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議会説明要旨

県議会での知事説明要旨を紹介します。

平成22年12月定例会

平成22年11月29日

仁坂知事あいさつ

 平成22年12月定例会にご参集いただき、厚くお礼申し上げます。
 ご審議に先立ちまして、議長のお許しを頂きましたので、二期目を迎えるにあたってのごあいさつと今後の県政運営の基本的な考え方を申し上げたいと思います。

 私は、昨日の知事選挙におきまして、県民の皆様方から多くのご支持を頂き、引き続き県政の舵取りをさせて頂く運びになりました。
 誠に、ありがとうございました。
 今回の選挙は、私がこれまでの四年間に、県議会議員各位をはじめ県民の皆様方のご支援・ご協力を頂きながら、職員と一丸となって進めてきた「元気な和歌山」を創造する県の取組に対する「県民の審判」と考えておりましただけに、私の考えを理解し、そして応援して下さった皆様や、ともに苦労を分かち合ってきた職員の名にかけて、絶対に負けられないとの強い覚悟で戦ってまいりました。
 激しい選挙戦を終え、当選確実の一報を受けた瞬間、これまで私を支えて下さった皆様方への感謝で胸が一杯になると同時に、私に与えられた職責の重さに身が引き締まる思いでございました。
 私は、この選挙期間中、県内各地を隈無く回らせて頂き、たくさんの県民の方々とお会いしてお声を聴かせて頂きましたが、県民の方々が、長く厳しい景気低迷の中で、お仕事に、日々の生活に、本当に大変な思いで、歯を食いしばって頑張っておられることを身をもって改めて実感をいたしました。
 同時に、県庁が一丸となって、この状況を何とかして打破しなければならない、さらには、将来の発展を見据えた実効性のある政策を推進し、何としても「和歌山を元気」にしていかなければならないという強い使命感がこみ上げてまいりました。
 私は、この県民の熱い期待に応えるために、私の持てるあらん限りの力を出し尽くし、全身全霊をかけて和歌山県の発展のために取り組んでまいる覚悟でございます。
 県議会議員各位におかれましては、どうかこれまで以上のご支援、ご協力を賜りますように心よりお願い申し上げます。

 今後も引き続き、100万県民の皆様と一体となって、二期目の県政を進めていくわけですが、私が知事就任当初に申し上げた「県民の皆様のご意見を聞くことが出発点である」そして、「県民のための県政を行う」という2つの基本姿勢は、いささかも揺らいでおりません。
 これまでの四年間も、常にこのことを肝に銘じ、県政に携わってまいりましたが、今後も初心を忘れず、この姿勢を貫いてまいります。

 次に、第二期県政の政策の基本的な考え方について、ご説明させて頂きます。
 私は、今回の選挙で「和歌山を元気に あたたかい改革」をスローガンに掲げ、4つの政策を実行し、実現すると県民の皆様にお約束いたしました。

 第一に、「働く場をもっと増やす」ことでございます。
 県経済が活性化し、地域が活力を取り戻すためには、まず県民お一人お一人が、不安なく、豊かな生活を送れるようにしなければなりません。
 また、本県の人口が100万人を切りましたが、その大きな要因の一つが人口の流出であり、この4年間で、かつては年間5千人程度あった流出を、2千人程度にまで抑えることができましたが、これを増加に転じさせるようにさらに頑張っていかなければなりません。
 そのためには、県民の生活を支える「働く場」がもっと必要であります。
 このため、中小企業や農林水産業、観光業など本県の経済を支えている産業振興や企業誘致など、新たな雇用を産み出し、「和歌山の元気」創造につながる分野において、県庁の英知を結集し、日本一といわれる振興策を講じてまいります。

 第二に、「県民の安全安心を守る」ことでございます。
 すべての県民にあたたかい県政でありたい、つらい人々や困っている人々に優しい県政でありたい、これが私の願いであります。
 特に、福祉・医療など、県民の生活に密着した安全安心の施策は、一歩たりとも後退させるわけにはいきません。
 紀州3人っこ政策や県立医大の定員増など、従来から県政の最重点課題として取組を進めてまいりましたが、今後もさらなる充実を図ってまいります。
 例えば、ヒブ・ワクチン等の接種によって、尊い子どもの生命を守れるのならば、何としてでも自己負担の軽減を実現したいと考えます。
 さらに、人権や防災、治安対策も同様に絶対後退させてはなりません。
 県民の身の回りで起こっている様々な出来事に常に感性を研ぎ澄ませながら、きめ細かい対策を講じ、安全安心の更なる向上に努めてまいります。

 第三に、「和歌山の活力と品格を高める」ことでございます。
 県の将来を考える時、忘れてはならないのが、将来を担う「人づくり」であります。
 和歌山で学び、育った子どもたちが、和歌山で生まれたことを誇りに思い、やがて大人になった時に、それぞれの個性を発揮しながら、和歌山のために活躍してくれる、
そんな子どもを育てる教育を進めたいと考えております。
 さらに、子どもだけではなく、すべての県民の方に和歌山に住んで良かったと感じて頂けるように、スポーツ・文化の振興、自然環境、歴史・文化資源の保全、都市の再生等、活力と品格のある和歌山づくりを進めてまいります。

