁栄を、併せて皆様方のご健勝を祈念いたしまして、私の挨拶とさせていただきます。

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