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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

わかやま商工まつり開会式・優良従業員表彰式典

平成19年10月13日 ビッグホエール/和歌山市

 皆さんおはようございます。仁坂でございます。
 本日は第59回わかやま商工まつり、おめでとうございます。
 59回というと、ものすごい年でありまして、こうやって見ますとお若い方々も前にずらっと並んでおられますが、私も昭和25年の生まれであります。したがって、第一回目の昭和24年から始まっていますので、随分昔から、こうやって和歌山の元気を皆さんが盛り立ててこられたんだなという思いが改めてします。
 和歌山は皆さんのご努力によって何とか生き延びておる訳ですけれども、なかなか元気でないところもあります。例えば、私も改めて統計を見てみてびっくりしたんですけれども、ここ30年位県民所得の伸びが47都道府県中最下位でありました。商工業の伸びも46位でした。そういう意味で、私は県知事として仕事を始めるに当たって、絶対にこの最下位とか下の方にいる伸び率をグッと上の方にしてやるぞと思いまして、いろいろと努力をしているところでございます。
 努力の目標は、私なりに考えますと2つあると思います。
 1つは、皆さんの活動の条件を良くするということではないかと思います。皆さん、お知恵とか、お力とかといったものは沢山あるかと思います。そういう意味で、ハンディキャップを負っていて条件が悪ければ損をします。したがって、損をしないようにするというのが、私たちの務めかなというふうに思います。
 例えば、ここ和歌山市とか海南市は関空にも近いし、高速道路は繋がっているし、まあまあだと思います。ただ、私の担当する和歌山県全域で考えると、海南より南は高速道路は片側一車線、もうすぐ田辺まで繋がりますが、現在はみなべでそれが閉じられています。京奈和も今作ってもらっているけれども、なかなかということであります。全国を見るとこういうところはちょっとしかないのであります。このスピードの要求される時代において、早く運ぶことでビジネスを構成しようと皆さんが企画されたとしても、ここにいてはできないというようなことがあっては、これは大変であります。同じようなことは通信にも言えると思います。ちゃんとしたブロードバンドが付いているというのが、例えばIT系のビジネスとか、そうでなくてもITを利用するようなビジネスの条件になると思います。これも一生懸命頑張っております。携帯電話も同じようなことだと思います。この4年間で全県下の全集落、全部に付けてやるぞ、こういうふうに思って努力をしています。そういうような条件を整えるというようなことが1つ。
 もう1つは、皆さんの創意工夫を刺激することだと思います。別の言葉で言えば、プロモーションという言葉になるかと思います。商工業については、皆さんのお気持ちあるいは皆さんのお力に関しては、何も言うことはございません。ここにいらっしゃるような沢山の企業がここ何十年かの間に、どんどん成長しておられると思います。
 ただ、農産物とか観光とか、和歌山県が恵まれているようなところについて、それを充分に活かしきっているかというと、まだまだという気もいたします。しやがって、農産物のアクションプログラムを作って、さあ攻めていこうというようなこともやっておりますし、県も地元の観光協会の方と一緒になって観光業振興のためのいろんな宣伝をしたり、お客さんを呼んで来たりというようなことを大いにやっていくことも必要かと思います。
 商工業については、特に今年は一歩進めまして、地元の資源、いろんな資源、資源というと一般的な言葉すぎますけれども、地元の長所ですね、こういうのを活かしてそれを発展させていく試みをしようというのが経済産業省の法律でできて、これを進めることになってます。それで、中小企業基盤整備機構からお金も出してもらって、県も出して、それから銀行にも多くのお金を出してもらって、基金を創るにしました。わかやま中小企業元気ファンドとういうことで、資源を活かして元気を出す企業にはここから補助金を差し上げて、「さあ、いっちょやろう」というふうに考えていくことにしております。
 その他、皆さんの中にはこれから事業を拡張しようというような方がいらっしゃると思います。だけど、ここにいらっしゃる皆さんだけで全てができるかというと、そうでもない。皆さんの取引先みなたいな企業もまた呼んで来た方が良いということだろうと思います。そういう意味で、企業誘致にも力を入れておりまして、タカショーさんが、例えば海南のインテリジェントパークに本社を造って下さるとか、そういう話が少しずつ、じわじわと出始めています。それから、何よりも住友金属がものすごい業績で、日本でも久しぶりに溶鉱炉を今造ってくれています。こういうのが、経済のメカニズムを通じてじわじわと皆さんの元気に繋がっていけばいいなというふうに思っています。
 皆さんのご努力もありまして、統計もちょっと良くなってまいりました。私は、毎月就任以来統計をじっと眺めてはため息をついておったのですが、例えば、有効求人倍率、求人数と求職者の割合なんですけれども、これが、0.97までいきました。とういうことは、まだ、求職者の方が多いんですけれども、ほぼ同じになってきました。それだけ、少しずつ仕事も出てきたのかなと思っています。
 それから、賃金はどんどん下がっていましたが、ただ、先々月の統計を見ますとですね、ようやく5人以上の事業所で賃金が対前年比でプラスになりました。賃金が上がるというと、経営者の方がいらっしゃるので「う~」と思われるかもしれませんが、だけどそれだけ払えるようになったということではないかと思います。ただ、今月の統計を見ると、またちょっと下がっていて、まだまだ風は冷たくてこれから頑張っていかないといけないと思っております。
 そういう時にこの和歌山商工まつりがあって、みんなで励まし合いながら、刺激を与えながらやっていこうという試みをやって下さったということを大変関係者の方々に感謝を申し上げたいと思っております。島会頭以下商工会議所の方々がこうやって和歌山を盛り立てていっていただくということは何よりも和歌山の宝ではないかと思っております。
 今日は大橋市長もお見えでございますが、大橋市長は財政が大変な中、和歌山のまちづくりに取り組んでおられます。このまちづくりも併せて、うまくいけば和歌山はもっともっと元気を取り戻すと思っております。
 先程の条件整備のところでいろいろと国にお願いしたりしております。その際に、世耕先生始め国会議員の方々に随分ご尽力いただいています。いちいち申し上げませんけれども、いつもお願いをして助けていただいているので感謝を申し上げないといけないと思っております。
 本日の大会は「ひらめき、ときめき、わかやま」というんだそうであります。和歌山県の事業者の「ひらめき」というのには、我々が意識しているよりも、もっとすごいものがあると私は思っています。和歌山で発明された、あるいは工夫されたもので、全国で今全体に拡がっているものは沢山あると思っております。ただ、これは「ときめき」、一生懸命やって最後まで実らせて大きく花咲かせるというような努力なくしては、この「ひらめき」だけでは和歌山に多くの雇用と多くの利益をもたらさないと思います。そういう意味で、「ときめき」というのは、とっても大事であります。「ときめき」というのは、私は成功した時にときめいちゃうというのがあると思いますが、実際に努力をしていて、ひたむきに頑張っている時とういうのが一番ときめいているんじゃないかなと思います。
 その「ひらめき」、「ときめき」を具現されて、一心に体現されて今日、表彰される方が沢山いらっしゃいます。お祝いを先に申し上げちゃいけないのかもしれませんが、お祝いを申し上げますとともに、もっともっと「ひらめき」と「ときめき」を大事にして和歌山を盛り立てていただきたいと思っております。本日は、お招きいただきまして本当にありがとうございました。

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