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寄稿・提言・訓辞・挨拶集

新聞・雑誌等への投稿や、各種行事での講演・挨拶、政府への政策提言等を通じて、知事の考え方や政策を紹介します。

全国旅行業協会近畿地方協議会合同会議

平成19年9月19日 東急イン/和歌山市

 ご紹介にあずかりました、仁坂でございます。ただいま議会中でございまして、本会議が終わりましたので参りました。

 私は、全国旅行業協会に大変恩義がありまして、何が恩義かというと、実は前職のブルネイ大使の時に、ブルネイと日本の観光交流をもっと盛んにしようと思いました。しかしブルネイは日本ではほとんど知られておりません。どこにあるのかという感じです。それなら、旅行パッケージを作ってみればどうか。ぜひブルネイに来ていただいて、それで味わっていただこうと。こういうお話を、たまたま郷土の代議士であります二階先生に申し上げました。就任したのが2003年なんですが、半年後に全国旅行業協会を中心とする大ミッションがブルネイに来てくださって、それ以来いろいろなところに少しずつブルネイのパッケージの旅行プランが出るようになりました。来年の4月くらいからまた、直行便が復活するらしく、どんどんブルネイと日本との間の交流が盛んになっています。そういう意味で恩義があります。
 そこで、恩義をもう一度、お与えいただきたい。これが和歌山県であります。皆さんは近畿地方の方々でありますので、和歌山のことをよくご存じかと思いますが、海岸線を走っていても、こんなに綺麗なところはないなと思いますし、渓流はいっぱいありますし、それから森林もたくさんありますし、数々の温泉地を抱えていますし、パンダが8匹いて、もうすぐ6匹になりますけど、中国を除いて世界中で大体30匹ですから圧倒的にナンバーワンであります。それから世界遺産、高野・熊野の霊場があります。高野山の財宝、こういうことを言うとちょっと下品なんですが、(貸し出すときの保険料を計算すると)金銭的価値に換算して70兆円だそうです。白浜では、南紀白浜空港から東京に飛行機が飛んでいますが、東京の人は、そんなもんあったっけ?と時折言うんです。だけど、考えてみたら東京の人にとって白浜温泉は日本で2番目に近い温泉地なんですね。1番目は熱海なんですが、箱根に行くよりは白浜へ飛んだ方が時間的には早いということなんです。というようなことがたくさんありまして、もっと言うと、国宝が6位、重文(重要文化財)の数が7位、おいしい果物、魚などがたくさんあるんですが、どうもまだまだ実力を出し切れていない。

 先ほど、観光局長から色々とお話を申し上げたと思いますが、今日は「ほんまもん体験」のお話を中心にしたと思います。ただ、これから和歌山県を売り出していく方策は何もこれだけではありません。8つのことを売り出そうということで、観光振興アクションプログラムを作りまして7月に発表しました。世界遺産を売り出す、温泉を売り出す、ほんまもんや田舎暮らしを売り出す、歴史・浪漫を売り出す、いろんなお祭りがありますからそういうのを中心にして四季折々の魅力を売り出す、食を売り出す、自然を売り出す、それから産品を売り出す。こういうのを知恵をしぼって売り出していきます。それから、ターゲットを近畿圏と中部圏と関東圏と海外に絞って大いにプロモーションしていきます。それから、もてなしの気持ちを忘れたらもう二度と来てくれないわけですから、そういうことも努力していきます。こういう総合的なプランを作ってこれから頑張っていこうと思ってるところであります。

 今、小畑さん(国立大学法人和歌山大学副学長)の方からお話がありましたが、和歌山大学に観光学部が、たぶん沖縄と一緒だと思いますが、日本の国立大学で初めて設置されます。そこで学びながら観光を売り出す、売り出す術からまた学ぶ、というようなことが和歌山でできていくことになっています。
 そこで、実は、期待が高まっていますが、着地型の観光プランニングというのが一種のブームになりつつあると思っております。従来はどちらかというと発地型の企画が中心となっていたかも知れませんが、これからは着地型でやっていこうということです。ただ、着地型の一つの欠点は、お客さんが必ずしも周りにいないということではないかと思います。自分たちが魅力を知っているから、特徴あるプランが作れる。だけどそれをどうやって売っていくか。そのときにANTA(社団法人全国旅行業協会の略称)が頼りになるかと思います。というのは、皆さんも同じような観光資源を各県で持っている。そうすると、和歌山の人もそういうところにどんどん行けばいい。そして皆さんの方からもまた和歌山に来てくれる。それは皆さんのような組織を生かして、和歌山の企業とそれから各県でそれぞれ頑張っている企業がタイアップして、お互いに有意義な関係になって、それぞれのグループをお客様に宣伝していっていただければいいかなというように思います。
 そういう意味で、全国旅行業協会は、私にとって恩人であるというわけでありますが、もう一度是非和歌山のために恩人になっていただきたいと思い、今日は(議会が)終わってすぐに駆けつけて参りました。どうぞ皆さん、和歌山の方と組んで、お互いに大いにビジネスをやっていただければと思います。和歌山の良さをたっぷり楽しんでお帰りください。
 本日はどうもありがとうございました。

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