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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

第30回全国解放保育研究集会

平成19年9月23日 県民文化会館・大ホール/和歌山市

 皆さん、こんにちは。
 特に県外、全国から私ども自慢の和歌山県にお集まりいただきました方々に対しては、心から歓迎を申し上げたいと思います。
 第30回全国解放保育研究集会にいらっしゃいました方々、本当にありがとうございます。
 和歌山県は、今、司会の方から再建という話がありました。ここ和歌山は、古来から世界遺産の高野・熊野でも明らかなように蘇りの地でありまして、古の時代から、例えば京都で政治に従事している人、あるいは全国津々浦々で生活に苦しんでいる人、障害のある人、そういう方が、みんな熊野にやってきて、そこでなにがしの蘇りを受けるというような地でありました。この和歌山が昨年来、ちょっと恥ずかしいことになりました。こういうことでは、皆さんの対象であるところの純真な子ども達の心にも、なかなかいい影響が出ないと思います。
 したがいまして、去年起こりました前知事の逮捕に至るような、ああいう事件は二度と起こしてはいけないと思いまして、これは談合でありましたから、談合防止のためのシステム、公共調達の制度、あるいは県庁の中の規律の強化に、尽力してまいりました。これは、ほぼ完成の域に近づいています。私を含め、ちょっと悪いことをしようものなら、直ちにわかってしまうという制度がほぼ完成しています。
 ただ、再建はこれに尽きるものではありません。
 一つは、恒産なき者は恒心なし(孟子「滕文公篇」定まった財産や決まった職業がない人は心も安定しない)という言葉がありますように、ちょっと不振でありました和歌山の経済を立て直して、親御さんがみんな元気に子どもを育てることができるようにしなけりゃいけないということも緒についたばかりであります。
 それからもう一つ、安心・安全というのは、何事にもまして大事であります。皆さん、子どもを一所懸命育てておられて、頑張っておられる。そういう方々のご努力に制度的に県政もきっちり応援していかないといけないということを心がけながらやっているところであります。
 繰り返しになりますが、子ども達はみんな元々、正義と優しさの心のある汚れのないものであります。その汚れのない子ども達を、そのまますくすく伸びるようにしてくださっているのが、皆さんだと考えております。
 そういう意味で、子どもさん達の心にですね、例えば社会の矛盾などが忍び込んではいけないし、あるいは、貧困により子どもさんが皆さんのところに入れないということがあってはいけない。それから、いじめや、ちょっと最近起こっているような忌まわしい犯罪に巻き込まれるようなことから子どもさんを守らないといけない。そういうことで、私ども県としても、県の次世代育成支援行動計画である「紀州っ子元気プラン」とか、そのほかの施策もやっていますし、あるいは市民、県民みんなこぞって協力し合いながら、いろいろな子どもさんを守るような工夫をしています。例えば、街角をちょっとご覧いただきますと、犬のお巡りさんみたいな可愛らしいイラスト(「きしゅう君の家」のステッカー)を貼った家々があるんですが、何か道で変なことがあったら家の中に逃げ込んでいらっしゃいということを協力してくださる方々が、この和歌山には沢山います。
 それから、先ほどはちょっと恥ずかしいことを言いましたけども、恥ずかしくないことは和歌山には沢山あります。例えば、「おどるんや~紀州よさこい祭り」というお祭りがありまして、私も今年初めてよばれて、見させていただいたのですが、そのなかで障害のある子どもさん達が一連出る、そういう「連」というんですが、一つのグループがありました。子どもさん達も一所懸命踊っていました。また、子どもさん達を指導する先生方が一所懸命やっておられるのを見て、涙が出る思いでありました。
 こういう和歌山で、皆さん是非、意見を交換していただいて、そして子ども達を守るにはどうしたらいいのか、あるいは守るための自分達の努力に加えて、社会的な制度はどうなっていたらいいのかというようなことを、是非いろいろな角度からご議論いただきたいと思っております。
 和歌山で、この大会に参加しておられる方々からその成果を聞いて、県政をさらに良くしていって子ども達を守る。それでまた皆さんも地元に帰られて、そういう勉強の成果を子ども達をお育てになるときに活かされる。そういうことが期待できるとしたら、これに勝る喜びはないと考えております。
 全国からいらっしゃいました皆さんの今回の大会におけるご活躍とご健勝を心からお祈り申し上げまして、歓迎の意を込めて、私のご挨拶とさせていただきます。
 本日は、本当にありがとうございました。

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