 第四に、「県民の伸びるチャンスを増やすインフラを充実する」ことでございます。
 紀伊半島という国土幹線軸から離れた不利な立地条件によって、これまで、わが県の道路整備は遅れてまいりました。
 そして、この道路整備の遅れが、発展のために必要な企業進出などの大きな阻害要因となり、本県の伸びるチャンスが長年奪われてまいりました。
 特に、紀伊半島を一周する近畿自動車道や紀北の主要都市を結ぶ京奈和自動車道については、私が四年前に就任してから、国へ何度も足を運んで必要性を訴え、時には国の責任において早期に整備すべきだと激しく詰め寄り、かなり前進させることができておりましたが、やっとこれからという時に、政権交代によって公共事業予算が大幅に削減されるなど、今後の事業推進の大幅な遅れが懸念される厳しい状況となっております。
 県民の悲願であるこれらの道路整備の早期実現に向けて、今後も引き続き、国に対して高速道路の必要性を訴え、事業促進を強力に働きかけてまいります。
 また、府県間道路や生活関連道路などの整備も重要でございます。
 特に、一期目に取り組んできた「X軸ネットワーク道路」につきましては、概ね整備が完了しましたので、引き続き、各生活圏の「背骨」にあたる県内の主要河川沿いの道路を「川筋ネットワーク道路」として重点的に整備を進めてまいります。

 今、我が国は、人口減少や少子高齢化の問題、地球規模での環境の問題等、長年の懸案課題に加え、急激な円高が我が国経済に与える影響や領土問題も含めた国際関係の緊張の高まり等、喫緊の課題が山積し、重要な局面を迎えております。
 本県も同様に、乗り越えなければならない課題が山積しており、県行政は一歩たりとも立ち止まることは許されません。
 引き続き、足下の経済雇用情勢への対応に万全を期すことはもちろんのこと、東南海・南海地震など大規模災害への備えや少子・高齢化対策、福祉・医療の充実等についても着実に進め、安全・安心をより強固なものにしていかねばなりません。
 さらに、来年に迫った全国植樹祭を立派に成し遂げるとともに、5年後の紀の国わかやま国体の開催に向けた準備を着実に進めるなど、全国から注目を集めるビッグ・イベントを成功に導き、和歌山の名を高めてまいります。
 また、新たな地方分権時代への対応も極めて重要な課題でございます。
 先の9月議会でご承認頂いた「関西広域連合」については、まもなく設立が許可される見込みとなっており、今後、広域連合において、関西全体の発展に向けた取組がスタートいたしますが、本県も積極的かつ主体的に参画し、この取組を本県の発展に繋げるように努力してまいります。

 次に、県がこれらの課題に対応するための施策を実行していくためには、県財政の健全性が確保されていなければなりません。
 これまでの四年間で、私が就任後に策定した「行財政改革推進プラン」に基づき、職員数の削減や事務事業の見直しなどの行財政改革を着実に進めてきた結果、持続可能な財政運営の確立に向けた道筋が見透せるまで財政の健全化を図ることができたと自負しておりますが、長引く不況の下で税収の先行きが不透明なことや、地方交付税が将来にわたり安定的に確保されるかといったことを考えますと、今後も行財政改革に取り組み、財政の健全化に努めていく必要があります。
 そして、その改革は県民にとって「あたたかい改革」でなければなりません。
 つらい思いをしている方や遅れた地域のことを常に念頭に置き、行政サービスをできるだけ低下させないように配慮してまいります。

 以上が私の二期目の県政にあたっての所信でございますが、議員各位におかれましては、どうか私の考えにご理解、ご賛同を賜りますようお願い申し上げますとともに、県民のための県政を、県当局と県議会が車の両輪となって一体で進めていけるように、これまで以上のご指導、ご鞭撻を賜りますよう衷心よりお願い申し上げ、ごあいさつとさせて頂きます。
 ありがとうございました。

議案関係

 ただいま上程されました諸議案について、ご説明申し上げます。

 初めに、予算関係についてでございます。
 議案第134号一般会計の補正予算額は、9億49百万円余となっており、その主な内容についてご説明申し上げます。
 まず、国の経済危機対応・地域活性化予備費を活用することにより、医療施設耐震化臨時特例基金を積み増し、平成23年度において二次救急医療機関の耐震化を進めることとしております。
 次に、森林整備加速化・林業再生基金を積み増すとともに、本基金を活用し、製材工場等が行う間伐材等の加工・流通に必要な機械の導入や木質バイオマスボイラーの設置に対して支援を行うこととしております。
 また、国体に備えた秋葉山公園県民水泳場の建て替えや公の施設の指定管理者による管理経費等について、債務負担行為を設定しております。

 続きまして、条例案件等について、その主なものをご説明申し上げます。
 議案第135号は、知事等の期末手当を国の特別職等に準じて引き下げるものであり、議案第136号から第142号までは、去る10月13日の県人事委員会の勧告に基づき、一般職の職員の給与改定を実施するために関係諸条例の改正をお願いするものでございます。
 次に、議案第145号及び第146号は、南紀あけぼの園等の県立福祉施設8施設を社会福祉法人和歌山県福祉事業団に移管するため、所要の条例改正等を行うものであり、議案第151号は、同事業団にこれらの施設に係る建物を譲与することについて、議決をお願いするものでございます。
 また、議案第152号から第166号までは、公の施設に係る指定管理者の指定について、議案第167号は、工事請負契約の締結について、議案第168号及び第169号は、工事請負変更契約の締結について、それぞれ議決をお願いするものでございます。

 最後に、諸報第15号から第23号までは、地方自治法第180条第1項の規定による委任専決処分報告でございます。
 何とぞ、ご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。

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