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議会説明要旨

県議会での知事説明要旨を紹介します。

平成23年5月臨時会

平成23年5月12日

仁坂知事あいさつ

 統一地方選後、初めての臨時会を招集いたしましたところ、お忙しい中ご参集いただき厚くお礼申し上げます。開会に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。
 議員各位におかれましては、今回の県議会議員選挙におきまして、県民の信任を得て、見事に当選を果たされましたこと、心からお慶びを申し上げます。
 県経済の活性化、農林水産業の振興、福祉や教育の充実など、それぞれに県政にかける抱負や意気込みをお持ちのことと存じますが、「和歌山の発展のために頑張る」という思いは一つだと思います。私も思いは同じでございますので、皆様と心を一つにして、「元気な和歌山」づくりに邁進してまいりたいと考えております。

 さて、去る3月11日に、「東北地方太平洋沖地震」が発生し、東北・関東地方を中心に甚大な被害が発生いたしました。震災によりお亡くなりになられました多くの方々とそのご遺族に対しまして、謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様方に心よりお見舞いを申し上げます。
 県といたしましては、被災地の皆様を支援するため、私を本部長とする「被災地支援対策本部」を設置し、直ちに災害派遣医療チーム( DMAT ディーマット )や防災ヘリを直ちに現地へ派遣するとともに、岩手県災害対策本部へも職員を派遣し、被災地の要請に応じて、人的・物的両面にわたる支援を行ってまいりました。
 特に、被災者への支援に際しましては、志の高い県民の方々が被災地でのボランティア活動に参加して下さったのをはじめ、心ある多くの県民の皆様や県内企業からたくさんの義援金や救援物資を頂戴いたしました。心から厚く御礼を申し上げますとともに、人が困っている時に力になりたいと思って下さる心温かい県民の方々が、こんなにも大勢いらっしゃるということに、私も大変感激いたしました。今後も引き続き、県民の皆様の温かいお気持ちが被災地の方々に届くように全力で支援してまいります。
 なお、これらの支援を行うにあたり急を要しましたので、平成22年度並びに23年度予算の専決処分を行いました。今議会にご報告させて頂いておりますので、ご承認頂きますようにお願い申し上げます。
 また、本県におきましても、幸いにして人的な被害は免れたものの、養殖施設の破損や養殖魚の流出等、約10億円もの被害が発生いたしました。被害を受けられた漁業関係者の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。県では、漁業振興資金による運転資金の融資をはじめ、借入資金に対する利子補給や保証料に対する補助などの負担軽減措置をいち早く決定し、漁業経営に支障が生じた漁業者を支援することとしたところであり、他にも、国の補正予算を活用しながら、震災によって被害を受けられた皆様に対する支援を行ってまいりたいと考えております。
 今回の震災は、これまでの想定を大きく上回る凄まじいものでございました。東南海・南海地震の脅威にさらされている本県といたしましては、これを教訓として、今後の対策に活かすため、直ちに現行の防災・減災対策の総点検に着手したところでございます。まず、これまでの避難場所が適切かどうか緊急点検・見直しを行い、避難方法を県民一人一人が自覚できるよう徹底するとともに、災害時要援護者を支えて逃げる取組を地域の中で考えるなどの避難対策や、耐震診断・耐震補強・家具の固定などの減災対策等について、現在の被害想定を基に強力に推進してまいります。こういった短期の緊急点検については6月中を目処に、また、予算措置や被害想定の見直し等が必要となる中・長期の対策については「専門家会議」のご意見を承りながら、とりまとめを行ってまいります。
 さらに、本県には東南海・南海地震への備え以外にも数多くの課題が残されております。「働く場の確保」をはじめ、道路ネットワークの整備、人口減少の問題、少子高齢化の進展やそれに伴う過疎化の進行等々、山積する県政の諸課題に対して、ひるむことなく真正面から立ち向い、県民の皆様が安心して、豊かに暮らせる「和歌山づくり」を進めていかなければなりません。
 また、来る22日には、天皇皇后両陛下のご臨席を賜り、「第62回全国植樹祭」を開催いたしますが、林業の神「 五十猛命 いたけるのみこと 」が まつ られた紀州「木の国」の地で、「国際森林年」に当たる重要な年に「全国植樹祭」を開催することは、誠に意義深いことであり、これを立派に成し遂げ、本県の名を高めていかなければなりません。
 これらの取組を進め、本県を発展へと導くためには、県民の代表たる県議会の皆様と県当局が、日頃から十分なコミュニケーションを図りながら、「車の両輪」の如く一体となって県政を進めることが何よりもまず重要であります。希望に満ちた和歌山の輝ける未来を皆様とともに切り拓いてまいりたいと考えておりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げる次第でございます。
 結びに、議員各位の今後の益々のご健勝とご活躍を心からご祈念申し上げまして、開会に当たってのごあいさつとさせて頂きます。

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